モノ選びの達人を目指し、ファッションの定番をリサーチする「ファッションギークへの道」第2弾のテーマは「白の無地シャツ」。シルエットや着心地、透け感など、メンズのSサイズを基準に様々なブランドの定番白シャツをレビューします。vol.18は「ユニクロ(UNIQLO)」。

日本を代表するSPA企業「ユニクロ」。今秋には「イネス・ド・ラ・フレサンジュ(INES DE LA FRESSANGE)」のコラボに待望のメンズコレクションが登場。また、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(J.W. ANDERSON)」とのコラボコレクションを控えるなど、話題が尽きません。
2002年秋冬から展開しているユニクロの定番シャツ「ファインクロスストレッチスリムフィットオックスシャツ」は、洗濯をしてもシワになりにくい「イージーケア加工」が施されているためアイロンがけの時間が短縮できるのが最大のメリット。肩幅41.5cm、身幅45cmとかなり細身なシルエットですが、ストレッチ素材を使用しているため窮屈さは感じませんでした。超長綿を使用したコットン100%の生地は繊細で滑らかな生地感ですが、インナーがしっかり見えるほど透け感があるため*スケ透けレベルは「3」です。
*スケ透けレベル とは?
男性にとって白シャツ選びの重要ポイントでもある"透け感"を3段階で評価した独自指標
1 - 全く透けない / 2 - やや透ける / 3 - 結構透ける
第一ボタンを閉めたときは指が2本入るジャストサイズなので、*フィット感は「ジャスト」。Hanesの赤パックを着用して検証したところ、画像のようにしっかりリブが見えました。また3cmの間に17針を入れる細かい縫製を採用し、襟、前立て、カフスのシワを軽減する仕様になっています。ビジネスシーンで使用する場合はVネックのインナーがオススメ。透け感が気になる人は、同ブランドの「エアリズムシームレスVネックT」のベージュを選びインナー透けを回避してもいいかもしれません。
*フィット感とは?
第一ボタンを閉めた時、どれだけ首元にゆとりがあるかを3段階で評価した独自指標 ※首周り36cmの日本人男性の場合
タイト- 指2本で窮屈 / ジャスト - 指2本で少しゆとりがある / ルーズ-指3本入る
■ファッションギークへの道 白シャツ編
・vol.1 INDIVIDUALIZED SHIRTS
・vol.2 無印良品
・vol.3 MARGARET HOWELL
・vol.4 N.HOOLYWOOD
・vol.5 THOM BROWNE
・vol.6 A.P.C.
・vol.7 ENGINEERED GARMENTS WORKADAY
・vol.8 PAUL SMITH
・vol.9 Gap
・vol.10 BEAMS PLUS
・vol.11 TOMORROWLAND
・vol.12 JIL SANDER
・vol.13 Polo Ralph Lauren
・vol.14 SOPHNET.
・vol.15 THE
・vol.16 SCYE BASICS
・vol.17 KICS DOCUMENT.
・vol.18 UNIQLO
・vol.19 digawel4
・vol.20 GUCCI
・vol.21 visvim