
ポール・スチュアートのロゴ
Image by: FASHIONSNAP

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「ポール・スチュアート(Paul Stuart)」を運営するPaul Stuart, Incが、民間投資会社のMiddle West Partners(以下、MWP)から買収されたとアメリカ・ニューヨーク時間12月22日付で発表した。株式の取得先は三井物産。三井物産は1975年にPaul Stuart社製品の輸入事業を開始し、1991年にブランドの日本市場向け独占生産・販売権を取得。2013年にはPaul Stuart社の全株式を取得するなど、50年以上にわたりパートナー関係を築いてきた。MWPは今後、買収のパートナーとなった米国のアパレルメーカーPEERLESS INDUSTRIAL GROUP, INC.(以下、PEERLESS社)と提携し、製品デザインへの投資に共同で注力していくという。
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ポール・スチュアートは1937年に紳士服店としてニューヨークのマディソンアベニューで誕生。ブリティッシュの伝統とアイビーリーグを融合した「コンテンポラリー・クラシック」という独自のスタイルをメンズとウィメンズ向けに提案している。
MWPは今年初めにジュエリーブランド「David Webb」を買収しており、ポール・スチュアートの獲得はそれに続くものとなる。MWPのマネージング・パートナー ケビン・ケレハー(Kevin Kelleher)氏は「ポール・スチュアートの名は、87年経った今でも目の肥えた顧客の心に響き続けており、この高級伝統ブランドにはさらに多くの可能性があると考えています。私たちの目標は、比類のない品質を守りながら、そのユニークな特徴を世界規模で広めることです」と買収の狙いについて説明している。取得額などの詳細は明かされていない。買収に伴い、ボノボス(Bonobos)の前最高経営責任者 ジョン・ハッチソン(John Hutchison)氏をPaul Stuart社の次期CEOに任命している。
なお、ポール・スチュアートの国内における商標権は三陽商会が保有しているため、「国内における影響はない」(同社広報)としている。
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