オールブラックスがラグビーワールドカップ2019で着用するユニフォーム
オールブラックスがラグビーワールドカップ2019で着用するユニフォーム
Image by: アディダス

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アディダスによるラグビーNZ代表オールブラックスの黒ジャージ、Y-3山本耀司が挑戦したデザインの裏側

— ADの後に記事が続きます —

―ウェアテクノロジーはアディダスで開発したとのことですが、これまでどのようなテクノロジーをオールブラックスに提供してきたのでしょうか?

 1999年からオールブラックスと契約しており、2011年には強度が高く軽量のジャージを、2015年は強度を保ちつつ、フィット感を高めたものを提供しました。今大会では、強度とフィット性に快適性を加えたジャージを製作しました。

 生地をシームレスな筒状に織り上げ、目に見える物理的な継ぎ目がない状態で機械から出てくる「シームレス織り」を開発し、これに襟と袖を取り付けています。また伸縮性のある布地「メカニカルストレッション」を脇下や胸周りに使い、そのほかの部分は身体にフィットするように調整することで前大会より25%の軽量化に成功しました。昨年11月に新テクノロジーを日本で正式に発表してから6ヶ月間、選手に着用してもらっています。

―デザインは全面にあしらわれていますが、柄はどのように表現しているのでしょうか?

 グラフィックは生地に織り込んでいるんです。ワイスリーのグラフィックは全て手描きで繊細なデザインなので、とても難しかったですね。

―アディダスがオールブラックスと関わってから今年で20周年です。アディダスにとって、オールブラックスのジャージを作ることの意味を教えて下さい。

 2000年前後は半袖だけではなく長袖を好む人もいたり、生地にはかなり重たいコットンを使っていました。シルエット、フィット感も全く違います。そもそもラグビーという競技自体が変化していて、20年前のパフォーマンスと今のパフォーマンスは全然違うんです。競技が進化するとともに、アディダスのウェアも布地やフィット感、テクノロジーをアップデートし、進化し続けているのです。

 今回の協業で、チャレンジの大切さを改めて感じました。これまでよりもジャージの売れ行きが良いので、ファンにも受け入れられたんだと思います。

 私たちが常に心掛けているのは「アスリートのために最高の商品を」ということ。開発メンバーは、ラグビーファンや、ラグビープレーヤーでもあるんです。ラグビーのサポーターとして、勝ち続けるために必要なことを研究し、考えながら商品を作ることができる環境にいることを誇りに思うと同時に、この経験が大きな成長につながっていると思っています。

 オールブラックスとの関係は、私たちにとって最高の財産なんです。

■オールブラックス:公式サイト

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