
Image by: FASHIONSNAP

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パーティーに着ていく一張羅でも、リラックスタイムのための部屋着でもない、一日の中で一番長く共に過ごす「日常着」には、日々の暮らしに向き合う姿勢そのものが、ありありと映し出される。ちょっとそこまでの外出で、ふとウィンドウに映る自分の姿を目にしたり。街で思いがけず友人と出くわし、そのままお茶へ向かうことになったり。そんな日常のふとした瞬間、「気が利いた1枚」を選べていた自分が少し誇らしく思える。今の自分より“ちょっと良い暮らし”は、きっとそんな小さな喜びの積み重ねから育っていくのだろう。
さて、今年も服選びが一番楽しくなる季節がやってきた。今年の秋を一緒に過ごす、相棒みたいなオールラウンダーを見つけるなら、エストネーションの新定番コンテンツ「EVER IT」をチェック。エストネーションのブランドコンセプト「色気・知性・物語」を表現した、大人のための究極のベーシックアイテムを渡したら、ファッションラバーたちはどう着る? 3組のプライベートタイムにお邪魔して、日常着のマイルールを聞いてみた。
EVER ITとは?
「The Essence of Luxury」をコンセプトに掲げる、エストネーションの新定番コンテンツ。「色気・知性・物語」というエストネーションのブランドコンセプトを表現した、オンオフを問わないベーシックアイテムを提案している。清潔感や機能性、心地よい着心地、1枚でもさらりとサマになる気が利いたシルエットや素材感も嬉しい。カットソーからシャツ、ニットまで1年を通して頼れる幅広いラインナップも特徴。
目次
家庭で洗える 日常着としてのシルクシャツ
うだるような暑さは早々に過ぎ去ったけれど、日中はまだ汗ばむ日もある今年の秋。季節の変わり目に本当に取り入れたいのは、サラリとした肌触りが爽やかながら天然の保温効果もあるシルク100%シャツ。「シワになるから」「ケアが面倒だから」と、つい扱いやすいテック素材に逃げてしまう。そんな価値観を鮮やかに覆してくれるのが、「EVER IT」のシルクシャツ。あらかじめ洗いをかけているため、家庭での洗濯も気兼ねなく。夏は涼しく冬は暖かい天然素材の心地よさに、気取らない風合いとふとした瞬間に覗く上質なツヤが同居。4万円台という価格帯も相まって、シルクを日常着としてまとう贅沢を叶えてくれる。
金子恵治、日常着に求めるのは“犬の散歩に着ていける”こと
ヴィンテージウェアへの深い造詣を持ち、服が本来持つ「作りの良さ」や「歴史」を現代の日常着へと落とし込む、ファッションディレクターの金子恵治さん。数々の名品を見てきた彼が選ぶベーシックには、細部のディテールや仕立ての良さへの確かな審美眼が光る。そんな金子さんを訪ねて向かったのは、元々知人が経営していた洋服屋の空間を居抜きで譲り受けたというワークスペース。「ここでは、企画を考えたり、考え事をしたり、打ち合わせをしたり。時間があればつい来てしまいます」と金子さん。

今日の金子さん💡
淡い中間色のトップスに、濃色のボトムスを合わせてコントラストを作るのが金子流。白系のカラーはヴィンテージなどの“汚れ系”アイテムを合わせても上品に仕上がる万能カラー。紳士ジャケットの裏地にありそうな絶妙なストライプシャツには、その対極であるワーク感のあるデニムにローファーを合わせた。
金子さんにとってのベーシックとは?
「世の中でベーシック、スタンダードと言われていても、自分のクローゼットに残らないものはベーシックではないですね。着心地はもちろん、佇まいや、自分の感性に本当にフィットするかどうかは、実際に所有して着続けていかないとわからないと思うんですよ」と金子さん。
「新品の服って、料理に例えるなら食材のようなものだと思います。80%くらいの気持ちで購入して、着ていくことで次第と100%に近づいていく。むしろ最初から100%になっているものはあまり好きじゃないんです。服を買うときにはどんなふうに育っていくものなのか想像して購入します」。


