モノ選びの達人を目指し、ファッションの定番をリサーチする「ファッションギークへの道」第2弾のテーマは「白の無地シャツ」。シルエットや着心地、透け感など、メンズのSサイズを基準に様々なブランドの定番白シャツをレビューします。vol.21は「ビズビム(visvim)」。

中村ヒロキが手掛ける「ビズビム」は2001年に設立。ドーバーストリートマーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)やスーパー A マーケット(SUPER A MARKET)などで取り扱いがあり、エリック・クラプトン(Eric Clapton)やジョン・メイヤー(John Mayer)など海外のファンも多いとか。2013年秋冬コレクションからウィメンズライン「WMV(ダブリュー エム ブイ)」も展開。メンズ、ウィメンズともにこだわりのあるモノづくりで業界外からも注目されています。
定番シャツ「ALBACORE BLANKET L/S(GIZA OX)」はパターンや生地は一緒ですが、肘部分のデザインがシーズンごとに変わります。2017年春夏コレクションでは2種類を展開。オリジナルのナットを使用したボタンは貝ボタンなどに比べ、柔らかい天然素材で留めやすくなっていました。GIZAコットンをオリジナル紡績したオックスフォード地は肌触りが良く、同企画最重量の330gと厚みがあるため*スケ透けレベルは「1」です。
*スケ透けレベル とは?
男性にとって白シャツ選びの重要ポイントでもある"透け感"を3段階で評価した独自指標
1 - 全く透けない / 2 - やや透ける / 3 - 結構透ける
第一ボタンを閉めた時、指が2本入り少し余裕があったため*フィット感は「ジャスト」とさせていただきます。Hanesの赤パックを着用して検証したところ、画像のようにリブが若干見える程度でカジュアルシャツとしてはほどよい開きでした。寸法も平均的で、肘のデザインをポイントにデニムパンツなどに1枚でさらっと合わせたいですね。
*フィット感とは?
第一ボタンを閉めた時、どれだけ首元にゆとりがあるかを3段階で評価した独自指標 ※首周り36cmの日本人男性の場合
タイト- 指2本で窮屈 / ジャスト - 指2本で少しゆとりがある / ルーズ-指3本入る
■ファッションギークへの道 白シャツ編
・vol.1 INDIVIDUALIZED SHIRTS
・vol.2 無印良品
・vol.3 MARGARET HOWELL
・vol.4 N.HOOLYWOOD
・vol.5 THOM BROWNE
・vol.6 A.P.C.
・vol.7 ENGINEERED GARMENTS WORKADAY
・vol.8 PAUL SMITH
・vol.9 Gap
・vol.10 BEAMS PLUS
・vol.11 TOMORROWLAND
・vol.12 JIL SANDER
・vol.13 Polo Ralph Lauren
・vol.14 SOPHNET.
・vol.15 THE
・vol.16 SCYE BASICS
・vol.17 KICS DOCUMENT.
・vol.18 UNIQLO
・vol.19 digawel4
・vol.20 GUCCI
・vol.21 visvim