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長きにわたり「シャネル(CHANEL)」のアイコンとして愛されてきた「ルージュ ヌワール」。シャネルのクリエイターチーム「コメット コレクティヴ」のアミィ・ドラマ(Ammy Drammeh)が、その奥深い魅力を新たな視点で解き放ち、誕生から30年を迎えるこの象徴的なカラーを、「ピンク」に対する固定観念を覆すメイクアップコレクションとして生まれ変わりました。
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ミューズには、グローバル ビューティ アンバサダーとしてシャネルの新しい顔となった小松菜奈を起用。彼女の洗練された佇まいが、コレクションの持つ多面的な個性を鮮やかに映し出しています。今回はアミィがこのコレクションに込めた哲学、小松菜奈との撮影にまつわる秘話、そして彼女ならではの色彩観を通して、この新しいピンクが私たちに語りかけるメッセージを紐解きます。

◾️アミィ・ドラマ(Ammy Drammeh):スペインとガンビアにルーツを持ち、イギリス・ロンドンでメイクアップアーティストとしてのキャリアをスタート。エフォートレスでありながら個性がある自然体なスタイルが特徴。2022年からコメット コレクティヴとして、シャネルのメイクアップ製品の開発に携わっている。©CHANEL
ピンクは可愛いだけじゃない。反抗精神と強さの表れ
⎯⎯ ルージュ ヌワールは深みのあるダークレッドカラーですが、今回のコレクションは鮮やかなピンクが目を引きます。ピンクを選んだ背景には、どのようなインスピレーションがあったのでしょうか?

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このコレクションを作る上で、まずはルージュ ヌワールという色を一度分解して再解釈したいと考えました。既存のルージュ ヌワールを光にかざしたり、顕微鏡で見たりと、あらゆる角度から観察すると、ピンクやマゼンタといった色が浮かび上がってきたのです。
そこからインスピレーションを得て、今回のシェードにたどり着きました。ルージュ ヌワールに忠実でありながら、新しいエネルギーを吹き込むことができると思い、ピンクが主役のコレクションにしました。
⎯⎯ピンクというと、どうしても“可愛い”イメージがあります。今回のコレクションにおけるピンクは、どのようなイメージで作りましたか?
昔ながらの可愛くてガーリーなピンクではなく、パワフルかつ大胆で、強さのあるピンクです。

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例えば、キャンペーンヴィジュアルでは鮮やかなマゼンタをアイライナーとして使っていますが、これはキュートというより、反骨精神や挑戦心をイメージしています。柔らかくフェミニンなピンクではなく、「私は隠れずにここにいる」「私は強い女性で、あえて目元や指先にピンクをまとう」というメッセージを込めています。
⎯⎯ 今回のコレクションを使う上でのポイントを教えてください。
「この色だからこう使ってください」という決まりはなく、みなさんの好みや気分、目的に応じてさまざまな表現が可能です。力強いピンクと言いましたが、同じ色でもソフトで透明感のある仕上がりも叶います。遊び心あふれるルックから日常使いまで、自由に楽しめるのが強みです。
重要なのは、色そのものではなく、どうやってその色を使うか、どのようにバランスを取るか、何と組み合わせるかということです。ダークトーンのリップに、明るくて鮮やかなピンクを合わせると、まるで新鮮な空気のようにフレッシュで力強く印象を与えられます。
⎯⎯ 今回のコレクションはどれも素敵で何を使うか迷ってしまいます。あえておすすめするとしたらどのアイテムですか?
アイシャドウにもチークにも使えるマルチパレット「ルージュ ヌワール コンフィダンス」や、ハイライター「ボーム エサンシエル」はシアーな発色で透明感をもたらし、肌色を問わず肌を美しく見せてくれます。シャネルが体現する、エフォートレスな女性像を演出してくれるでしょう。

