山本美月が着こなす“自然体なわたし” ライフステージの変化を自分らしく乗りこなすヒント
presented by LANVIN en Bleu

Image by: FASHIONSNAP

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山本美月が着こなす“自然体なわたし” ライフステージの変化を自分らしく乗りこなすヒント
presented by LANVIN en Bleu

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山本美月さんが「LANVIN en Bleu」を纏って歩く、東京都庭園美術館。100年前のパリでLANVINの創業者ジャンヌ・ランバンが世界に発信した「アール・デコ」の100周年を祝い、同じくアール・デコ様式の建築であるこの場所を訪れました。100年という時間に想いを馳せながら、時代にとらわれないデザインを身に纏い、カメラを向ければ力強く凛とした眼差しを、話してみると穏やかで自然体な笑顔を見せる山本さん。その姿は、キャリアや家庭、人間関係に翻弄されながらも懸命に日々を過ごす多くの女性たちのリアルと重なります。柔らかく、穏やかに、自分を大切にするために持つべき姿勢とは?山本美月さんへの「等身大」インタビュー。
◾️東京都庭園美術館 本館
1933年に皇族朝香宮家の自邸として建造。主要な部屋の内装にはアンリ・ラパンやルネ・ラリックといった、フランスのアール・デコ様式における著名なデザイナーが起用されており、宮廷建築を担っていた宮内省内匠寮が手掛けた邸宅の中でも特色のある建築として、2015年に国の重要文化財に指定された。 芝生で覆われた開放感のある前庭と、築山と池を備え起伏に富んだ日本庭園も、宮邸時代の面影を残している。

── 元々帽子デザイナーだったLANVINの創業者、ジャンヌ・ランバンがドレスのデザインを始めたのは、愛娘 マルグリットのためにデザインした子ども服がきっかけだったそうです。プライベートでは2023年に第一子を出産された山本さんですが、お子さんの存在が仕事への向き合い方や表現に影響を与えたことはありますか?
子どもには綺麗なものを見せてあげたいなと思うので、一緒にアートを鑑賞する機会を大切にしています。ありがたいことに、お仕事によってはロケに子どもを同行させていただけることもあるので、その際にアートを一緒に鑑賞したり。
ただ、まだ幼いので、大きなものは怖いようで、以前お仕事をさせていただいたアート関連のイベントでは、木で出来ている作品は楽しそうに触っていても、無骨な印象の大きな作品は怖がっていました。子どもだからこそわかる独特な感性というか、作品に生命を感じているんですかね。一緒に鑑賞することで私もそれまで気が付かなかった新たな発見があります。

── ライフステージの変化によって、ファッション観に変化はありましたか?
やっぱりパンツスタイルの動きやすい格好が増えましたね。あとは、洗えるものとか、機能性を求めるようになりました。夏は特に暑いので、「これはポリエステルだから無理だ」とか思っちゃいます(笑)。


── 「CHIC(シック)」と「GAVROCHE(生意気)」。相反するふたつの要素を掛け合わせる「LANVIN en Bleu」のコンセプトにちなんで、印象の違う2着をご着用いただきました。
シャツに重ねたシアートップスはすごく伸縮性があって着心地が気持ちよかったです。スカートは、下がすぼまっているアシンメトリーなバルーンシルエットが美しかったですね。ジャケットのセットアップは、インナーのタートルネックとのバランスが気に入っています。
── 山本さんご自身の中に「二面性」を感じる瞬間はありますか?
世の中から見た私の印象と、実際に会って話をした時の印象が違う、とよく言われます。以前出演していた雑誌のイメージでもあるのか、お淑やかなイメージを持たれがちなんですが、会うと意外とサッパリしているところもあるようで、「イメージと全然違うね」って。実際はあまり「女性らしさ」みたいなものは持ち合わせていないかな。見た目で弱く見られがちというか、子どもっぽく見られがち。「美月ちゃん」と呼んでいただくこともまだありますが、そうした可愛らしいイメージに対する期待には応えられないので、申し訳ないなと思います(笑)。


