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ニットウェアブランド「JUUKIFF」が、2025年春夏コレクションを発表。目的あるものづくりを実践し、テクノロジーとクラフツマンシップを融合させたデザインを生み出す「JUUKIFF」。「essentialism（本質主義）」を重視し、ファッションと環境のバランスを追求するという視点からニットウェアの製造技術を再解釈している。今コレクションでは「サラウンド・タイム」をコンセプトに掲げ、衣服と身体、衣服と環境の間の空間の循環を探求することで、過去の記憶や未来の理想といった抽象的な領域を具現化。空間主義運動の創始者であるイタリアのアーティスト Lucio Fontanaの作品や、長時間カメラを露光することでさまざまな時間を1つのフレームに収める写真家 Michael Weselyの作品も着想源となっている。アイテムの71%にはホールガーメントの技術が採用され、シルク混素材からシルク100%のニットまで、リサイクル工程を減らすためのこだわりのマテリアルで展開される。衣服と身体、環境を結ぶシームレスなデザイン。信頼できる素材で作られた、地球にも人にも優しいアイテムを手に入れて。

Lula JAPAN

JUUKIFF新作発表　衣服と身体、環境を結ぶシームレスなデザイン

「Encounter＝出逢い。」世界中に存在する、アーティストたちとの巡り合い。多彩なクリエイターたちの才能を披露する場として、彼らが表現する、瑞々しく、独創的な作品の中から琴線に触れる作品を編集部がピックアップ。選び抜かれた、個性豊かな感性に想像を巡らせて。A uniquely precious encounter with artists from all over the world.As a platform to exhibit and unveil the various talent, Lula Japan’s editorial team have selected the most vivid and genuine works from artists around the world.Entrust your heart to this creative and unique new sensibility.No.436 “Planeta”Photography by Yuuki InagakiStyling by Momoka MakinoHair by Shogo YamasakiMake up by Misato SakakibaraModel Anju Ebara at NMT inc.Special Thanks MoriyamateiYuuki Inagaki／Photographer（Tokyo based）「A perspective from a distance（遥か遠くからの視点）」作品名の「Planeta」は、恒星・惑星（planet）に由来しています。ある時、写真を構成する要素の1つである視点について試行錯誤している中、日本列島を模したプロップが目に留まりました。その日本を俯瞰している様子が、まるで遥か上空や宇宙からの視点のように感じ地球外の「Planeta」という作品を撮影することにしたのです。今後も展示や作品作りを続けたいと考えています。そもそも「planet」の語源はギリシャ語の「planetes」で、「彷徨う者」という意味があり、迷い歩きながらも写真を撮り続けたいという想いも込めています。The name of the work ‘Planeta’ is derived from a star (planet).While I was experimenting with viewpoints, one of the important elements composition for photograph, a prop that formed the Japanese archipelago caught my eye.The view of Japan from me felt like a perspective from far above or from outer space, which led me to create the work ‘Planeta’, an extraterrestrial planet.I would like to continue exhibiting and creating artworks.The word ‘planet’ comes from the Greek word ‘planetes’ too, which means ‘wanderer’.Like that, I also want to continue taking photographs while wandering around.Yuuki Inagaki：1989年、北海道小樽市生まれ。東京在住のフォトグラファー。スタジオアシスタント、フォトグラファーのアシスタントを卒業後に独立 。人物写真以外にもスティルライフ、日常の写真を作品として撮り続ける。A photographer based in Tokyo. Born 1989, Otaru, Hokkaido.After graduating as a studio assistant and direct assistant, he became independent.In addition to portraits, he continues to take still life and everyday photographs as his work.今作品「Planeta」の展覧会を9月2日（月）まで、アメリカ橋ギャラリーで開催中。他、過去10年撮影した作品も同時に展示される。【Yuuki Inagaki Exhibition “Planeta”】DATE：9月2日（月）まで開催中TIME：11:00am～7:00pm ※最終日は5:00pmまでPLACE：アメリカ橋ギャラリーADDRESS：東京都渋谷区恵比寿南1-22-3ADMISSION FREE

遥か彼方から見下ろし、切り取った神秘的な瞬間

「Encounter＝出逢い。」世界中に存在する、アーティストたちとの巡り合い。多彩なクリエイターたちの才能を披露する場として、彼らが表現する、瑞々しく、独創的な作品の中から琴線に触れる作品を編集部がピックアップ。選び抜かれた、個性豊かな感性に想像を巡らせて。A uniquely precious encounter with artists from all over the world.As a platform to exhibit and unveil the various talent, Lula Japan’s editorial team have selected the most vivid and genuine works from artists around the world.Entrust your heart to this creative and unique new sensibility.No.435 “Amortentia”Photography by Giulia BallettaStyling by Alice RoscioliHair and Make up by Noemi Turrini and Ludovica MariottiModels by Chiara De Maio, Maria Camilla Brandenburg and Julia Testa at ACT MODELSStyling Assistants by Vittoria Chinca and Giulia CoccoGiulia Balletta／Photographer（Italy based）「Womanhood（女性らしさ）」私はまず、人々が作品に没頭できるものを考えました。それは女性の間の日常的な愛や友情といったフェミニティあふれる世界観。実際、このプロジェクトに関わった撮影スタッフは皆女性です。バロック様式を表現していますが、それはSofia Coppolaのスタイルでもあり、私個人が最も女性らしさを感じているものです。The concept was thought so that people can fully immerse themselves in the photos.It represents womanhood; the everyday love and friendship between women.Indeed, this reflected the crew working on the project; everyone involved was a woman.The vibe is representing a baroque but also Sofia Coppola’s style, in which I feel most represented.Giulia Balletta：南イタリア出身のフォトグラファー。幼い頃から写真に興味を持ち、18歳から本格的に学び始める。現在ローマの美術アカデミーに通いながら卒業に向けてさまざまな作品を制作中。最近では4月にローマで「YOU/TH」シリーズの3作目を発表した。A photographer born in the south Italy.She became interested in photography at an early age and started studying it seriously at the age of 18.She is now studying at the Academy of Fine Arts in Rome, where she is working on various works before graduation soon.Her latest exhibition was in Rome in April at the third edition of ‘YOU/TH’.