「ルージュ ヌワール コンフィダンス」(1万3750円)©CHANEL

「ボーム エサンシエル キュート」(7370円)©CHANEL

「ルージュ アリュール ヴェルヴェット 387 ルージュ ヌワール」(7040円)©CHANEL
そのほか、深みのあるルージュ ヌワールのリップは、唇に乗せるだけで一気に表情を引き締めます。ポーチに忍ばせておくと、いつでもきちんと作り込んだメイクを完成させることができます。
誰もが使いやすいフレンドリーなコレクションになるよう、心を込めてデザインしました。日本のみなさんがこのコレクションをどのように使ってくれるのか、見るのが楽しみです。
小松菜奈は「メイクアップアーティストにとって夢のような顔」
⎯⎯ 今回のキャンペーンヴィジュアルは、新グローバル ビューティ アンバサダーの小松菜奈さんが登場しました。小松さんの印象を教えてください。

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撮影まで一度もお会いしたことはありませんでしたが、彼女の存在や出演作についてはもちろん知っていました。美しくてゴージャスで魅力にあふれていて、メイクアップアーティストにとって夢のような顔だと感じました。
⎯⎯ 具体的にはどのような点でしょう?
彼女の顔立ちや骨格、肌、そして表情のすべてが、メイクの魅力を引き立てる要素になっていると思います。クラシックでありながらもひねりのあるルックを叶えるような、絶妙なバランスを表現する上で、最高のモデルと言えるでしょう。
⎯⎯ 実際にお会いしてみていかがでしたか?

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落ち着きがあり、優しく、誰をも受け入れるようなオープンな人柄が魅力的でした。しかし、セットに入りカメラが回り始めると、力強くて芯のある女性を表現してくれる。一人の人間でありながら、いくつもの側面を持ち合わせていて、このコレクションが持つ多様な表現力を、彼女自身が完璧に体現してくれました。
⎯⎯ 撮影で一番こだわった部分はどこですか?
シックでクラシックなシャネルらしさを保つ一方で、モダンで心を躍らせるような新鮮さも表現しなければいけない。このバランスを取ることが重要でした。
彼女は才能にあふれた真のアーティストであるため、今回のプロジェクトの意味や芸術性を深く理解した上で、それを完璧に表現していました。力強い表情から柔らかく自然な表情まで、目の前で演じ分ける様子は圧巻でした。彼女だからこそ、今回の素晴らしい成功に繋がったと確信しています。

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カラー オブ アリュールとは、無意識に惹きつけられる「磁力」
⎯⎯ ガブリエル・シャネルが確立した美学「カラー オブ アリュール」(色の魅力や個性)は、アミィさんにとってどのような意味を持つのでしょうか?

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カラー オブ アリュールを言葉で説明するのは、ほとんど不可能に近いことです。とても抽象的な概念ですから。私個人にとっては、「磁力」のような感覚です。何かを見た瞬間に強く惹きつけられるものの、その理由をはっきりとは説明できない。まさにそんな感覚を表す言葉だと考えています。
アーティストが自分の作品の意味を、言葉で説明することがとても難しいのも、これが理由の一つです。作品に明確な定義があるわけではなく、その瞬間に何を感じたかという感情や感性に深く根ざしているからです。
⎯⎯ コメット コレクティヴのメンバーになってからの3年間で、カラー オブ アリュールに対する考えに変化はありましたか?
この3年間で私自身の考え方が、大きく変わったかどうかは自分でもわかりません。しかし、シャネルにとってこのコンセプトがいかに重要であるか、そして私たちのクリエイションにおいてどれだけ大きな役割を担っているかについては、より深く理解できるようになったと実感しています。
What is Rouge Noir?
ルージュ ヌワールは、1994/95年秋冬プレタポルテ コレクションのショー前夜に誕生。デザイナーのカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)、当時のメイクアップ クリエイティブ ディレクターのドミニク・モンクルトワ(Dominique Moncourtois)とハイディ・モラヴェッツ(Heidi Morawetz)の3名が、モデルの指先を彩る「今までにない新鮮な色」を求め、既存のネイルカラーを自由に混ぜ合わせる試行錯誤を繰り返しました。その結果、レッドとブラックを完璧な比率で調合することで、深く神秘的なルージュ ヌワールが完成しました。現在もシャネルを代表するアイコンカラーとして愛され続けています。

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最終更新日:
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