「繊維to繊維」の資源循環システム構築へ 帝人フロンティアや東レなど繊維メーカーがコンソーシアムを設立

「Consortium for Fiber to Fiber(CFT2)」による廃棄衣料品の資源循環の取組みイメージ
Image by: 帝人

「Consortium for Fiber to Fiber(CFT2)」による廃棄衣料品の資源循環の取組みイメージ
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「繊維to繊維」の資源循環システム構築へ 帝人フロンティアや東レなど繊維メーカーがコンソーシアムを設立

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帝人フロンティア、倉敷紡績、東レ、日清紡テキスタイル、日本毛織の繊維メーカー5社が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)と手を組み、廃棄衣料品をもう一度繊維として再利用する「繊維to繊維」の資源循環構築を目指し、コンソーシアム「Consortium for Fiber to Fiber(CFT2:シーエフティーツー)」を設立した。
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ファッション業界では衣料品の大量廃棄が課題となっており、環境に与える影響が問題視されている。繊維産業においては、廃棄衣料品を資源として最大限活用するためのリユースやリペア、繊維から繊維への水平リサイクルに加え、エネルギーの効率的利用や、製品価値を長期間保持して廃棄量を最小化するなどのサーキュラーエコノミーへの移行が強く求められている。
コンソーシアムの設立は、NEDOが公募した「バイオものづくり革命推進事業」で共同提案した「繊維to繊維の資源循環構築の実現に向けた研究開発・実証」が採択されたことが背景にあり、6者の知見を結集し、「繊維to繊維」の技術開発および、評価手法などの検討を進め、循環型社会の実現を目標に掲げる。
具体的には、これまで再資源化が困難であった未利用資源である複合繊維素材の廃棄衣料品を用いて、酵素による選択的分離や微生物を用いた繊維原料への再資源化の技術開発を推進。また、繊維メーカー5社がこれまで培ってきたメカニカルリサイクルやケミカルリサイクル技術を活用し、世界に先駆け、天然繊維と合成繊維の両方に対応した衣料品の資源循環システムの構築を目指すという。
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