
Image by: GENTLE MONSTER

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「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」を運営するアイアイコンバインド(IICOMBINED)が、製品およびオフライン空間のデザインを模倣した韓国発のアイウェアブランド「ブルーエレファント(BLUE ELEPHANT)」に対し、現在法的対応を進めていることを明らかにした。同社はブランド保護および消費者の混乱防止のため、民事および刑事の両面における法的手続きを実施。昨年12月にはブルーエレファントを相手取り、捜査機関へ告訴状を提出し、今年3月と6月の2回にわたり、被害回復を目的とした仮差押えを申請した。また、10月には、不正競争防止法に基づく差止請求および損害賠償請求訴訟を提起している。
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ジェントルモンスターは2011年に設立。革新的なデザインと独自のブランド体験を軸に、グーグル(Google)やLVMH系列の投資会社をはじめとするグローバル企業からの投資誘致や、協業パートナーとしての選定などを通じて、デザインの独創性および競争力がグローバル市場において高く評価されている。
ブルーエレファントは、2019年に韓国でスタート。1970年代のアメリカンクラシックとヴィンテージデザインをモチーフに、アジア人の骨格に合わせて設計したアイウェアアイテムを製作しており、今年7月には国外初の旗艦店を原宿にオープンした。
アイアイコンバインドによれば、類似の指摘がこれまで継続的に寄せられてきたほか、オンライン上では、両ブランドが「同じ工場で生産されている」あるいは「姉妹会社」「姉妹ブランド」であるといった、出所が確認されていない情報が拡散された経緯もあるという。
アイアイコンバインドは、消費者の混乱を防ぐため、ジェントルモンスターがアイウェアブランドを運営する他の企業とも事業上・製造上の関係を有していないことを発表した。加えて、一部製品におけるデザインの類似性について社内で調査を行った結果、少なくとも30点以上のアイウェア製品において高い水準の類似性が確認された事も説明。専門家に依頼して実施した3Dスキャニング分析の結果によると、2021年8月に発売されたジェントルモンスターの「JEFF」モデルと、ブルーエレファントの特定製品は99.9441%の類似度を示した。この以外にも、99%、95%水準の類似度を示す製品が多数確認されたという。
また、製品に限らず、副資材やブランドを象徴する空間デザインにおける類似性についても指摘。2021年にオープンしたジェントルモンスターの上海店舗と、2024年にオープンしたブルーエレファントの明洞店舗を比較した場合、造形物の形状や配置など、空間演出の手法が極めて類似していることを確認した。加えて、2021年2月にジェントル モンスターが公開したポーチ製品と同一のデザインが、約2年後の2023年5月に、ブルーエレファントの代表名義で出願・登録されていた事実も判明。これに対し、アイアイコンバインドは、本年3月に特許審判院へ当該デザインの無効審判を請求しており、現在、その審決を待っている。
同件に対してアイアイコンバインドの担当者は「ジェントルモンスターは14年間、多くの創作者と社員一人ひとりの苦心と努力、そして消費者の関心と愛情の中で、グローバルブランドへと成長してきた」とコメント。続けて、「ブランドのアイデンティティと創作の成果物を模倣される事で、ブランドの価値を毀損され、消費者に更なる混乱を招く行為については、今後も強硬に対応する」と声明を発表した。
最終更新日:
◾️ジェントル モンスター:公式サイト
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