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書籍「ファッションセオリー」の刊行記念イベントが開催 村上由鶴や平芳裕子らが登壇

書籍「ファッションセオリー」の刊行記念イベントが開催 村上由鶴や平芳裕子らが登壇

 ファッションスタディーズの第一人者として知られるヴァレリー・スティール(Valerie Steele)の重要論考をまとめた書籍「ファッションセオリー――ヴァレリー・スティール著作選集」の刊行記念イベントが開催される。実施日は、関東学院大学関内キャンパスが12月20日で、阪南大学あべのハルカスキャンパスが2026年1月10日。

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 “ファッション界のフロイト”とも称されるスティール氏の研究の全貌を初紹介する、日本オリジナルの著作選集。19世紀パリから現代日本における「文化としてのファッション」を、研究の方法論からアートやセクシュアリティとの関わりまで、幅広い視点に基づいて論じた重要論考17編を135点の図版とともに収録している。監訳は、神戸大学大学院教授の平芳裕子と京都精華大学デザイン学部教授の蘆田裕史が務めた。

 横浜の関東学院大学会場では、「『ファッションセオリー――ヴァレリー・スティール著作選集』を読む──身体・欲望・フェティシズム」と題し、フェミニズムやクィア・スタディーズの観点から視覚文化を批判的に検討してきた研究者を迎え、同書の第3章「ジェンダーとセクシュアリティ」に収められた論考を中心に、ファッションを媒介に生じる欲望と規範の関係に焦点を当てるという。東京藝術大学大学院博士課程を修了し、「フェミニスト、ゲームやってる」の著者である近藤銀河や、秋田公立美術大学助教で著書に「アートとフェミニズムは誰のもの?」を持つ村上由鶴らが登壇する。

 大阪の阪南大学会場では、「『ファッションセオリー――ヴァレリー・スティール著作選集』書評会」と題し、身体論や現象学の観点からファッション研究に取り組む研究者による書評を公開するほか、スティール氏のファッション論がもたらした学術的インパクトおよび論点を明らかにし、ファッションスタディーズの課題について議論。登壇者は、大谷大学国際学部助教で、「サルトル――風通しのよい哲学」の著者の赤阪辰太郎、立命館大学産業社会学部准教授で「『ありのまま』の身体――メディアが描く私の見た目」の著者の藤嶋陽子、監訳を務めた平芳と蘆田の4人。

最終更新日:

■「ファッションセオリー――ヴァレリー・スティール著作選集」刊行記念イベント
<横浜>
・「ファッションセオリー――ヴァレリー・スティール著作選集」を読む──身体・欲望・フェティシズム
日時:12月20日(土)14:00~16:00
会場:関東学院大学関内キャンパス
登壇者
近藤銀河(東京藝術大学大学院博士課程。著書「フェミニスト、ゲームやってる」)
村上由鶴(秋田公立美術大学助教。著書「アートとフェミニズムは誰のもの?」)
鈴木彩希(関東学院大学講師。本書共訳者)
五十棲亘(京都服飾文化研究財団アシスタントキュレーター。本書共訳者)
申し込みフォーム ※参加無料、事前予約制

<大阪>
・「ファッションセオリー――ヴァレリー・スティール著作選集」書評会
日時:1月10日(土)14:00~16:00
会場:阪南大学あべのハルカスキャンパス
登壇者
赤阪辰太郎(大谷大学国際学部助教。著書「サルトル――風通しのよい哲学」)
藤嶋陽子(立命館大学産業社会学部准教授。著書「『ありのまま』の身体――メディアが描く私の見た目」)
蘆田裕史(京都精華大学デザイン学部教授。本書監訳者)
平芳裕子(神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。本書監訳者)
申し込みフォーム ※参加無料、事前予約制

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