Encounter Giulia Balletta　絢爛の世界で描いた、女性たちの親密な関係性

写真家 ホンマタカシの作品集「17」が発売中。ホンマタカシは、東京の郊外や都市部、その周辺の風景、そしてそこにいる人物のニュアンスを写真で描き、故郷である東京を優しくも思慮深い言説で探る。これまでに多くの写真集を刊行しており、1999年には代表作であり傑作と言われる「東京郊外 TOKYO SUBURBIA」と同作に伴うプロジェクトで、第24回木村伊兵衛写真賞を受賞した。作品集「17」は、絵画や彫刻、インスタレーション、パフォーマンスといった多岐にわたる作品を生み出す2006年生まれのアーティスト 霊樹を広範に撮影したフォトエッセイ。霊樹は東京と鎌倉をベースに活動し、2022年に開催された初個展「Untitled」をはじめ、アートスペース 4649の「Group Show」や、2023年に開催されたagnès b. galerie boutiqueの「『elective affinities』展 Part I」といったグループ展にも参加している。今作は、ニューヨークを拠点とする出版社 DASHWOOD BOOKSとホンマが初めてコラボレーションした1冊であり、今秋には同出版社と、同じくニューヨークの出版社 SESSION PRESSとの2社共同刊行による、日本の文化人を撮影したポートレート作品集「Portrait of J」が発売予定となっている。気鋭のアーティストを写した、瑞々しい作品集。豊かな感性に包まれた、等身大の姿に魅了されて。TWELVEBOOKStwelve-books.com【“17” by Takashi Homma】PRICE：￥7,920AVAILABLE TO BUY FROM：twelve-books.com/products/17-by-takashi-homma

ホンマタカシが新作作品集「17」発売、NY拠点のDASHWOOD BOOKSとの初コラボ

チェコ国立プラハ応用美術大学（以下、UMPRUM）の陶芸科と写真科によるプロジェクトの展示「さあ、食卓を飾ろう ― チェコの美大生による陶芸＆写真展」が、チェコセンター東京にて9月17日（火）まで開催中。応用美術や建築、デザインなど24の学科を有する美術専科大学のUMPRUM。毎年チェコ国外を含め15回以上の展覧会を開催し、ヨーロッパや国際的な主要機関のインデックスに掲載されている。ファッション＆フットウェアデザイン科は、日本の文化ファッション大学院大学（BFGU）と長らく協力関係にあり、2024年には文化ファッション・ウィークに参加を果たした。陶芸科と写真第二科の学生による学科を越えたコラボレーションとなる本展では、皿やボウル、カップなど、繰り返し使われることで価値が形作られていく実用品をテーマに、想像力豊かに作り出された食器が並ぶ。各学科の学生がペアで制作に取り組み、すべての陶磁器に作品の世界を際立たせる写真が添えられた。さらに陶芸科の制作者への短いインタビューが文章で展示され、作者自らが作品の持つストーリーを語ることで、より深い理解ができるようになっている。独創的な作品群はそれぞれ異なるアイデア、技術、加工方法で制作されており、ギリシャ神殿の形をしたバターケースからミニマルな食器セット、遊び心のあるデザインの器まで幅広い作品が展示される。チェコから届いた色とりどりの日用品。若きアーティストたちの個性豊かな表現に目を凝らして。CZECH CENTRE TOKYO03-3400-8129【“Nos na Stůl!” – Výstava Ateliéru keramiky a porcelánu UMPRUM】DATE：9月17日（火）まで開催中※土曜、日曜、祝日休館TIME：10:00am～7:00pmPLACE：チェコセンター東京ADDRESS：東京都渋谷区広尾2-16-14 チェコ共和国大使館内ADMISSION FREE

Nos na Stůl!　日常にユーモアを加える豊かな陶器作品

「Encounter＝出逢い。」世界中に存在する、アーティストたちとの巡り合い。多彩なクリエイターたちの才能を披露する場として、彼らが表現する、瑞々しく、独創的な作品の中から琴線に触れる作品を編集部がピックアップ。選び抜かれた、個性豊かな感性に想像を巡らせて。A uniquely precious encounter with artists from all over the world.As a platform to exhibit and unveil the various talent, Lula Japan’s editorial team have selected the most vivid and genuine works from artists around the world.Entrust your heart to this creative and unique new sensibility.No.433 “Take me to the sea”Photography and Art Direction by Elena SokolovaStyling by Irina BobylevaStylist Assistant by Ekaterina ZaikoModel by Christina at LUMPENElena Sokolova／Photographer（Moscow based）「Summer in the City（街での夏）」海も、湖さえも近くにない都心に住むある女の子が、暑さがやって来た時、街の夏と共存するためにあらゆることを試みる物語。暑い夏のモスクワでの生活にインスパイアされています。The story is about a girl who lives in metropolis and has no access to the sea (not even to a lake) and when it gets hot she tries anything to get along with summer in the city.It is inspired by our lives in Moscow during hot summer days.Elena Sokolova：モスクワ在住のクリエイティブ・ディレクター、ファッション・ライフスタイルフォトグラファー。自分の周りのさまざまな人々やその個性からインスピレーションを受け、ファッションをより身近なものにすることを好む。現在は、商業的なルックブックや個人的なプロジェクトに取り組んでいる。A creative director, fashion and lifestyle photographer based in Moscow.She is inspired by different faces and characters around her and loves to make fashion sound personal. She is currently working on commercial lookbooks and personal project.