このシャツをドレッシーに合わせるなら? という質問に、エストネーションで購入したばかりだというウールジャケットを紹介してくれた金子さん。ドレスシャツではつまらない、ワークシャツでは似合わない、EVER ITはそんな時の選択肢にもなる。
EVER ITのシルクシャツをどう評価する?
「手洗い可能なので、洗ったらどんな表情になるんだろう。きっと柔らかくなったり、シワが入ったりして、馴染んでいくのかな。そうした余白がありそうなところが良いと思います。ただウォッシュ加工がされているだけのシャツは面白くないと思うけど、これは洗いをかけた後にまたプレスをかけているから一見洗ってあるように見えないのも、いいですね」。
撮影には愛犬のロロちゃんも同席。「“犬の散歩に着ていける”というのは、僕の日常着選びにおいてとても大切にしているポイントです。犬を飼い始めてから、自分のものづくりの視点においても『犬を散歩できる服か否か』を考えます。散歩に出かけると、途中で歩かなくなった犬を抱えることになる。そして犬を抱えると服は必ず汚れるので、汚れがついても気にならなくて、洗えるのはマスト。でも、たとえ犬の散歩とはいえ、あまりカジュアルすぎる格好で外に出るのは違うのではないかと思っていて、犬の散歩の時もよくシャツを着ているんですよ。そのレパートリーに入れるシルクシャツ。初めて出合えたので嬉しいな」。
EVER ITのシャツは、ドレスシャツを仕立てている工房で縫製されている。「襟の芯がすごく柔らかかったり、ステッチの入り方も昔のドレスシャツのような繊細さがあったりと、縫製の仕方が面白い。脇も縫い目を見せない裏ロック仕様になっているし、一見わからないことを主張せず何気なくやってるのがかっこいいですね。あと、第2ボタンの位置もめちゃくちゃいい。閉じすぎても空きすぎても嫌なので、本当にちょうど良いです」。

愛犬のロロちゃんとパシャリ
浅野啓介、作り手の意図を知ると好きになる
世界を舞台に活躍するファッションモデルであり、現在はフォトグラファーとしても活動する浅野啓介さん。ミステリアスでクールな佇まいながら、話してみると柔らかく気負うことのない等身大な雰囲気が魅力だ。モデルとしてもフォトグラファーとしても、さまざまな服に触れてきた彼が、プライベートで選びたくなる1枚とは? 話を聞くべく訪れたアトリエは、自然光の差し込む美しいホワイトキューブ。

浅野さんにとってのベーシックとは?
夏場はTシャツスタイルがほどんどだという浅野さんだが、秋になるとその一軍アイテムはシャツにシフトするとか。「シャツは着るだけで綺麗に見えるし、気分も上がる。着るだけで上品さが出るのは嬉しいですよね」。
そんな浅野さんのシャツ選びのポイントは、サイズ感と着心地。「奇抜なディテールは求めていないけど、着た時の落ち感と、程よいゆとりがあるシルエットが好きです。肌触りという意味でも生地にも注目しています。アトリエで作業する時は、誰にも会わないのでTシャツとデニムなことが多いけど、来客がある時はシャツを簡単に羽織ったり、オンラインMTGをする際にもシャツを1枚で着ることが多いです」。
ディテール以上に、大切にするのはその服が生まれるまでの物語だという。「デザイナーさんや、ブランドの方がどのような想いで作っているのか知ると、服がもっと魅力的に思えてきます」と話す好奇心旺盛な浅野さんは、「エストネーションはなんでシルクシャツを作ったんですか?」と、取材陣に逆質問。
EVER ITのシルクシャツは、ユニセックスなアイテム。女性が着ても男性が着てもサマになる大人の色気を感じる適度な光沢感は、特にこだわったポイントだ。夏と秋の狭間の「何を着たらいいかわからなくて困る時期」には、綿100%だとまだ暑いし肌に張りつく。一方でシルクの肌離れの良い感触や、冬まで長く着続けられる保温性はもってこい。そんな発想から、EVER ITのシルクシャツは生まれた。
「それを聞くと、よりよく思えてきました。シルクって軽いのに暖かくて良いですよね」と浅野さんも納得。


今日の浅野さん💡
ウエストサイドのベルクロでサイズを調節できるコンパクトでありながらフレアシルエットのかわいらしいペインターパンツにブルーシャツ、ブラウンのスエードローファーを合わせてクリーンかつ抜け感のある着こなしに。
EVER ITのシルクシャツをどう評価する?
浅野さんは、シルクシャツを持つのは実は今回が初めて。「ずっと洗えないし手入れが大変なイメージだったので。こんなに綺麗な生地で、洗えるのにシルク100%だというのがすごく嬉しい。サイズ感もちょうど良くて着やすいし、光沢がいい感じです。羽織ってみて改めて軽さにも驚いています。ちょっと良いディナーに、さらっと着ていきたいなと思います」

