モノ選びの達人を目指し、ファッションの定番をリサーチする「ファッションギークへの道」第2弾のテーマは「白の無地シャツ」。シルエットや着心地、透け感など、メンズのSサイズを基準に様々なブランドの定番白シャツをレビューします。vol.10は「ビームス プラス(BEAMS PLUS)」。

1999年にデビューしたビームス プラスのコンセプトは「永年着られる飽きのこない本物の男服」。アメリカントラディショナルを象徴する白の「オックスフォードボタンダウンシャツ」はビームス プラスの代表的なアイテムになっています。
「オックスフォードボタンダウンシャツ」では、背中のプリーツやボタンの×止めなど1960年代に制作されたアメリカのボタンダウンシャツのディティールを再現。寸法は同企画に登場するシャツと比較すると平均的でした。両脇裾部分には青い糸を使用した+マークがデザインされており、生地は一度洗いをかけているため柔らかく肌触りも◎。少し透け感が気になったので、*スケ透けレベルは「2」です。
*スケ透けレベル とは?
男性にとって白シャツ選びの重要ポイントでもある"透け感"を3段階で評価した独自指標
1 - 全く透けない / 2 - やや透ける / 3 - 結構透ける
第一ボタンを閉めた時、指2本がぴったり入ったため*フィット感は「ジャスト」とさせていただきます。Hanesの赤パックを着用して検証したところ、画像のようにリブがしっかり見えました。vol.9で紹介したギャップも同じオックスフォードボタンダウンシャツでしたが、日本人向けに作られているということでビームス プラスのほうが一回り小さく作られています。着丈67cmと平均より4cm以上短いため、ライトアウターのインナーにするといったレイヤードスタイルでも重宝しそうです。
*フィット感とは?
第一ボタンを閉めた時、どれだけ首元にゆとりがあるかを3段階で評価した独自指標 ※首周り36cmの日本人男性の場合
タイト- 指2本で窮屈 / ジャスト - 指2本で少しゆとりがある / ルーズ-指3本入る
■ファッションギークへの道 白シャツ編
・vol.1 INDIVIDUALIZED SHIRTS
・vol.2 無印良品
・vol.3 MARGARET HOWELL
・vol.4 N.HOOLYWOOD
・vol.5 THOM BROWNE
・vol.6 A.P.C.
・vol.7 ENGINEERED GARMENTS WORKADAY
・vol.8 PAUL SMITH
・vol.9 Gap
・vol.10 BEAMS PLUS
・vol.11 TOMORROWLAND
・vol.12 JIL SANDER
・vol.13 Polo Ralph Lauren
・vol.14 SOPHNET.
・vol.15 THE
・vol.16 SCYE BASICS
・vol.17 KICS DOCUMENT.
・vol.18 UNIQLO
・vol.19 digawel4
・vol.20 GUCCI
・vol.21 visvim