「ユニクロはSNSのような存在」 KAWSがユニクロ初のアーティスト・イン・レジデンスに就いた経緯は?

KAWS(右)とグローバー・ニコラスUTマーケティング担当部長
Image by: FASHIONSNAP

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「ユニクロはSNSのような存在」 KAWSがユニクロ初のアーティスト・イン・レジデンスに就いた経緯は?

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「公園の横などの、人々がアクセスしやすい公共の場所で自分のスカルプチャー(彫像)を見てもらうのと、ユニクロは考え方が同じ」⎯⎯。「ユニクロ(UNIQLO)」が、9月に初の“アーティスト・イン・レジデンス”に就任したKAWSを招いての記者発表会を行った。KAWSとユニクロは2016年以来、グラフィックTシャツの「UT」でコラボレーションをしてきたが、今後はユニクロのクリエイティブを包括的に推進し、「様々なプロセスをユニクロやチームと共有し、(UT以外の)クリエイティブの形としても出していきたい」という。発表会では、11月21日に発売するKAWSとのコラボレーション初のニットコレクションも披露した。
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KAWSとUTは10年にわたりコラボレーションを続けてきたが、「これからどこへ向かっていくのかを(ユニクロのグローバルクリエイティブ統括である)ジョン・C・ジェイ(John C Jay)と話す中で、アーティスト・イン・レジデンス就任を打診された」とKAWS。「アーティストが大きな企業に入っていくには信頼関係が必要。その点、私はジョンや(ユニクロの店舗内装デザインを手掛けた)ワンダーウォールの片山正通さんと20年以上の何層にもわたる付き合いがある。知っている人たちが多かったので、関係性の中に入りやすかった」と続ける。
「ユニクロはSNSのようなものであり、同時にSNSだけでは私の作品に現実として触れ合えない人もいるが、ユニクロのアイテムは実物として触れられる。しかもしっかりとした品質で提供されている」というのが、KAWSにとってユニクロと服を作ることの意義。今回の来日でプリントや刺繍などユニクロの生産面の技術もより深くリサーチし、今後の表現に繋げていくという。











KAWSの腕時計に注目
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今回発売するカシミヤを含むニットコレクションは、胸元や袖口にKAWSの作品「コンパニオン」のモチーフが刺繍されている。「多くの人に、私の活動に興味を持ってもらえればと思っている。今回のアイテムをきっかけに、これがKAWSと知ってもらえれば」。
説明会にはKAWSと共に、グローバー・ニコラス(Grover Nicholas)UTマーケティング担当部長も登壇。「KAWSはグローバルで多くの人にリーチできるアーティストであり、既にUTとのコラボレーションで10年間の成功がある。その中で、カルチャーと服は一緒になり得るということを示してきてくれた」「アーティスト・イン・レジデンスの活動は制限や枠がなく、これからどのようなことができるか非常にワクワクする」と語った。
最終更新日:
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