
トレンドカラーの展示を熱心に見て回る来場者も目立った

ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus9月15日に開幕したプルミエール・ヴィジョン(PV)パリ。26~27年秋冬のトレンドテーマは「コネクション」だ。クラシックと最新技術など、異なる要素や文化の組み合わせは、「分断の深まる現代へのアンチテーゼ」(デゾリナ・ズーターPVファッションディレクター)でもある。カギは、よりダークな色。グラフィカルで強烈、パンクのような反骨精神を表現した。
来シーズンを占うトレンドコーナーは今回「プロスペクティブエリア」として刷新。香りやメイクアップなどの企業との協業が目立ち、五感でトレンドを感じるような仕組みが施された。組み合わせることで良い影響を与え合うような、ファッションのポジティブな側面に焦点を当てた。

刷新したプロスペクティブエリア
エコレスポンシブル(環境への責任)も引き続き大きなテーマ。エコを自分自身を満足させる取り組みと捉え、「テンセル」やリヨセルといった肌触りの良い快適な素材に注目。自然とのつながりという意味でボタニカルな装飾やモチーフを使った生地も展示した。そのほか、スポーティーな高密度織物にトラディショナルな柄やデコラティブなプリントを施した素材なども面白い。
色はダークな、濃いえんじのようなブラックレッドやブラックブラウン、ブラックカーキなどで力強さや反骨性を表現した。一方で温度が低めのニュートラルカラーも継続すると見る。
(パリ=三冨裕騎、写真=チェ・ミンキョン)
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