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【国内主要百貨店】各社春物衣料好調、数ヶ月ぶりに免税売り上げも復調 26年3月度

国内大手百貨店6社のロゴのコラージュ

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 国内主要百貨店6社(三越伊勢丹、髙島屋、大丸松坂屋百貨店、阪急阪神百貨店、松屋、近鉄百貨店)の2026年3月度の既存店売上高をレポート。各社、国内客への春物衣料や食料品催事の売り上げ好調に加え、免税売り上げが復調傾向となり、6社中5社が前年実績をクリア。「訪日自粛要請」の影響により中国からの訪日客は引き続き減少しているものの、その他の国からの訪日客の売り上げ増加が寄与した。

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※売上増減率は各社いずれも速報値を参照。
※売上は収益認識基準ではなく従来の総額売上高で開示。

大手百貨店2026年3月度売上高 前年同月比増減率一覧表


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三越伊勢丹:7.6%増

 三越伊勢丹の3月度売上高は、前年同月比7.6%増で着地。国内客が売り上げをけん引したほか、海外客売り上げも復調傾向となり、2月に続き好調な結果となった。

 国内客は、エムアイカード会員とアプリ会員、デジタルID会員を合計した「識別顧客」の売上高が好調を継続。新生活需要を背景に、オケージョンに向けた高感度で上質なアイテムの消費が多く見られた。伊勢丹新宿本店の「英国展」や三越日本橋本店の「大九州展」をはじめ、各店での大型プロモーションにより新規顧客の支持にも繋がったほか、気温上昇に伴い春物アイテムの売り上げも伸長した。

 海外客は、海外顧客向けアプリ「MITSUKOSHI ISETAN JAPAN」による顧客の識別化や海外外商といったCRMの効果も受け、5ヶ月ぶりに前年実績を上回った。中国本土・香港からの渡航自粛による客数減少はあるものの、国内客同様に高付加価値商品への関心が高く、客単価が向上した。

 店舗別では、伊勢丹新宿本店(同10.2%増)と三越日本橋本店(同12.0%増)、三越銀座店(同1.4%増)の基幹3店舗が好調に推移し、三越伊勢丹全体では7ヶ月連続で前年実績を上回った。

髙島屋:8.0%増

 髙島屋の3月度の国内百貨店既存店売上高は、前年同月比8.0%増と7ヶ月連続でプラスを維持。既存店ベースの免税売上高も同6.9%増と、2025年10月度以来の増収となった。なお、1月に閉店した堺店の前年実績を除くと、既存店全店の売上高は同9.4%増だった。

 国内客は、春物衣料・雑貨に動きが見られたことや、食料品催事が堅調に推移したことで、前年実績を更新。インバウンド客の売り上げは、中国による「訪日自粛要請」の影響が見られた一方、その他の国が伸長し前年実績を上回った。

 店舗別では、大阪店(同7.7%増)、京都店(同8.8%増、洛西店も含む)、泉北店(同5.0%増)、日本橋店(同18.9%増)、横浜店(同7.3%増)、新宿店(同8.0%増)、玉川店(同13.3%)、大宮店(同2.9%増)、EC店(同20.4%増)と、10店舗中9店舗が前年実績をクリア。商品別では、紳士服、婦人服、婦人雑貨、特選衣料雑貨、宝飾品、子供情報ホビー、リビング、食料品、食堂、サービスが前年を上回った。

大丸松坂屋百貨店:5.1%増

 大丸松坂屋百貨店の3月度は、前年同月比5.1%増で着地した。大丸梅田店の大型改装による売場面積縮小や、休日日数が前年比1日減などの影響があったものの、外商売り上げの好調に加え、免税売り上げが前年実績を上回ったことから、全体では増収となった。

 免税売上高は、同10.3%増と2025年11月度以来4ヶ月ぶりのプラスに。客数(同18.0%減)はマイナスが続いているものの、客単価(同34.5%増)の大幅な伸びが寄与した。

