
Image by: FASHIONSNAP
2025年4月13日から10月13日までの期間開催される日本国際博覧会「大阪・関西万博」が、大阪府の夢洲(ゆめしま)で開催されます。徐々に公開されている情報の中から、ファッションデザイナーが手掛けたユニフォームをまとめて紹介します。
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目次
阿部千登勢 ⎯ 「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartie」






Image by: ©Cartier
「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」は、内閣府、経済産業省、「カルティエ(Cartier)」、2025年日本国際博覧会協会と共同で手掛けるパビリオン。「When women thrive, humanity thrives ~ともに生き、ともに輝く未来へ~」をコンセプトに掲げ、建築や没入型の体験コンテンツなどの展示を通して来場者の視点変革を目指しています。
ウーマンズ パビリオンのアテンダントユニフォームは、「サカイ(sacai)」デザイナー兼クリエイティブディレクターの阿部千登勢が担当。調和とモダニティを身に纏えるようなユニフォームとなっています。
ヨウヘイ オオノ⎯「住友館」アテンダントユニフォーム







©︎Sumitomo EXPO2025 Promotion Committee、©︎YOHEI OHNO
住友グループが出展するパビリオン「住友館」は、森の中で様々な「いのちの物語」に出会うインタラクティブな体験や、来場者が参加できる「植林体験」を実施します。
ヨウヘイ オオノにとって初めてのユニフォームデザインとなる住友館のアテンダントユニフォームでは、「ジャケットやパンツ・カットソーを⽤いたスーツスタイル」「帽⼦やシューズ」などを共通デザインとしながら、2種類のユニフォームを制作。分量のあるプリーツを採⽤したジャケットや動きやすさや霧が漂う空間における快適性を意識した丈感のパンツ、サイクリングトップをベースにしたスポーティーなインナーなどをデザインしました。ユニフォームの素材には、住友商事グループ企業が全国の⼩売店などで独⾃に回収されたペットボトルからエコ・リサイクル⼯程で再⽣された特殊⻑繊維⽤ペレット「bottlium®(ボトリウム)」と、住友化学が開発した吸熱と放熱の特性を併せ持つ温度調節樹脂「コンフォーマ®」を⽤いた繊維を使用しています。
中里唯馬 ⎯ 「Better Co-Being®」アテンダントユニフォーム



©YUIMA NAKAZATO & Goldwin Inc.
Image by: ゴールドウイン
「Better Co-Being®」は、慶應義塾大学医学部教授 宮田裕章氏がテーマ事業プロデューサーを務めるシグネチャーパビリオン。ゴールドウインは、同パビリオンにサプライヤー協賛し、デザイナーに中里唯馬を迎え、ユニフォームを製作しました。
ユニフォームは、形ある物が絶えず移ろい続ける様を意味する「IMPERMANENCE」という言葉をテーマに、帽子、ジャケット、シャツ、パンツ、雨具を展開。屋外にあるパビリオンのため、ユニフォームは適度なフォーマルさと同時に、長時間の野外環境で快適に過ごしていくための機能性を実現しました。また素材は、ゴールドウインの富山本店の研究開発施設「ゴールドウイン・テック・ラボ」が、暑さ対策として特殊な加工技術を使用し、紫外線遮蔽率と太陽光反射率の両方を高めた新素材を開発。ジャケット、シャツ、パンツの生地に採用しました。
中田優也ー日本館アテンダントユニフォーム







Image by: 経済産業省
日本館のアテンダントユニフォームは、中田優也がデザインを担当。ジャケットやパンツ、ベスト、カットソー、スカーフ、帽子、バッグといったアイテム構成となっており、「日本の美意識を纏う」をコンセプトに美しさと機能性の両立を目指してデザインしたそうです。ジャケットは、日本の伝統衣装である着物の構造を元に製作されており、帯状のベルトで自在にサイズを調整し着用者の体に合わせてフィットさせることができます。また、日本の伝統的な履き物として採用された足袋は、「福助足袋」が一点ずつ職人の手により製作。留め具(コハゼ)で足をしっかりとホールドするため歩く際に安定感があり、足に綺麗にフィットすることから足もとを美しく演出します。
アイテムは、付属の風呂敷でまとめて持ち運ぶことができるようになっており、日本の文化が感じられる工夫を施しました。素材は、植物由来のポリエステル繊維や、使用済みのペットボトルを原料としたリサイクル繊維など環境に配慮した物を採用。また、単一の素材や原料で構成された製品を指す「モノマテリアル」を採用したため、リサイクルの際に分別する必要がなくなりリサイクルの工程が簡略化され、環境への負荷を大幅に削減することができます。
藤本ハルミー「PASONA NATUREVERSE」






Image by: パソナグループ
パソナグループが出展するパビリオン「PASONA NATUREVERSE」では、97歳の現役デザイナー藤本ハルミをデザイナーに起用。パソナグループの代表取締役グループ代表の南部靖之と藤本が同郷であることをきっかけに、今回の協業に至ったそうです。
ユニフォームは、全てオートクチュールドレスとして製作。京都・祇園祭の山鉾(やまほこ)巡行が描かれた生地や、染織家として初めて人間国宝になった三代目田畑喜八による生地などを使用した、デザインの異なる20着を用意しました。同ドレスは、パソナグループのパビリオンでVIP接客などにあたるアテンダントが着用し、万博閉幕後は、パソナグループが進める淡路島へのパビリオン移設計画で活用される予定です。
ミナ ペルホネンー「Dialogue Theater - いのちのあかし - 」




Image by: 二文字琢也(SABFA)
河瀨直美がテーマ事業プロデューサーを務めるシグネチャーパビリオン「Dialogue Theater - いのちのあかし - 」では、「ミナ ペルホネン(minä perhonen)」がユニフォームのデザインを担当。コートジャケットやレインコート、Tシャツ、サコッシュ、バンダナ、靴下といったアイテムを製作しました。コートジャケットは、一般的なメンズとウィメンズの打ち合わせではなく、右と左の生地が対話をするように重なり合うデザインを採用し、一般常識や男女の慣習などを取り払い、多様なテーマについて考えてみようというメッセージを込めたそうです。またバンダナは、アテンダントスタッフの個性やその日の気分によってさまざまな巻き方ができ、スタッフ自身が装いにアレンジを加えることができるように設計しました。
アンリアレイジ ーNTTパビリオンスタッフユニフォーム






Image by: アンリアレイジ
「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は、機能性と環境への配慮を両立した、アウター、ポロシャツ、バッグ、バケットハット、ロゴバッジの5点を製作しました。アウターは、「風をまとう服」をコンセプトに「空調服®️」の電動ファンを内蔵。体と服の間に風を送り込むことで布にドレープが生まれ、着る人の体型に沿って変化します。ポロシャツは、シルエットやディテールのプロポーションを再解釈し、性別や体型を問わず着用できる形を追求しました。そのほか、バケットハットおよびバッグには、日本国内で回収された廃漁網を100%再利用して作られた、ケミカルリサイクル糸「MURON」を採用。ロゴバッジには、フォトクロミック生地を使用し、屋内と屋外で色が変化する仕掛けを施しています。
各アイテムの生地には、通気性・吸水速乾性に優れた「AZEK」を使用。製作工程では水の使用量を限りなく削減したサステナブルなプリント技術「FOREARTH」を用いています。
ディウカ ー 大阪ヘルスケアパビリオン・ファーマフーズ

Image by: ファーマフーズ
卵研究により生まれた素材を使った商品を展開するバイオテクノロジー企業 ファーマフーズが、大阪ヘルスケアパビリオンに出展。アテンダントユニフォームを「ディウカ(divka)」がデザインしました。これに際し同社は、研究で廃棄されてきた卵殻膜に着目し開発た新素材「オボヴェール(ovoveil®)」を採用。デザインには、卵の持つ柔らかさや包容力をシルエットに落とし込みました。
公式スタッフ用ユニフォーム






©︎2025 TOYOTA TSUSHO UNIFASHION
会場サービスアテンダントスタッフユニフォームは、主に来賓のアテンドや通訳、案内所などで働くスタッフが着用。公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が、2023年5月18日から6月19日にかけて公募し、513作品(応募者数369人)の中から優秀賞に選ばれた服部真理子のデザインを採用しています。全世界共通のSDGsカラーをインナーに起用したカラフルなユニフォームは、寒暖差や自分の好みに合わせて自由に着こなしを楽しむことができます。
その他ユニフォームは、シニアアドバイザーのコシノジュンコの助言のもと、会場サービスアテンダントスタッフユニフォームのデザインから派生して展開。公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、多様性の観点から年齢や性別に関係なく、暑さ対策、着心地、機能性、耐久性、環境に配慮した素材の使用や会期終了後のリサイクルなど、総合的な視点を踏まえて製作したといいます。
最終更新日:
◾️日本国際博覧会「大阪・関西万博」
開催期間:2025年4月13日(日)〜10月13日(月)
会場/所在地:大阪府夢洲(ゆめしま)
大阪・関西万博:公式サイト
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