Encounter Elena Sokolova　海も湖もない都会の夏

「Encounter＝出逢い。」世界中に存在する、アーティストたちとの巡り合い。多彩なクリエイターたちの才能を披露する場として、彼らが表現する、瑞々しく、独創的な作品の中から琴線に触れる作品を編集部がピックアップ。選び抜かれた、個性豊かな感性に想像を巡らせて。A uniquely precious encounter with artists from all over the world.As a platform to exhibit and unveil the various talent, Lula Japan’s editorial team have selected the most vivid and genuine works from artists around the world.Entrust your heart to this creative and unique new sensibility.No.432 “The moon has ivory teeth”Photography by Anaïs Loran and Rosa BorrellStyling by Laura MartínezHair and Make up by Julieta FernándezModel by Cora at FIFTH ModelsAnaïs Loran／Photographer（Barcelona based）「Natural Posture（自然体）」この一連の写真では、白とニュートラルなトーンの色をメインカラーに、自然で野生的な雰囲気を作り出したいと思いました。それぞれの場面をシンプルで親密なものにするためさまざまな質感の衣服を使い、身体のほとんどの部分を見せるようにしました。毛皮のような洋服もあれば、花の形をしたアクセサリーなど自然を連想させるものもあります。また異なるルックの間にコントラストを作るため、屋外の写真のスタイリングでは大きなボリュームのあるドレスとビーチサンダルをミックスしています。With white and neutral tones as the main colors, we wanted to create a natural and wild atmosphere for this series of photographs.In an aim to give simplicity and intimacy to eace scene, we used clothes with different textures and left most parts of the body uncovered.Some of the garments used are furry, others evoke nature such as accessories with floral forms.To create a contrast between different sets, for the outdoor photos we decided to mix a big volume dress with flip-flops.Anaïs Loran：バルセロナを拠点に活躍するフォトグラファー兼スタイリスト。アーティストやファッションエディトリアルのヴィジュアルアイデンティティーを生み出すことに力を注いでいる。A photographer and stylist based in Barcelona.She focuses on creating a visual identity for artists and fashion editorials.

Encounter｜Anaïs Loran ナチュラルな空気に包まれた佇まい

写真家の川内倫子と、家具やオブジェなどを手がける田中亮平による展覧会「ふたり展」が、山梨県のGallery Traxにて9月15日（日）まで開催中。柔らかく淡い色調を特徴とし、日常の中にある生命の輝きや儚さを捉え続ける川内倫子。国内外のさまざまな場所で展覧会を開催し、2023年にはSony World Photography Awardsで特別功労賞を受賞するなど、精力的に活動を続けている。本展は、そんな川内がモノクロームで撮影した花に手彩色を施した近作を中心に構成。田中が古材で製作した机や、流木を用いたオブジェらも共に会場の空間に佇む。それらはそれぞれに自立しながらも、同じ空間に存在することで1つずつが照らし合い、新たな見え方を模索する。自然豊かな場所で展開される2人の作品。互いが作用し合い生まれる、新たな視点に引き込まれて。GALLERY TRAX080-5028-4915【Rinko Kawauchi & Ryohei Tanaka “ふたり展”】DATE：9月15日（日）まで開催中※火曜、水曜、木曜定休※8月19日（月）～9月5日（木）まで夏季休業TIME：11:00am～5:00pmPLACE：Gallery TraxADDRESS：山梨県北杜市高根町五町田 1245ADMISSION FREE

写真と家具の「ふたり展」が山梨で開催

「BALENCIAGA」のクリエイティブで文化的な影響力において、音楽が果たす重要な役割にフォーカスしたプロジェクト「BALENCIAGA MUSIC」より、音楽プロデューサー Rick Rubinがキュレートしたオリジナルプレイリストが公開。「BALENCIAGA MUSIC」は、アーティストたちの個人的なテイストに基づいたオリジナルのプレイリストを作成し、音楽と共に彼らが辿ってきた過程やバックグラウンドを紹介していくプロジェクト。アーティストは、このシリーズを自身のプレイリストからスタートさせたアーティスティック・ディレクター Demnaによってセレクトされており、これまで、RuPaul、Aya Nakamura、BFRNDなどとのコラボレーションを行ってきた。今回選出されたのは、国際的ベストセラーの書籍「The Creative Act: A Way of Being」を執筆したことで知られるRick Rubin。これまでにAdeleやBeastie Boys、Flipper、Gossipなど数多くのアーティストをプロデュースしており、TIMEの「世界で最も影響力のある100人」のうちの1人にも選ばれた。また彼の手がけるウェブサイト「Tetragrammaton」は、Fast Companyによってベストウェブデザインと評され、サイト内のポッドキャストで毎週配信される会話も注目を浴びている。プレイリストは、トスカーナ州のカーゾレ・デルザにて夏至に合わせて開催されるイベント「The Festival of the Sun」を祝したもの。そこではアーティストや思想家たちが絶え間ない日の光の下に集い、自然の奥深さの中で、人間の表現の可能性をたたえる。終わりと始まりの感情を呼び起こす、Rick Rubinのプレイリスト。「BALENCIAGA」と共に紡ぐ、贅沢なサウンドが夏の余韻に響きわたる。BALENCIAGA CLIENT SERVICE0120-992-136RICK RUBIN FOR BALENCIAGA MUSIC