── 山本さんは「自分らしさ」をどのようなものだと考えていますか?
自然体でいたいな、と思っています。柔軟に自然の流れには身を任せるけれど、他人の意見に振り回されて自分の大切にしている軸の部分はブレたくはない。今はなかなか時間が取れないことも多いんですけど、新しいことにも、できる範囲で挑戦してみたい。絵を描くのが好きなので、今は絵本を作ってみたいんです。
── 日頃からSNSなどでお好きなものについてたくさん発信されている印象です。30代はライフステージや環境の変化の中で「自分」を見失ってしまう女性も多いかと思います。「自分の好きなもの」や「自分」を大切にしながら、変化を受け入れていくために大切なことは何だと思いますか?
私も、TPOに合わせたスタイルは必要だと思いますが、”年齢”といったイメージに対する周りの目はあまり気にしすぎる必要はないんじゃないかなと考えています。誰からも好かれる人になるのは難しいですし、人に迷惑をかけないよう、節度をわきまえていれば、「自分の好き」を突き詰めていっていいんじゃないかなと思います。

── 山本さん自身が今目指している理想の自分のついて教えてください。
子どもとの時間も大切にしつつ、仕事に対しても積極的に取り組みたいんですけど、配分がまだわからなくて。仕事を少しお休みして子どもといる時間も楽しいし、でも仕事を再開すると仕事もとても楽しい。どっちの生活にも体が勝手に順応してしまうんですが、理想としてはもう少し仕事の割合を増やせたらいいなと思います。でも、子どもには寂しい想いをしてほしくないという気持ちも強くて。実際のところ、子どもはそんなに寂しがっていないのかもしれませんが、勝手に想像して「寂しい思いをさせていないかな」と考えてしまったり(笑)。子どもと共に私自身も成長して、もう少し仕事と子育ての両立をうまくやっていきたいなと思っています。



LANVIN en Bleu(ランバン オン ブルー)
「CHIC(シック)」と「GAVROCHE(生意気)」。相反するふたつの要素を掛け合わせることで、時代にとらわれない価値を提案する、LANVINのセカンドライン。シンプルでありながら捻りの効いたアイテムはレイヤードスタイルで遊び心をプラスすれば、幅広いスタイルを楽しめる。
「ART DÉCO et LANVIN(アール・デコとランバン)」
アール・デコ100周年を記念し、三菱一号館美術館で開催される「アール・デコとモード 京都服飾文化研究財団(KCI)のコレクションを中心に」展と連動したイベントが開催。“丸の内で体験するアール・デコな3日間”をテーマに、中村圭佑率いるダイケイ・ミルズが企画演出を手掛けた。会場では、LANVIN en Bleuのアール・デコ100周年を記念したアイテムを販売するほか、ダイケイ・ミルズのリサーチマテリアルなどの展示を通してアール・デコを学ぶことができるコンテンツを提供する。
期間:2025年10月11日(土)~10月13日(月・祝)
会場:丸ビル1階マルキューブ
所在地:東京都千代田区丸の内2-4-1
営業時間:11:00〜19:00
入場料:無料
<第1回 鈴木京香 × LANVIN COLLECTION>
<第2回 江口洋介 × LANVIN COLLECTION>
<第4回 マギー&大谷亮平 × LANVIN SPORT>
photography: Ittetsu Matsuoka, styling: Nobuko Ito, hair & makeup: Yuko Aika | text & edit: Chikako Hashimoto, casting: Takashi Sasai, project management: Miki Takahashi, direction: Riko Miyake (FASHIONSNAP) | 撮影協力:東京都庭園美術館
最終更新日:

アール・デコ100周年記念アイテム
Image by: LANVIN en Bleu

アール・デコ100周年記念アイテム
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