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「イザベル・マラン」クリエイティブディレクターを長年の右腕 キム・ベッカーに引き継ぎ

Video by: FASHIONSNAP

 デザイナーのイザベル・マラン(Isabel Marant)が、自身の名を冠したブランド「イザベル・マラン(ISABEL MARANT)」のクリエイティブディレクターをキム・ベッカー(Kim Bekker)に引き次ぐことを発表した。ベッカーは創業デザイナーの精神を継承しつつ、現代的な視点でブランドをさらに進化させていく。

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 イザベル・マランは1995年にパリで創業。都会的かつボヘミアンな要素を組み合わせ、肩肘張らない「パリジェンヌ・スタイル」を提案してきた。フリンジやスタッズをあしらったデザインや、2010年代に発売され世界的にヒットしたウェッジソールシューズの「ベケット」などで知られる。

 今年でブランド創業30周年を迎える節目にあたり、20年近くマランの右腕としてコレクション制作に携わってきたオランダ人デザイナーのキム・ベッカーにクリエイションを託すことを発表。現地時間10月2日に発表された2026年春夏コレクションはベッカーの手によるもので、ショーのフィナーレにはベッカーが登場し、マランの姿はなかった。

 同氏はこれまでにもフィナーレで挨拶するなど、引き継ぎは数年にわたり準備されてきたことであり、至って自然な流れだったという。マランは今後もブランドに関わりつつも、日々のデザイン業務からは一歩退き、全体を監修する役割を担う。

 同様のケースとして、「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は創業40周年を前に、創業デザイナーからインハウスの生え抜きデザイナーであるジュリアン・クロスナー(Julian Klausner)にバトンが渡され、今年から同氏がブランドの指揮をとっている。

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