「BALENCIAGA MUSIC」からリック・ルビーンがキュレーションしたプレイリストが公開

唯一無二のファッションアイコンとして名を馳せたJane Birkinの没後1年の追悼企画「ジェーン B.とアニエス V. ～ 二人の時間、二人の映画。」が8月23日（金）より開催。「Jane b. par agnes v.（邦題：アニエス V.によるジェーン B.）」と「Kung-fu Master（邦題：カンフーマスター！）」の2作品が、デジタルレストア版・新訳日本語字幕版でヒューマントラストシネマ有楽町、テアトル梅田ほか全国で順次公開される。長い闘病生活を経て復調し、劇場での公演に向けて準備を進めていると報道されていた矢先、2023年7月に急逝したJane Birkin。フランスの大統領が弔意を示し、多くの映画人や音楽家がその死を悼み、葬儀は全仏に生中継され、多くの人の心に悲しみの記憶が深く刻まれた。彼女とプライベートでも親交のあった映画監督の1人が、2019年に90歳で永眠したヌーヴェルヴァーグの母 Agnès Varda。「Happiness（邦題：幸福）」や「One Sings, the Other Doesn’t（邦題：歌う女・歌わない女）」など映画史に残る傑作を生み出したVardaは、Birkinという女性を自由な創造的アプローチで映像化した。Birkinの没後1年となるこの夏、その魅力を再認識できる「Kung-fu Master」と「Jane b. par agnes v.」の2作品が、新たにデジタルレストア版・新訳日本語字幕版で公開。弾けるような美しさと生命力を封じ込めた両作は、Birkinのパリの私邸とロンドンの実家で撮影され、彼女の家族や友人たちも出演した。Birkinの発案にVardaが応じる形で映画化が実現した「Kung-fu Master」は、Birkinが演じる40歳の女性 Mary Janeと、娘の同級生の15歳の少年 Julienとの恋物語。Julien役は、Vardaと夫のJacques Demy監督との実子 Mathieu Demyが演じるなど、インティメイトな関係性の中で、ドキュメンタリーとファンタジーが融合したVardaらしい世界観で描かれた。同作の延長線上で撮影された「Jane b. par agnes v.」は、ドキュメンタリータッチでBirkinを捉えながら、2人の関係性にフォーカスした作品。繊細で大胆でたくましく、危うくて儚く美しい、Birkinの魅力が余す事なく詰まっている。ヌーヴェルヴァーグの母が描いた、Jane Birkinの鮮烈なポートレート。ありのままの姿で駆け抜けたフランスの国民的俳優に、想いを馳せて。【jane b. et agnès v. Temps pour deux, film pour deux.】RELEASE DATE：8月23日（金）※ヒューマントラストシネマ有楽町、テアトル梅田ほか全国で順次ロードショー

アニエス・ヴァルダが描く、ジェーン・バーキンの肖像

静謐で繊細な作品群で知られる写真家 野田祐一郎の展覧会「from to」が、VAGUE KOBEにて9月30日（月）まで開催中。2011年より活動を始めた写真家 野田祐一郎は、目には見えないものを捉えるかのように、日常に潜む空気の些細な微差や、そこに存在する時間を表出させる。2016年から2022年までをロンドンで過ごしたのち、現在は東京を拠点に制作している。本展は、写真を通して2つの場所を繋ぎ合わせることを目指す新たな試み。アーティスト自身が南仏アルルの街を訪れる中で出会った景色をアルルにも拠点を持つVAGUE KOBEにて展示することで、2つの空間を結びつける。豊かな光と石灰岩で作られた独特の色合いが特徴的な街で、野田が写した、彼自身にしか見つけられない断片。部屋ごとに空気を変え体験の質も変化させる、現地の自然素材を活かした土壁で作られた空間と合わさることで、鑑賞者に写真とは、空間とは何かを問いかける。写真と空間の相互作用に関する、実験的な展示。アーティストが表現する2つの場所に共通する空気を、深く吸い込んで。VAGUE KOBEtystudio.fr/vague/【Yuichiro Noda “from to”】DATE：9月30日（月）まで開催中※火曜～木曜定休TIME：12:00pm～6:00pmPLACE：VAGUE KOBEADDRESS：兵庫県神戸市中央区海岸通9-2 チャータードビル4階ADMISSION FREEWEBSITE：tystudio.fr/vague/

