「F/CE.」を展開するオープンユアアイズが海外事業を拡大、欧州に物流拠点設立

合繊メーカーや産地企業と意匠性のある機能素材を開発し、都会的な感性の日常着とバッグを企画している(25年秋冬コレクション)
Image by: 繊研新聞社

合繊メーカーや産地企業と意匠性のある機能素材を開発し、都会的な感性の日常着とバッグを企画している(25年秋冬コレクション)
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合繊メーカーや産地企業と意匠性のある機能素材を開発し、都会的な感性の日常着とバッグを企画している(25年秋冬コレクション)
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機能的な日常着とバッグ「F/CE.」(エフシーイー)を手掛けるオープンユアアイズ(東京)が海外事業を拡大している。独自の生産背景を持ちながら、23年に英ロンドンに現地法人を設立、東京との2拠点でデザインとマーケティングのチームを組んで企画し、輸出も伸ばしてきた。新たにEU(欧州連合)圏内に物流拠点を設立し、輸出の拡大に本腰を入れる。
創業は10年。アウトドアの機能を取り込んだアーバンスタイルを提案し、付加価値の高いプロダクトを形にしてきた。合繊メーカーや産地との開発にも取り組み、使っている生地の約80%はオリジナルだ。山根敏史CEO(最高経営責任者)は、前職で米クロックスの日本支社の設立とプロダクトラインマネジメントなどに携わった経験を生かし、日本製の生地をアジアの工場で縫製する体制も築いた。現在は商社と組んでいるが、素材の質感、ディテールに特徴を出した物作りを貫く。創業から16年、コロナ禍の20年を除いて売り上げを伸ばし続ける。

山根敏史CEO
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国内の売り上げはこの数年も増加傾向を維持。エフシーイーの単独店2店と複合業態3店を運営し、卸売りに関しては受注した分のみを納品し、在庫を余分に持たない経営方針だ。10年前からパリのメンズファッションウィーク中に単独の展示会を行い、英国、EU数カ国、韓国、台湾、香港、ドバイなど40件ほどに取引先は増えた。また、上海の伊藤忠繊維貿易中国を総代理店に、中国にも14件の卸売り先がある。日本らしいファッションセンスや素材のクオリティーが受け、売り上げに占める輸出の比率は30%~35%を占めるまでに伸びた。
ただ、現状は日本からの工場出荷価格で取引し、送料やVAT(付加価値税)が加わって1.5倍以上の内外価格差が生じている。また、国内のように出荷の時期を分散できず、一部の納品が遅れがちだ。これらの課題が受注の足かせになており、「物流も自分たちで設計する」ことに成長の余地を見いだす。
一つは、オランダに物流の拠点となる現地法人を設立すること。量産の70%は中国とベトナムで縫製しており、工場から提携する倉庫に直接出荷する体制を構築する。27年春夏向けからスタートさせたい考えだ。もう一つはロンドンで直営店を開設し、英国向けのECを始めることだ。ローカルに根付いてネットワークを築き、ブランドの可能性を広げる考えだ。
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