モノ選びの達人を目指し、ファッションの定番をリサーチする「ファッションギークへの道」第2弾のテーマは「白の無地シャツ」。シルエットや着心地、透け感など、メンズのSサイズを基準に様々なブランドの定番白シャツをレビューします。vol.6は「アー・ペー・セー(A.P.C.)」。

1987年にフランスで創立された「アー・ペー・セー」は、今年の3月に創業30周年を記念した初のランウェイショーを実施。アー・ペー・セーと言えば「ニュースタンダード」などデニムが有名ですが、実はデニムは全て日本製の生地を使用しているそう。
1枚20,520円の「オックスフォードシャツ」は、アー・ペー・セーらしいシンプルなデザインでボックスシルエットでバックプリーツがないのが特徴。寸法を測ったところ、着丈は71cm、身幅49cmと全体的に平均的な値でした。オックスフォードということで透けの心配は無く、*スケ透けレベルは「1」です。
*スケ透けレベル とは?
男性にとって白シャツ選びの重要ポイントでもある"透け感"を3段階で評価した独自指標
1 - 全く透けない / 2 - やや透ける / 3 - 結構透ける
第一ボタンを閉めた時に指がぴったり2本入るため、*フィット感は「ジャスト」とさせていただきます。Hanesの赤パックを着用して検証したところ、画像のようにリブが若干見える程度の開きでした。ボタンダウンでテールが緩やかなので、裾を出して着用するのもオススメです。「生産と創造の工房(Atelier de Production et de Creation)」というブランド名にこめられた思い通り、ベーシックな作りで着る人を選ばないシャツだと思います。
*フィット感とは?
第一ボタンを閉めた時、どれだけ首元にゆとりがあるかを3段階で評価した独自指標 ※首周り36cmの日本人男性の場合
タイト- 指2本で窮屈 / ジャスト - 指2本で少しゆとりがある / ルーズ-指3本入る
■ファッションギークへの道 白シャツ編
・vol.1 INDIVIDUALIZED SHIRTS
・vol.2 無印良品
・vol.3 MARGARET HOWELL
・vol.4 N.HOOLYWOOD
・vol.5 THOM BROWNE
・vol.6 A.P.C.
・vol.7 ENGINEERED GARMENTS WORKADAY
・vol.8 PAUL SMITH
・vol.9 Gap
・vol.10 BEAMS PLUS
・vol.11 TOMORROWLAND
・vol.12 JIL SANDER
・vol.13 Polo Ralph Lauren
・vol.14 SOPHNET.
・vol.15 THE
・vol.16 SCYE BASICS
・vol.17 KICS DOCUMENT.
・vol.18 UNIQLO
・vol.19 digawel4
・vol.20 GUCCI
・vol.21 visvim