 店舗別では、外商売り上げと免税売り上げがともに好調だった大丸札幌店(同13.1%増)や松坂屋名古屋店(同14.2%増)を筆頭に、13店舗中9店舗が前年実績をクリア。一方、大型改装により売場面積を縮小している大丸梅田店(同26.5%減)は、前月に続き厳しい結果となった。

阪急阪神百貨店:6.5%増

 阪急阪神百貨店の3月度は、前年同月比6.5%増だった。比較的安定した気温が続いたことで、春物衣料の売上が好調に推移。また、ホワイトデー商戦をはじめ食品も堅調な売上で、都心店、郊外店、全店いずれの合計も前年の売上高を上回った。特に、リモデルに伴う大型改装が月中旬に完了した阪急本店と、阪神梅田本店が前年実績を大きく更新し、売り上げをけん引した。

 国内客の売上高は、同約10%増と好調。インバウンド客は、中国からの訪日客の売上高は同約60%減と厳しい状況が続くものの、中国を含む海外VIPは同約40%増と前年を大きく上回り、免税売上高全体として5ヶ月ぶりに前年を上回った。

 阪神梅田本店は、ファッション・ライフスタイルカテゴリーが同約30%増と引き続き高い伸びを示し、食品の売上高も同約1割増と前年をクリア。また、改装後の大型催事の再開により、全体の売上高は同19.2%増と好調に推移した。川西阪急スクエアも、改装効果により同約30%増と大きく売り上げを伸ばした。

 阪急本店(同7.1%増)では、6階の閉鎖など全館の大型改装に伴う売場縮小の中、国内客の売り上げは前年を上回る水準で好調に推移。月中旬のリニューアル以降、国内客の売り上げはさらに高い伸びを示し、3月として過去最高だった前年同月に対して約1割増と好調だった。免税売上高は前年並みの結果となり、店舗全体でも3月として過去最高の売上高を記録した。

 3月20日にオープンした5・6階の「HANKYU LUXURY」では、ラグジュアリーの売場面積を約1.5倍に拡大し、世界水準の品揃えやサービス、環境を整備。オープン以降多くの来店客で賑わい、客単価が向上したほか、強化したビッグメゾンのインストア旗艦店の売り上げが特に好調だった。100万円以上の高額品売上高が同約6割増と大きく数字をけん引し、ラグジュアリー全体の売上高も同約20%増となった。

 そのほか、同店では月間を通して春物衣料が好調に推移。ジャケットやパンツ、セーターなど、いずれも前年の売上高に対して2桁増となった。モードファッションは同約30%増、コンテンポラリーファッションは同約20%増と大きく数字を伸ばした。アクセサリーは、ブライダルニーズの好調に加え、大学入学や就職祝いの需要も多く、同約40%増だった。

松屋:4.3%減

 3月の松屋の売上高は、前年同月比4.3%減。浅草店では、前年に大型の特注計上があったため同47.4%減と大きく数字を落としたが、銀座店は同0.8%増とプラスで着地した。

 渡航自粛要請による中国からの訪日客減少は続いているものの、台湾やタイをはじめとした他国からの訪日客の買い上げが堅調に下支えしたほか、円安の影響も受け、免税売上高は同約4%減に留まった。国内客の売上高は、プレステージラインの婦人衣料品や宝飾時計等が好調に推移したことで、同約4%増となった。

近鉄百貨店:1.4%増

 近鉄百貨店の3月度は、前年同月比1.4%増で着地。催会場で開催した物産展「東北六県 味と技めぐり」や期間限定ショップの展開が集客に寄与し、入店客数、売上高ともに前年実績を上回った。

 店舗別では、あべのハルカス近鉄本店(同6.7%増)をはじめ、9店舗中7店舗が前年実績をクリア。なお、2月末に閉店した名古屋店の前年実績を除くと、同4.2%増となった。

 商品別では、ジャケットやスプリングコートなどの春物を中心に婦人服が好調に推移。化粧品では、イベントの強化やインバウンド売り上げの復調に加え、季節の変わり目で需要が高まった基礎化粧品を中心に、堅調に売り上げを伸ばした。また、18日にオープンした「オリックス・バファローズ公認ショップ」が新たな顧客層の獲得に貢献し、好調な滑り出しとなった。

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