写真と空間の相互作用に関する新たな試み　写真家 野田祐一郎の個展が開催

フランスの奇才 Guillaume Brac監督の特集上映「ギヨーム・ブラックの夏」が、8月23日（金）までユーロスペースにて公開中。避暑地でのバカンスや青春劇を描いた映画作品で世界を魅了するGuillaume Brac。1977年にパリに生まれた彼は、La Fémis（国立高等映像音芸術学校）に入学後、製作科を専攻しながら短編映画の監督を担当する。そして2008年に友人と共に制作会社 Année Zéroを設立後、現在に至るまで精力的に作品を発表し、数々の映画祭において出品や受賞を果たし続けている。長篇ドキュメンタリー「Treasure Island（邦題：宝島）」は、パリ近郊セルジー=ポントワーズにあるレジャーアイランドでのひと夏の冒険物語。今作の日本公開を記念した特集上映では、Guillaumeの劇場デビュー作「Un monde sans femmes（邦題：女っ気なし）」や、第66回ロカルノ国際映画祭コンペティション部門に出品された長編第1作「Tonnerre（邦題：やさしい人）」、パリと郊外で若い男女の夏の1日を中編2本にわたって映した「Contes de juillet（邦題：7月の物語）」などの作品が上映される。そして、その他にも第70回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に選出され、国際映画批評家連盟賞特別賞を受賞した、南フランスでバカンスを謳歌する若者たちの青春映画「All Hands on Deck（邦題：みんなのヴァカンス）」、最新作の38分間の短編ドキュメンタリー「Linda and Irina（邦題：リンダとイリナ）」も含めた、全8作品のラインナップとなっている。穏やかな眼差しで綴られる、揺れ動く若い心。忘れられない一瞬のひと夏に、恋焦がれて。]【ギヨーム・ブラックの夏】DATE：8月23日（金）まで開催中PLACE：ユーロスペースADDRESS：東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2階ADMISSION：一般 ￥1,500、会員・学生・シニア ￥1,100「リンダとイリナ」一般 ￥1,300、会員・学生・シニア ￥1,000「宝島」一般 ￥1,900、大学・専門学生 ￥1,400、会員・シニア ￥1,300FILMS：「遭難者」（2009） + 「女っ気なし」（2011）「やさしい人」（2013）「勇者たちの休息」（2016） + 「7月の物語」（2017）「みんなのヴァカンス」（2020）「宝島」（2018）「リンダとイリナ」（2023）

フランスの映画監督Guillaume Bracの特集上映「ギヨーム・ブラックの夏」がユーロスペースで公開

「Encounter＝出逢い。」世界中に存在する、アーティストたちとの巡り合い。多彩なクリエイターたちの才能を披露する場として、彼らが表現する、瑞々しく、独創的な作品の中から琴線に触れる作品を編集部がピックアップ。選び抜かれた、個性豊かな感性に想像を巡らせて。A uniquely precious encounter with artists from all over the world.As a platform to exhibit and unveil the various talent, Lula Japan’s editorial team have selected the most vivid and genuine works from artists around the world.Entrust your heart to this creative and unique new sensibility.No.431 “Rosa-Ballerina”Photography by Rok TrzanStyling & AD by Sonja HodzodeHair & Make up by Servulo Mendez using ctzncosmeticsLight by Liam MulliganModel by Rosa at Mirrrs ModelsSonja Hodzode／Stylist（Berlin based）Rok Trzan／Photographer（Berlin based)「The Fictional Story（架空の物語）」この作品は私たちの初めてのコラボレーションであり、バレリーナの架空の物語を、さまざまな役割やシチュエーションで映し出そうと試みたもの。柔らかさと強さ、たくましさと甘さ、遊び心と真剣さなど、コントラストで遊びました。赤とオレンジの色は、物語を貫く糸のような役割を果たしています。また、多才な新人モデルであるRosaとの仕事をとても気に入りました。ヘアメイクアーティストのServuloは、撮影を通して彼女にさまざまなペルソナを作ってくれました。It was our first collaboration and we aimed to tell the fictional story about a ballerina, portraying her in different roles and situations.We were playing with contrasts as soft and strong, athletic and romantic, playful and serious, etc. The color red-orange serves as a thread through the story.We loved working with Rosa, who is a versatile newcomer model. Our hair and make-up artist Servulo created different personas for her trough the shoot.Sonja Hodzode：ベルリンを拠点に活動し、ストーリーテリングに情熱を注ぐスタイリスト兼クリエイティブ・コンサルタント。ネオンパステル調を好み、ファッションエディトリアルのスタイリングとアートディレクションを担当する他、ベルリンファッションウィーク期間中にドイツ屈指の才能を紹介する展覧会「Der Berliner Salon」のデザイナー・リレーションを束ねる。www.instagram.com/sonja_hodzode/A Berlin based stylist and creative consultant with a passion for storytelling.She loves neon-pastel tones. Other than styling and art directing fashion editorials she manages the designer relations for ‘Der Berliner Salon’, an exhibition showcasing outstanding German talents during Berlin Fashion Week.Rok Trzan：スロベニア出身、現在ベルリンを拠点に活動するフォトグラファー。さまざまなクライアントのためのコマーシャルワークに加え、エディトリアルプロジェクトを通して独自のヴィジュアルスタイルを確立し、洗練させることを常に探求している。近々、日本へのインスピレーションの旅に出る予定。www.instagram.com/roktrzan/A Slovenian-born photographer currently based in Berlin.Besides his commercial work for a diverse range of clients, he is on a constant quest to define and refine his unique visual style through his editorial projects. He’s excited to go on an inspiration trip to Japan soon.

Encounter Sonja Hodzode & Rok Trzan　相反する要素で魅せる、架空の物語

「Encounter＝出逢い。」世界中に存在する、アーティストたちとの巡り合い。多彩なクリエイターたちの才能を披露する場として、彼らが表現する、瑞々しく、独創的な作品の中から琴線に触れる作品を編集部がピックアップ。選び抜かれた、個性豊かな感性に想像を巡らせて。A uniquely precious encounter with artists from all over the world.As a platform to exhibit and unveil the various talent, Lula Japan’s editorial team have selected the most vivid and genuine works from artists around the world.Entrust your heart to this creative and unique new sensibility.No.430 “Mystique and Power”Photography by Laura F. EstévezStyling by Paula SerranoMake up by Alvaro ColcheroModel by Sol WuSpecial Thanks Yinzhe LiuPhotography Assistant by Marta EstévezLaura F. Estévez／Photographer（Barcelona based）Yinzhe Liu／Designer（Barcelona based）「Femme Fatale（ファム・ファタル）」このエディトリアルは、デザイナー Yinzhe Liuのウィメンズコレクションで構成されています。全般的な女性の本質から着想を得た今コレクションは、画家のRemedios Varoの作品と深い繋がりがあり、彼女の創作はミステリアスで官能的、そして魅力的な女性であるファム・ファタルのイメージを想起させます。このコレクションにインスピレーションを与えている女性たちのように、ファム・ファタルは謎めいた魅惑的な人物像であり、女性の強さと優美さの二面性を体現しているのです。This editorial consists of the women's collection with four looks by a designer Yinzhe Liu.Drawing inspiration from the essence of women in general, this collection is deeply connected to the works of the painter Remedios Varo, whose creations evoke the image of the femme fatale: a mysterious, sensual, and magnetic woman.Just like the women who inspire this collection, the femme fatale is an enigmatic and captivating figure, embodying the duality of feminine strength and grace.Laura F. Estévez：バルセロナを拠点に活躍するフォトグラファー。スタイリストとして数年働いた後、写真家に転向する。起源やルーツにインスピレーションを受けた作品は、かつて存在していたものへのノスタルジーや哀愁の感情を呼び起こす。実験を通して奥深くの感情や経験を掘り起こすことができる表現方法として写真を捉えている。A photographer based in Barcelona.After working as a stylist for several years, she turned her attention to photography.Her inspiration in the origin and roots, makes her photographs evoke feelings of nostalgia and melancholy, of something that already was.For her, photography is a way of expression where she can unearth her deepest feelings and experiences through experimentation.Yinzhe Liu：バルセロナをベースに活動する中国人デザイナー。現在IEDバルセロナに通い、メンズコレクション、プリントコレクション、そして今回のウィメンズコレクションなどを制作。現在、4つのルックから成るコレクションで構成される最終論文に取り組んでいる。A Chinese stylist based in Barceona.He is a student at IED Barcelona and developed several collection: a men’s collection, a print collection and this latest women’s collection.Currently, he is working on his final thesis, which consists of a collection of four looks.

Laura F. Estévez＆Yinzhe Liu　強さと艶やかさを備えたファム・ファタル

彫刻の森美術館の開館55周年を記念する、舟越桂の展覧会「舟越桂 森へ行く日」が、11月4日（月・祝）まで開催中。1951年岩手県盛岡市に生まれた舟越桂は、遠くを見つめる眼差しを持った静かな佇まいの人物像で知られる彫刻家。東京藝術大学大学院美術研究家彫刻専攻を修了したのち、1986年から1年間文化庁芸術家在外研究員としてロンドンに滞在し、1988年には第43回ヴェネチア・ビエンナーレに、1992年にはドイツ・カッセルにて開催されたドクメンタ9に参加した。内省的な独特の彫刻は世界から注目を集め、その後も東京都現代美術館や東京都庭園美術館などで数多くの個展を開催。そして本展に向けて準備を進めていた今年3月、72歳で逝去した。一貫して人間の存在をテーマにしながらさまざまに作品を変容させてきた舟越は、自らの彫刻を「心象人物」と名づけた。聖母子像や性別を感じさせない静謐な空気をまとった初期の人物像は、やがて人間という存在の大きさや不思議さを山のようなイメージで表した彫刻や、祈りの想いや行為を擬人化するという考えに至った「水に映る月蝕」、東日本大震災をきっかけに制作された「海にとどく手」、そして両性具有の身体と長い耳を持ち、人間を見続ける存在としての「スフィンクス」へと辿り着く。「世界を知ることとは、自分自身を知ること」という一節を胸に、彼は人々が抱える問題、祈りや思いなどに人間の姿を与えることを通して、人間について考え続けた。本展は、最期まで実現を望みながら、準備期間中に逝去した舟越本人の意思と遺族の意向を尊重して開催へ。「僕が気に入っている」、「人間とは何か」、「心象人物」、そして1997年に舟越が家族のために制作した多くのおもちゃを姉である末盛千枝子が出版した本「おもちゃのいいわけ」にまつわる、「『おもちゃのいいわけ』のための部屋」と題された4つの展示室で構成され、日本を代表する彫刻家の作品の変遷と、その創作源となる視線に迫る。また、入院中も絶えず描いていたイメージデッサンの内容を舟越が自ら語った映像も上映される。生涯を通じて人間とは何かを問い続けた彫刻家 舟越桂。作品の静かな眼差しの先にあるものを想って。THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM0460-82-1161【Katsura Funakoshi “The Day I Go to the Forest”】DATE：11月4日（月・祝）まで開催中※年中無休TIME：9:00am～5:00pm※入館は閉館30分前までPLACE：彫刻の森美術館 本館ギャラリーADDRESS：神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121ADMISSION：一般 ￥2,000、大・高生 ￥1,600、中・小学生 ￥800※未就学児無料※チケットの詳細は展覧会および美術館のウェブサイトをご確認ください。WEBSITE：www.hakone-oam.or.jp/specials/2024/katsurafunakoshi/

故・舟越桂の展覧会開催　彫刻の森美術館の開館55周年を記念して

「Encounter＝出逢い。」世界中に存在する、アーティストたちとの巡り合い。多彩なクリエイターたちの才能を披露する場として、彼らが表現する、瑞々しく、独創的な作品の中から琴線に触れる作品を編集部がピックアップ。選び抜かれた、個性豊かな感性に想像を巡らせて。A uniquely precious encounter with artists from all over the world.As a platform to exhibit and unveil the various talent, Lula Japan’s editorial team have selected the most vivid and genuine works from artists around the world.Entrust your heart to this creative and unique new sensibility.No.429 “DARYA”Photography by Rosario TorrijosStyling by Carlota ArizHair and Make up by Celtia LataModel by Darya Etma at Blow ModelsRosario Torrijos／Photographer（Madrid based）Carlota Ariz／Stylist（Spain based）「衣服と色彩（Clothing and Color）」「GANNI」や「FENDI」のようなハイエンドなブランドと、ヴィンテージやアップサイクルの衣服を取り扱う「KETTEL ATELIER」や「RIG VERT」といったスペインの気鋭ブランドをミックスした作品を作りたいと思いました。白を基調としたクリーンなルックとの色彩の構成で、遊びも加えています。このエディトリアルに特定のテーマはありませんが、撮影のプロセスで感じた、優しく繊細な雰囲気を反映させることを目指しました。主なインスピレーションは洋服と、衣服と背景色の構図。その他に、モデルも着想源の大部分を占めています。We wanted to mix high-end brands such as “GANNI” or “FENDI” with up-and-coming Spanish brands like “KATTEKL ATELIER” and “RIG VERT” whose garments are vintage and up-cycled.We also play with color composition mixed with a more clean white look.There is no specific theme in this editorial but we aimed to reflect the tender and delicate atmosphere of the photoshoot process.Main inspiration for this was the clothes and how color composition of the garments with backgrounds.Also the model was a big part of the inspiration.Rosario Torrijos：マドリードを拠点に活動する、アルゼンチン・ブエノスアイレス出身のフォトグラファー。主にフィルムを用いて暗室でアナログ写真をプリントするスタイルで、自身の作品に独自の美学を持つ。ロンドンやポルトガル、スペインのブランドと仕事をし、最近マドリードで開催した展覧会では、ブエノスアイレスとマドリードで出会った人々のポートレートシリーズを展示した。www.instagram.com/rosariotorrijos/A photographer from Buenos Aires, Argentina based in Madrid.She works mostly with film and prints her analogue pictures in the darkroom, which gives her work a very specific aesthetic.She worked with brands from London, Portugal and Spain and her latest exhibition in Madrid is a series of portraits of the people she has met in Buenos Aires and Madrid.Carlota Ariz：スペインをベースに活躍するスタイリスト。さまざまなエディトリアルプロジェクトやブランドキャンペーンに参加。Miuccia PradaやPhoebe Philo、Paloma Woolなどのデザイナーに深く影響を受けている。www.instagram.com/carlotaariz/A stylist based in Spain.She has participated in several editorial projects and brand campaigns.She is deeply inspired by designers such as Miuccia Prada, Phoebe Philo and Paloma Wool.

Rosario Torrijos & Carlota Ariz　色彩に漂う柔らかな空気

「Encounter＝出逢い。」世界中に存在する、アーティストたちとの巡り合い。多彩なクリエイターたちの才能を披露する場として、彼らが表現する、瑞々しく、独創的な作品の中から琴線に触れる作品を編集部がピックアップ。選び抜かれた、個性豊かな感性に想像を巡らせて。A uniquely precious encounter with artists from all over the world.As a platform to exhibit and unveil the various talent, Lula Japan’s editorial team have selected the most vivid and genuine works from artists around the world.Entrust your heart to this creative and unique new sensibility.No.428 “To stand”Photography by Yoshiharu HaradaStyling by Takuto InnamiHair by Genya MatsunoMake up by Yoshiyuki IguchiYoshiharu Harada／Photographer（Tokyo based）Takuto Innami／Stylist（Tokyo based）「To stand（佇む）」無機質な空間に佇む女性。でもそれは完全な無機質ではなく、どこかに色がある。SNSやネットで情報があふれ、生きにくく感じる世の中でも、視点を変えれば色のついた世界が見えるかもしれない。凛とした芯のある女性は美しいと思う。さまざまな色の風船のように個性が輝く、そんな世界に希望を込めて。A woman standing in the empty space.But it is not completely minimalistic but has color somewhere.Even in the world where information overflows on SNS and the Internet, making life difficult, maybe we could see a world with color if we change our perspective.We think a dignified woman with a core is beautiful.The world that individuality shines like balloons of various colors,we hope for such a world.Yoshiharu Harada：東京を拠点に活動する、北海道・札幌出身のフォトグラファー。長山一樹に師事しながら、ライフワークとして主に日常の風景や建築のスナップを撮影している。www.instagram.com/yoshiharu_harada_/A photographer from Sapporo, Hokkaido based in Tokyo.While studying under Kazuki Nagayama, in his life work he mainly takes snapshots of everyday scenery and architecture.Takuto Innami：東京をベースに活躍する2000年生まれ、栃木県出身のスタイリスト。2021年資生堂に入社し、現在はスタイリスト 山田陵太に師事。ファッションがもたらす可能性をテーマに制作を行う。www.instagram.com/takuto_innami/Born in 2000, a photographer from Tochigi Prefecture based in Tokyo.He joined Shiseido in 2021, and currently studies under the stylist Ryota Yamada.He works on the theme of the possibility that fashion offers.

Yoshiharu Harada ＆ Takuto Innami　無機質な空間に垣間見る個性の彩り

日本在住のフランス人写真家 Pascal Vioutの写真作品集「PERMANENT VACATION 長い長い休み」が発売中。またこれを記念した写真展が、神戸のTHE BOOK ENDにて8月12日（月）まで開催されている。クリエイティブ・ディレクター兼写真家として活動する、フランス出身のPascal Viout。写真家としてさまざまな雑誌に写真を寄稿する他、クリエイティブ・ディレクターとして多くの国際的なブランドのプロジェクトに携わり、これまでパリやマルセイユ、東京で写真展も開催してきた。初の作品集である「PERMANENT VACATION 長い長い休み」は、日本での生活の中で目に留まる日常的な風景を、新鮮な視点で淡々と写真に収めた1冊。時間は日本の美学において重要な概念であり、都市は絶え間なく変容し続ける。こうした都市景観の変化は、まるでアートの展示に出くわしたかのような、予期せぬシーンとしてVioutの目の前に現れるという。「絶えず変化する過程で、都市の物質や空虚、生命は調和をとりながら混ざり合い、1つのインスタレーションの風景として構成され、体験することができるのです。日常が非日常になる場所、それが『PERMANENT VACATION』です」とVioutは語る。書籍は限定300部のうち、50部がオリジナルミニプリントつきのスペシャルエディション。5種類のランダムなイメージから、1枚が付属する。刻々と変わりゆく都会の街並み、そこに溶け込む空気や人々の姿。アートに昇華された日常の風景に、心を躍らせて。THE BOOK END080-7007-6949

写真家Pascal Vioutの作品集発売　テーマは「長い長い休み」

能登半島地震で被害に遭った石川県輸島市への支援として、是枝裕和の長編デビュー作「幻の光」のデジタルリマスター版が、8月2日（金）よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開される。芥川賞を受賞した作家 宮本輝の同名小説を原作とし、日本を代表する名匠 是枝裕和監督の長編映画デビュー作でもある今作。石川県輪島市を舞台に「喪失と再生」というテーマを陰影深い映像で表現し、公開当時の1995年に第52回ヴェネチア国際映画祭で金のオゼッラ賞を受賞、国内でも連日満席の話題作となった。物語の主人公は、12歳の時に祖母が失踪した過去を持つゆみ子。大人になり結婚して息子の勇一を授かるも、夫は動機が分からないまま自転車の鍵だけを残して自殺してしまう。愛する人を次々と失った記憶と引き止められなかった悔恨を胸に秘めた彼女は、5年後、日本海に面する奥能登の小さな村に住む民雄と再婚することに。新しい家族に囲まれて日々を送る中で、生と死、喪失と再生に向き合う姿が、能登の雄大な自然と共に描かれた。今回のリバイバル上映は、当時皆が新人であった撮影チームに快く協力してくれた輸島市への恩返しとして企画されたもの。2024年1月に発生した能登半島地震からの復旧復興を祈念し、収益から諸経費を除いた全額が輪島市に届けられる。光と影の狭間で揺れる、繊細で強い情緒。1人の女性の物語が、人々の心に美しい痛みと救いを宿す。【Maborosi】RELEASE DATE：8月2日（金）※Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開WEBSITE：maborosi.online/#theaters//

是枝裕和の長編デビュー作「幻の光」のデジタルリマスター版が公開　舞台は石川県輪島市

「Encounter＝出逢い。」世界中に存在する、アーティストたちとの巡り合い。多彩なクリエイターたちの才能を披露する場として、彼らが表現する、瑞々しく、独創的な作品の中から琴線に触れる作品を編集部がピックアップ。選び抜かれた、個性豊かな感性に想像を巡らせて。A uniquely precious encounter with artists from all over the world.As a platform to exhibit and unveil the various talent, Lula Japan’s editorial team have selected the most vivid and genuine works from artists around the world.Entrust your heart to this creative and unique new sensibility.No.427 “sweet (bad) Girl, bad (sweet) Boy”Photography by Zero WangStyling by Yosuke ShojiHair and Make up by Rie TomomoriModel by Chika ArakawaYosuke Shoji／Stylist（Tokyo based）Zero Wang／Photographer（Tokyo and China based）「Familier Presence（身近な存在）」人間にとって、外的要因と内的要因は日々の環境、コミュニティ、生活に左右される。特に、身近な存在が一個人へ与える影響は大きい。まるでアスファルトの陰に咲く花が、往来する足元やタイヤの様子を見て、自らの個体の大きさを知るかのように。怒り、喜び、悲しみ、生活の繰り返し。正気と狂気をリフレインしながら彼女は、われわれはどこへ向かうのだろう。For humans, external and internal factors are influenced by our daily environment, community and life.Especially, the influence of someone close to us on an individual is significant.It is as if the flower blooming in the shade of the asphalt knows the size of its own individual by watching the foot traffic and tires passing by.Anger, joy, sadness and the repetition of life.Where is she, and where are we headed, with the refrain of sanity and madness?Yosuke Shoji：1995年生まれ、東京を拠点に活動するスタイリスト。武蔵野美術大学デザイン情報学科卒。在学中より、メンズファッションレーベル「SOSHIOTSUKI」の創業者 大月壮士に師事。www.instagram.com/_yosuke_shoji_/Born in 1995, a stylist based in Tokyo.Graduated from Musashino Art University, Department of Design Informatics.While a student, he studied under Soshi Otsuki, fonder of the men’s fashion label “SOSHIOTSUKI”.Zero Wang：東京と中国をベースに活躍するフォトグラファー。柔らかな空気感やテクスチャー、温度を表現することを重視して作品を撮り下ろす。www.instagram.com/zerowangg/A photographer based in Tokyo and China.She shoots her work with an emphasis on expressing soft atmosphere, texture and temperature.

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