アートは里山を変える?世界最大級「大地の芸術祭」をレポート

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 世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」が、7月26日に開幕します。今回は35ヶ国と地域から約380点の現代芸術作品が公開され、小林武史が音楽を担当した映画「スワロウテイル」に登場するイェンタウンバンド(YEN TOWN BAND)による一夜限定ライブをはじめ、ダンスや演劇、音楽などパフォーミング・アーツが拡大。経営や作品づくりに住民が積極的に参加するなど、地域活性化におけるアートの役割は年々大きくなっています。開催を前に実施されたプレスツアーを通じて、里山を変えた"芸術祭の今"をレポートします。

 

 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(以下、大地の芸術祭)は、過疎高齢化が進む新潟県十日町市と津南町にある集落を舞台に約760キロ平方メートルにも及ぶ広大なエリアを回る新しい形の芸術祭として2000年にスタートし、3年に1度開催。回を重ねるごとに規模は拡大しており、第1回と前回の2012年開催時の第5回を比較すると、集落数は28集落から102集落、作品数は153点から367点、来場者数においては約16万2,800人から約49万人と大幅に増加しています。近年で"アートによる地域活性化"がブームになっていますが、その中でも先駆的存在として知られています。

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広大な地を巡るのも「大地の芸術祭」ならでは

 第6回を迎える今回は、9月13日までの50日間にわたって草間彌生や日比野克彦、クリスチャン・ボルタンスキー、イリヤ&エミリア・カバコフなど既存の作品約200点に加えて新作約180点が、約200の集落で公開。同イベントのコンセプト「人間は自然に内包される」に基づきながら、ダムやスノーシェッドなど「通常ではアートとみなされにくいものに焦点を当てた作品」と「地域や都市が補い合う"交換"の場」の2つをメインテーマに展開します。プレスツアーでは新作が中心に披露されました。

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