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ワークマンが欠品ゼロを目指し人気商品の生産量10倍に リカバリーウェア強化

Video by: FASHIONSNAP

 ワークマンが、2025年秋冬新製品発表会を開催した。同社の土屋哲雄専務がプレゼンテーションを行い、人気商品の欠品ゼロを目指して生産数を10倍にするなど、今後の成長戦略を披露した。

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 プレゼンテーションの冒頭で土屋専務は、これまでワークマンではペルチェベスト空調ウェアなど、数々の人気商品を世に送り出してきたものの、即完売が相次いでいたことで商品を求めるユーザーに届いておらず、顧客満足度が極端に低下していたことについて言及。それを反省したうえで、対策として人気ブランドの約10分の1という低価格で注目を集めるリカバリーウェアの「メディヒール(MEDIHEAL)」や、EXILEのTAKAHIROが監修したワークウェアなど4カテゴリーを重点製品と位置付け、それぞれ前年比で8〜10倍の数量を生産することを発表した。

ワークマン2025年秋冬新製品発表会

Image by: FASHIONSNAP

 これまで同社には在庫をできるだけ持たないという方針があり、商品が大ヒットしたとしても次年度の生産量は1.2倍程度に留まっていたが、「断熱ウェア」と銘打って2024年秋冬に新発売して完売した「エックスシェルター(Xshellter)」は、2025年秋冬では前年比8倍の125万点、総額50億円分を生産。メディヒールは2025年秋冬は200万点、2026年春夏は330万点を生産し、年間で530万点を販売することで、リカバリーウェア業界トップの売上を目指すという。大量に生産した商品を保管する拠点として、同社の創業の地である群馬・伊勢崎と岡山に合計300億円を投資。それぞれ2万5000坪の倉庫を新設することも併せて発表された。

ワークマン2025年秋冬新製品発表会

Image by: FASHIONSNAP

 また、2030年度を最終年度とした中期成長ヴィジョンの骨子として、2025年5月に発表した海外直営店事業についても言及。2030年に25店を出店する台湾では、エックスシェルターに代表される機能性の高いワークカジュアルウェアを軸に展開する。バイク通勤が多い台湾では機能ウェアの高い需要が見込めるという。

 土屋専務は同社のミッションを、機能と価格に新基準を打ち立てることで「全てをコモディティ化(商品の市場価格が低下し一般的な商品になること)する」ことにあるとし、今後は在庫を大量に持つことで、いつでも気軽に人気商品を試せるようにすると話した。

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