作業が行き詰まると、自分で畳を敷いたロフトで読書をするという浅野さん。最近読んで面白かったのは「バーバリアンデイズ」(ウィリアム・フィネガン)。写真は、セオ・パリッシュのインタビュー集に自分がパーティで踊っている姿が載っていたと教えてくれているところ。
大人のためのワンマイルウェア カシミヤタッチのフーディー&パンツ
大人が選ぶワンマイルウェアは、ただの「ダル着」とは一味違う。EVER ITのカシミヤタッチシリーズは、一見スウェットのようなカジュアルな佇まいでありながら、肌触りの良いポリエステルモール素材を使用し、表裏ともに、まるで本物のカシミヤのようにしっとりとしたなめらかさと上質な風合いを備えている。本物のカシミヤは水シミや虫食いなどデリケートな素材だが、カシミヤタッチなら、自宅で手軽に洗濯できるイージーケア性も大きな魅力。毎日袖を通したくなるような柔らかな着心地と気兼ねなく着られる実用性、欲しかった日常着とはまさにこのこと。
ソヨン&ユウ、大人のカジュアルは素材選びが重要
ファッションブランドを手掛け、洗練された夫婦のシミラールックを発信している、デザイナーのソヨンさんとディレクターのユウさん。シンプルでモダンなモノトーンを基調とし、アイテムの素材感や全体のバランスで魅せるシックな着こなしが得意だ。パートナーとお揃いで楽しみたい日常着のルールを教えてもらうために、2人が常連のように通っているというカフェで待ち合わせ。

今日のソヨンさん(左)&ユウさん(右)💡
ご近所へのブランチも気を抜かない2人。綺麗めかつカジュアル&リラクシーな仕上がりになるように、カラーはモノトーンで統一し、シャツやスラックス、レザー小物やアクセサリーを合わせることでシックにまとめた。
ソヨンさん&ユウさんにとってのベーシックとは?
「私は明確に基準があります。ベーシックであっても“地味にならない”ということ」と即答したソヨンさん。「ベーシックはときにシンプルになりがちですが、それはただ地味なものを選ぶということじゃありません。1枚のTシャツを選ぶにしても、素材や襟の形が満足いくまで吟味する。年齢を重ねるごとに奇抜なものは選ばなくなってきましたが、シンプルなものを選ぶときにこそ、自分に本当に似合うシルエットやディテールにこだわって、年齢に相応しいものを選ぶようになりました」。


一方ユウさんは、約30年ワードローブが変わっていないという。「特にメンズアイテムは、選び方や着こなしを一歩間違えるとカジュアルすぎたり、だらしなく見えてしまう。スウェットやフーディーだけでなく、カーゴパンツやチノパン、デニムを選ぶときも、ストリートすぎない、モードっぽい雰囲気のシルエットや素材感を選ぶことを長年大切にしています」。
「エストネーションのコンセプトである『色気・知性・物語』を感じる服や服装とは?」と訊ねると「ブランドの名前が目立つスタイリングをしないこと」とユウさん。「いい大人が、全身全部違う高級ブランドのわかりやすいアイテムを合わせていたら、かっこ悪い。そのブランドのトーンやメッセージを理解して、的確に取り入れるのが大人としての知性だと感じます」と話す。ソヨンさんは「やはり素材は大切。シンプルでも、着た時にまとえるオーラが変わってくるんです。良い素材のものをまとっていると雰囲気から変わってくる、そうしたところに知性や色気、女性らしさが現れるんじゃないかと思います」と語ってくれた。


シャツはしっかりインすることも、だらしなく見えないためのスタイリングのこだわりだ。
EVER ITのカシミヤタッチシリーズをどう評価する?
夫婦でお揃いのカシミヤタッチシリーズを着用した2人。「今日のように夫婦でお揃いの格好をするときは特に、“子どもっぽく”見えないように気をつけています。今回は2人でモノトーンのカラーをセレクトしました。フーディーというカジュアルなアイテムこそ、シャツやジュエリーなどを合わせることで大人っぽく着こなしたいと思っています」とソヨンさん。
カジュアルなものを上品に大人っぽく着こなすために重要なのは「素材感」だと2人は口を揃える。「スウェット素材ではない上品な質感なので大人っぽく着こなせる。これがただのスウェット素材だったら、着ていける場所は限られてくるけど、これはインナーに合わせるものを変えるだけでも色々なスタイルが楽しめそうです」と話した。

photography: Katsuya Fujii | text&edit: Chikako Hashimoto, casting: Rika Yamaguchi, creative direction: Riko Miyake , project management: Miho Hamasaki (FASHIONSNAP)
最終更新日:
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