
ジョゼフ 2026年秋冬コレクション
Image by: JOSEPH
ロンドン発のファッションブランド「ジョゼフ(JOSEPH)」は2月20日、約8年ぶりにロンドン・ファッションウィークに復帰。現代美術館テート・モダンで、2026年秋冬コレクションを発表した。
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今季は2024年8月に就任した新クリエイティブディレクターのマリオ・アリーナ(Mario Arena)が手掛ける2シーズン目で、彼にとって初のランウェイショー。ブランドがショーを開催するのは、2018年までクリエイティブディレクターを務めたルイーズ・トロッター(Louise Trotter)の任期以来となる。
オーストラリア出身のマリオは、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)本人のもとでキャリアをスタート。その後、フィービー・ファイロ期の「セリーヌ(CELINE)」「クリストファー・ケイン(Christopher Kane)」「ナヌーシュカ(Nanushka)」を経て、直近では「JW アンダーソン(JW ANDERSON)」のレディ・トゥ・ウェア、アクセサリー、ランウェイ部門のプロダクト&デザインディレクターを務めてきた実力派だ。
ジョゼフは1979年、ジョゼフ・エテッドギー(Joseph Ettedgui)によってロンドンで創業。フィット感に優れたトラウザー、上質なニット、洗練されたテーラリングという3つの柱で知られ、エフォートレスでタイムレスな服作りを追求してきた。”自立した女性のためのワードローブ”を提案するというブランドの方向性は、新ディレクターのマリオにも受け継がれている。


今シーズン、マリオが探求したのは、彫刻芸術に宿る「Finding Form Where Form Does Not Exist(形なきところに形を見出す)」という哲学。無機質な大理石に命を吹き込み、彫刻家の手仕事によって新たな形へと昇華させる過程に着目した。
平面的な素材に彫刻的アプローチを加え、「柔らかさ」と「軽やかさ」を表現。構造的なシェイプ、深く折り重なるドレープ、躍動感あふれるエフォートレスなピースへと再構築し、クラフツマンシップの限界に挑戦。硬質さと柔軟性が共存する新しいシルエットを提示した。
ブランドの核となるレザー、ニットウェア、アウターウェアを再解釈しつつ、コレクション全体はエフォートレスな着こなしを追求。また、パイソン柄やゴールドなど大胆でエキゾチックな要素を加え、力強さと洗練を兼ね備えたルックは、自立した現代女性を象徴している。


特に目を引いたトゲトゲとしたニットのルックは、3Dプリンターで制作したヤマアラシ(ポーキュパイン)風の針を一本一本手作業で縫い付けており、約12キロの重量があるという。マリオは「職人技と最新技術を融合させ、感覚的な体験を届けたかった」と語る。
さらに、ファーストコレクションから継続する豆を象ったモチーフ「ビーン(Bean)」が、ボタンやアクセサリーなど随所に散りばめられた。このモチーフを新たなシグネチャーとして育てていく方針だ。


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