Fashion

アニメメイクから徹子ルックまで 来日中のGAGAを支えたブランド、ヒトは?

— ADの後に記事が続きます —

■巨大バルーンドレスに合わせたのは愛用のあの靴

lady_gaga_tunbler_1.jpg

 「スッキリ」だけではなく数々のテレビ番組に出演したLADY GAGA。デーブ・スペクターからインタビューを受けた「とくダネ!」では、ファッションレーベル「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」のデザイナー自ら運営、講師を務める「ここのがっこう」の卒業生、野田涼太と小林なおによるファッションレーベル「phiz」のドレスを着用して登場し、Twitter上で話題となった。

 帰国後「SMAP×SMAP」を皮切りに収録番組の放映がスタートしているが、一番の話題は11日に放映予定の「徹子の部屋」ではないだろうか。4日に公開された番組のワンシーンを収めた写真は大きな反響を呼んでおり、数々のメディアに取り上げられている。GAGAは同番組に黒柳徹子のヘアスタイルを模したような、大きな黒い球体ドレスを纏って挑んでいるのだ。

lady_gaga_2011summer_japan_15.jpg

SAPHIR EASTのコレクションフォト

 この球体は、「SAPHIR EAST(サフィア イースト)」という日本ブランドのドレス。デザイナーは名前を明かさずブランド名と同様、SAPHIR EASTとして活動している。様々なメゾンでや海外生活での経験を積んだ後、自由な発想で好きな物をクリエイトしていくブランドとして2007年春夏よりスタート。様々な世界のエスプリを取り入れ、冒険心たっぷりのコレクションを展開しており、基本的に全て1点もので制作されている。日本ではショップには下ろさずオーダーメイドで制作されているため、広く認知されていないが、知る人ぞ知るブランドとしてスタイリストなど業界関係者には定評があるそうだ。海外ではL.Aのセレブ御用達ショップ「Church boutique」で取り扱われており、コーナー展開もされている。

lady_gaga_2011summer_japan_16.png

LADY GAGAが着用したドレス

 ブランドの広報担当者は「スタイリストが来た時に『これGAGA好きそう』って言って持っていたんです。まさか『徹子の部屋』で着用されるとは」と話す。デザイナーSAPHIR EASTは現在海外におり、この件を伝えると同じく驚いた様子で、喜んでいたという。実は両腕を上げているため球体になっているそうで、本来はバルーン型のシンプルなブラックドレス。ウエストマークすると雰囲気がまた全く違う。これに合わせたのは、以前から愛用しているデザイナー舘鼻則孝による「NORITAKA TATEHANA」のかかとのない厚底シューズ。

tatehana_noritake_gaga_1.jpg

「valveat 81」で開催されたエキシビジョン

 舘鼻則孝はデザイナーとしてのキャリアを15歳からスタートし、東京芸術大学では友禅染めや型染めなどの染織を専攻。2010年にブランド「NORITAKA TATEHANA」本格的にスタートした。海外でもあらゆるシーンでLADY GAGAは彼のシューズを履いており、今回の来日中もMTVのライブ後の会見で同ブランドのシューズを着用。彼女のなかでも最も気に入っているブランドにランクインしている様子だ。GAGA出演の「徹子の部屋」は月曜日午後1時20分~1時55分で放送予定。

 番組情報:http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/

■LADY GAGAが去った後も残る存在感

lady_gaga_2011summer_japan_11.jpg

着用された「SOMARTA」のもとのアイテム(2007年春夏コレクションより)

 7月1日、GAGAが日本を離れるときに選んだのはユニクロのTシャツだ。これは、「SAVE JAPAN! PROJECT」の活動の一環として立ち上げられた新プロジェクト「FASHION UNITE FOR JAPAN」で彼女自身がデザインしたもの。日本の次に向かったのは台湾だが、ここでも日本デザイナーの服を着用していることが話題となっている。日本では着用しなかった「SOMARTA(ソマルタ)」の2007年のコレクションピースにビジューを散りばめたブランド独自の無縫製ニット「スキン シリーズ」のカスタムバージョンや、規則的な曲線が特徴的な「SACHKO KAWASAKI」のドレスなど彼女が去った後でも話題は耐えない。

 彼女がここまでなぜ日本に興味を持ち、愛してくれているのか。その理由は親友で彼女のスタリングを務めてきたNicola Formichetti(ニコラ・フォルミケッティ)の存在が大きいと公式ホームページに掲載されたインタビューで明かしている。GAGAをはじめとする著名アーティストのスタイリストとして広く知られているNicola Formichettiは日本生まれのスタイリスト兼ファッションエディター。2011年秋冬コレクションよりフランスのブランド「Thierry Mugler(ティエリー・ミュグレー)」のクリエイティブディレクターに就任し、初のランウェイショーではGAGAも登場する等世界的に新生「Thierry Mugler」を知らしめた人物だ。

lady_gaga_2011summer_japan_18.jpeg

2010年に行われた「M・A・C」のシークレットライブでも「SOMARTA」を着用

 所属するレコード会社のオフィシャルブログには、日本に興味を持ったきっかけを話した内容が掲載されている。「日本のカルチャーにはもともと興味があったけど、私の親友でスタイリストのニコラが日本人のハーフだということもあって、彼とはもう何年も一緒に仕事をしてきたわ。だから、私が日本のカルチャーやファッションに凄く興味を持つようになったきっかけはニコラの存在よ。彼とは好きなものが共通しているの。凄くモダンで斬新だと思うわ。日本に今回来てから、ずっと日本の服を着ているんだけど、どれも凄く生き生きとしていて、ストリートを感じるわ。日本の建築やアニメからも刺激を受けているわ。若々しい中に、モダンさがある」

 2011年には"ファッション界のオスカー賞"とも称されるCFDAのファッションアイコン・オブ・ザ・イヤーを受賞し、これまで以上に多くのメゾンやブランドが彼女にコレクションを着用してほしいと願うなか、GAGAは日本ブランドを尚も愛用している。今回の来日では比較的若手のブランドにスポットが当たっていたという見方もあるが、初めてライブの衣装として採用された森川 マサノリは「光栄ですし、言葉では表せない喜びです。もしかしたらデザイナーにしか分からない特権的な喜びかもしれません。」と喜びを語る。またその一方で、周りの反応が想像以上に大きくGAGAが着用したことでプレッシャーを感じていながらも、「良い作用で(今後のクリエイションに)影響あるとは思います。(次のコレクションは)今の構想段階では期待を裏切る突き詰めた作品になると思います。楽しみにしていてください」と新しいクリエーションに意欲を見せる。歌はもちろんファッションでも聴衆を魅了し続けるGAGAだが、それを支える裏方にも確実に大きな"ガガ旋風"が巻き起こっている。

最新の関連記事
Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング