「ザラ(ZARA)」が、大阪・心斎橋に日本初展開のカフェ「ザカフェ(Zacaffè)」を併設する新店舗「ZARA 心斎橋店」を10月30日にオープンする。大阪の旗艦店と位置付ける同店は、「H&M」心斎橋店の跡地に出店。日本文化とブランドの世界観を融合した店舗設計で、国内だけでなくグローバルに向けたブランド価値の発信を図る。
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ユニクロSHINSAIBASHIの真向かいで、大阪メトロ「心斎橋駅」から徒歩3分の場所に位置する同店は、4フロアで構成。売り場面積は約2000平方メートルで、大阪で最大、国内でも最大級の店舗となる。店内では、ウィメンズ、キッズに向けたウェア、シューズ、バッグなどを展開し、カーボンファイバーを用いたオリジナルモニュメントや、日本のアンティーク品の修復を請け負う職人が手掛けた骨董品などを各所に展示する。また、各階に客がセルフで会計を行えるチェックアウトスペースを用意する。




Image by: ZARA
1階では、モード・カジュアル・フェミニン・ベーシックの区画に分けてウィメンズウェアをラインナップ。胡桃の木を用いたシックな印象の什器を設置し、壁には土壁仕上げを施すことで和モダンな空間を演出した。




Image by: FASHIONSNAP
2階では、スポーティエレガント、ヤングカジュアルのスタイルに取り入れやすいウィメンズウェアを展開するほか、シューズアンドバッグエリアを用意。日本の“土間”を再現した空間に、レザーバッグやシューズなどを陳列する。








Image by: FASHIONSNAP
3階では、ヴィンテージをコンセプトに、1980〜90年代のスタイルから着想を得たコーディネートを提案。ステンレススチールの内装でソリッドな印象に仕上げたほか、デジタルサイネージを用いたアイテム訴求を行う。




そのほか、店舗の目玉でもある日本初のカフェ「ザカフェ」を併設。ザラではこれまでスペイン・サラマンカのエルモシージャ通り、クウェートのザ・アベニューズ・モール、中国の南京、韓国の明洞のザラ店舗内に導入しており、心斎橋で5店舗目となる。他の4店舗同様ラムダン・トゥアミ(Ramdane Touhami)がデザインを手掛けており、入り口には日本ならではの暖簾を設置。コーヒースタンドには奈良の木材を用い、床は「玉砂利」のデザインを採用するなど、和のムード漂う空間に仕上げた。






Image by: FASHIONSNAP
4階は、キッズエリアとして展開。ガールズ、ボーイズのほか、ベビーアイテムも揃える。








Image by: FASHIONSNAP
ザラは、2025年で創業50周年。今後の成長のために日本を重要なマーケットとして捉えており、心斎橋店を重要な拠点としてプレゼンスを拡大していきたい考えだ。インディテックス グローバル コミュニケーション オフィサーのラウル・エストラデラ(Raúl Estradera)は「店舗体験を通して、来店するたくさんの人に気に入ってもらえたら嬉しい」と語った。 なお、同店ではウィメンズ、キッズに絞って展開しているが、年内には500メートルほど離れた大阪心斎橋筋店を改装してメンズ専門店のオープンを計画。心斎橋エリアで全ての客層にアプローチする。メンズ専門店の詳細は追って公開される予定だ。
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