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2024年3月に設立した繊維から繊維へのリサイクルポリエステルの事業を展開するSyreが、投資ラウンドシリーズAで1億ドル(約16億円)を調達したと発表した。追加資金は、今後の工場建設費と大規模リサイクル工場建設費用として運用される。
Syreは、ヘネス・アンド・ マウリッツ(H&M)グループとグリーン産業投資会社のヴァルガス(Vargas)が共同で設立。プライベートエクイティ会社のTPG Rise Climateと提携し、「繊維to繊維」のリサイクルポリエステルの拡大を目指している。
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資金調達ラウンドは、創業投資家であるTPG(TPG Rise Climate)を主導に、4社の戦略的パートナーからの投資が加わった。新たな投資家として、テクノロジー企業に投資するベンチャーキャピタルのジャイアント・ベンチャーズ(Giant Ventures)、イケア・オーナーのインカ・グループ(INGKA Foundation)のアイマス財団(IMAS Foundation)、スウェーデンを拠点にスタートアップ企業に投資するベンチャーキャピタルのNorrsken VC、自動車「VOLVO」を扱うボルボ・カー(Volvo Cars)が参画。2024年後半稼働開始予定の米国工場の建設資金のほか、2025年に着工予定のベトナムとイベリアの大規模なリサイクル工場の建設費用に充てるとしている。
また、Syreは繊維から繊維へのリサイクルソリューションの中心となる特許技術の取得を完了。同技術は、ノースカロライナ州を拠点とするプレミア(Premirr)社によって9年以上かけて開発されたもので、消費者使用後の廃棄物をエネルギー効率の高い方法で循環型ポリエステルに変換し、世界規模で急速に拡大できる能力を実証した。
Syreの最高経営責任者のデニス・ノベリウス(Dennis Nobelius)はこの発表に対し、「世界的に最も野心的な投資家たちが、テキスタイルの大転換をリードする私たちの探求に加わってくれたことに感激しています。アパレル、自動車、インテリアなど、私たちの主要なターゲット業界全体にわたり繊維産業のグリーン転換を推進するという彼らのコミットメントを目の当たりにし、感動しています」とコメントしている。
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