コンディショニングブランド「テンシャル(TENTIAL)」が、障がいのある作家が描くアートブランド「ヘラルボニー」との初のコラボレーションアイテムを発売した。発売を記念して、メディア向けに発表会を開催。テンシャルの中西裕太郎 代表取締役CEOと、ヘラルボニーの松田文登共同代表が登壇した。
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今回のコラボは、テンシャル中西CEOからのオファーをきっかけに実現。中西CEOはヘラルボニーに対して社会的意義を感じており、ヘラルボニー松田代表もテンシャルの理念に共感したことからコラボに至った。コラボするにあたり、中西CEOはヘラルボニーの拠点である岩手を訪問。作家と時間を共有することで障がいのある作家が描くアートに対する理解を深めたという。

左から中西裕太郎 テンシャル 代表取締役CEO、松田文登 ヘラルボニー 共同代表
Image by: FASHIONSNAP
商品化に際し、機能性を追求してきたテンシャルと、「異彩」をコンセプトに障がいのある作家が描くアートを提案してきたヘラルボニーがコラボをすることで、社会にどういったインパクトを与えられるかを、担当者同士が議論し尽くしたという。今回展開する「BAKUNE Pajamas Dry(HERALBONY)」(3万9820円)は、リカバリーウェア「BAKUNE」に、ヘラルボニーの契約作家である和田成亮さんの作品「ノースウエスト航空」と、笹山勝実さんの作品「無題」をあしらっている。テンシャル開発担当者はこのアートを選んだ理由として「見た瞬間に力強さを感じた」と語り、中西CEOは「これまでのテンシャルのウェアは、良くも悪くもシンプルなデザインだったので着用できるシーンが限られていた。だが、こうやってアート性も両立させることで、ラグジュアリーな場所にもマッチするアイテムに仕上がった。着用することで、より前向きな気持ちで明日を迎えられると思う」と語った。












「BAKUNE Pajamas Dry(HERALBONY)」(3万9820円)
Image by: TENTIAL
テンシャルの商品はプレゼント需要が高い。今回のコラボでは、製品と同じアートが描かれた限定のデザインボックスを用意する。

アートが描かれたデザインボックス
Image by: FASHIONSNAP
コラボ第2弾に関してはまだ未定とのことだが、松田代表は「テンシャルの店内を障がいのある作家が描くアートで彩るという試みもしてみたい」と話す。今回のコラボアイテムは、テンシャルの一部直営店と公式オンラインストア、ヘラルボニーの公式オンラインストアで数量限定で展開している。


アートを手掛けた笹山勝実さんも登壇した
Image by: FASHIONSNAP
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