
ポーラ・オルビスホールディングス(HD)が、2025年12月期連結決算を発表した。売上高は、主に「ポーラ(POLA)」の減収が影響し前期比0.0%減の1702億8500万円だった。営業利益は「オルビス(ORBIS)」の増益と「ジュリーク(Jurlique)」の損失改善により同13.6%増の156億9300万円、経常利益が同5.8%増の170億2200万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.0%増の94億7200万円となった。
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ビューティケア事業は、売上高が同0.6%減の1641億4800万円、営業利益が同6.2%増の158億5600万円と減収増益で着地。
基幹ブランドのポーラは、国内事業が成長店舗の売上拡大やその他チャネルの成長に取り組んだものの、ブランディング強化を目的とした二次流通向け出荷の抑制精度向上などの影響により、海外事業では「B.A」シリーズが好調だったものの、中国を中心とした一部のアジア地域の景気減速の影響が継続し、前年割れとなった。
同じく基幹ブランドのオルビスは、さらなる高収益体質の確立を目指し、顧客の定着とLTV(顧客生涯価値)向上を促進。国内は、5月に発売した「オルビス ザ クレンジング オイル」をはじめとする高付加価値スキンケア商品が好調に推移し増収増益だった。海外は、中国など一部アジア地域の景気減速が継続したことに加え、中国法人を清算した影響により前期を割り込んだ。
豪州およびアジア市場での成長をねらう海外事業のジュリークは、本国の豪州で直営店とECチャネルが前年を上回ったが、百貨店チャネルが苦戦。中国でも越境ECチャネルが成長したものの、百貨店およびECチャネルの売上高が減少した。一方で、組織構造改革における販管費コントロールを実施したことにより、営業損失は改善している。
育成ブランドでは、「ディセンシア(DECENCIA)」が高付加価値商材を中心とした提案により、高LTV顧客の増加に注力し、収益性が向上。「スリー(THREE)」は「精油」を軸としたアプローチの強化により、下期のホリスティックケア売上は伸長したが、新規顧客獲得が計画に届かず、前年を下回る水準で推移した。、「フジミ(FUJIMI)」もWEB広告市場での顧客獲得に苦戦し、前年を下回る結果となった。一方、新規事業である暑熱対策AIカメラ「カオカラ」と美容医療機関専売コスメ「ダイヴ(Dive)」が収益に貢献。育成ブランド全体では減収となったが、営業損失は改善している。
2026年12月期は、売上高が同1.6%増の1730億円、営業利益が同10.2%増の173億円、経常利益が同1.6%増の173億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.0%減の90億円を見込む。
なお、ポーラの従業員を対象とした希望退職制度「ネクストキャリア特別支援策」の実施を発表した。中長期の事業成長の実現に向けた構造改革の一環として実施するもの。一定の年齢および勤続年数などが所定の募集条件を満たすポーラ所属社員が対象に、約160人を募集。勤続年数や年齢に応じた特別支援金を通常の退職金に加えて支給するほか、希望者に対して再就職支援サービスを提供する。
制度実施に伴い発生する支援金などの費用は、約14億円を見込み、2026年12月期において特別損失として計上する予定。
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