
「ダークウェア」の着こなし
Image by: FASHIONSNAP

「ダークウェア」の着こなし
Image by: FASHIONSNAP
東京のストリートで「ダークウェア(darkwear)」の着こなしが広まっている。ブラックやグレー、グレージュといったモノトーンカラーを基調に、細身のIラインシルエットで統一するスタイルを指し、SNSでも注目を集めているワードだ。
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ダークウェアは、2000年代当時、エディ・スリマンが「ディオール オム(DIOR HOMME)」で流行させた細身のサイジングを参照しているとされ、Y2Kリバイバルの文脈と交差し、再解釈されたスタイルとも言える。東京に加え、ロンドンでもこのスタイルは広がりを見せている。


ロンドンでのスナップ


ロンドンでのスナップ
主に着用されているブランドとしては、ディオール オムや、「リック・オウエンス(Rick Owens)」「ユリウス(julius)」「ナンバーナイン(NUMBER (N)INE)」など。いずれもシャープなシルエットや退廃的なムードを特徴とするブランドで、2010年代以降続くデザイナーズアーカイヴ市場の高騰を象徴する存在だ。また、メルカリなどの二次流通サイトでは、かつて“マルイ系”と呼ばれた「PPFM」や「ニコルクラブフォーメン(NICOLE CLUB FOR MEN)」「アバハウス(ABAHOUSE)」といった“マルイ系”と称されるブランドにも「ダークウェア」のタグが付けられ、再評価の動きが広がっている。


アウターに「リック・オウエンス」を着用したスナップ。デニムを組み合わせることでロックテイストに仕上げている。


Rick Owensとjuliusを取り入れたスナップ
ダークウェアはストリート発の着こなしだが、こうしたタイトシルエットへの関心はコレクションにも波及している。先般発表された2026年秋冬メンズコレクションでは、ジョナサン・アンダーソンが手掛ける「ディオール(Dior)」が、エディ時代のディオール オムを象徴するアイテムであるバックポケットにダーツを施したスキニーデニムを復活させた。テーラリングにおいても縦長のシルエットを強調したジャケットやコンパクトなブレザー、クロップド丈の「バー」ジャケット、細身のトラウザーなどが登場し、細身のIラインシルエットへの回帰が伺えた。
“エディ・スリマン的“な細身のIラインとは異なる形で、タイトなシルエットにアプローチしたブランドもある。ミウッチャ・プラダとラフ・シモンズによる「プラダ(PRADA)」は、身体に沿うシルエットでありながら柔らかな素材を用い、締め付け感を抑えた快適なウェアを提案。一方、デムナが手掛ける「グッチ(GUCCI)」ではタイトフィットなルックでボディコンシャスなスタイルが見られるなど、ファッションシーン全体で身体のラインを強調するシルエットへの関心が高まっている。
マスブランドである「ジーユー(GU)」からは、2000年代に流行した細身シルエットのスタイル「お兄系」で象徴的なアイテムとされたスタッズベルトが発売されるなど、トレンドは2000年代のムードに近づきつつある。「Y2K」「デザイナーズアーカイヴ」「タイトシルエット」といった複数の潮流が交差するダークウェアは、今後さらに脚光を浴びるかもしれない。
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