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繊研plus90年代後半から00年代にかけて、本紙にストリートスナップの記事をたびたび掲載していました。30年近く前の、都会の一瞬を切り取っただけの記事ではありますが、その背景を店や企業に取材し、ときには売り上げなどの数字も入れていて、当時の商売の動きも少しわかります。“平成リバイバル”など様々なレトロが注目を集めている昨今、改めて読み返すことで、ビジネスに通じるヒントが見えてくるかもしれません。ベテラン記者が振り返ります。
※本文は読みやすく直しています。社名やブランド名などは原文のまま掲載します。
革サンダル ポストスニーカーを独走
1997年6月25日付

スニーカー一辺倒だったストリートで、素足にサンダルを履いた男性が目立っている。スポーツサンダルやビーチサンダルではない。デザイナーブランドのおしゃれな革のサンダルだ。五分パンツに合わせたり、すっきりした三つボタンジャケットとストレートパンツにサンダルという人も。
さりげなく履いてはいるものの、価格は2万~4万円。「グッチ」「ダーク・ビッケンバーグ」「ドルチェ&ガッバーナ」「タケオキクチ」「コムサデモードメン」など。
店頭では「売り切れ御免状態」。エディフィス(東京・神宮前)では「ケタ違いの伸び」(プレス・阿部浩さん)とかで「革サンダル一つで今年っぽさが出せるため人気が集中した」と見ている。
《記者メモ》
「スニーカー一辺倒」は今と同じですが、この後で革サンダルに移行するとは考えられないのが今と違うところです。
(赤間りか)
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