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ライフスタイルを豊かにしてくれる最強のSUV、ランボルギーニ「ウルス」に試乗してみた

 ランボルギーニといえば、日本でも多くの人が憧れるイタリア屈指のスーパーカー。猛々しい闘牛のエンブレムの印象が強いからか、ちょっとワイルドで縁遠い存在・・・と思っている人も多いのでは?しかし昨年、そんなランボルギーニが日常生活に寄り添うスーパーSUVモデル「ウルス」を発売し、話題を呼んでいます。ここでは、子どもの送迎で毎日車には乗るけれどスーパーカーもSUVも初体験の女性記者が、「ウルス」に試乗して感じた率直な感想を綴ってみたいと思います。

(文:一井智香子)

「ウルス」とは?
ランボルギーニが2017年に発売した、世界初のスーパーSUVモデル。日本には翌年上陸した。SUVとは「Sports Utility Vehicle」の頭文字を取ったもので、悪路でも走行性が高く、荷物をたくさん積める機能性などから近年の自動車業界でトレンドになっている。「ウルス」はスポーツカーとしてのDNAを併せ持つ"世界最速のスーパーSUV"として注目を集めている。

オン&オフロードを体験できる国内屈指のドライブテストコースへ

 普段は一般の人は入れない、自動車メーカーなどがドライブテストを行うグラウンドが今回の舞台。総敷地面積20万平方メートルという広大な敷地もさることながら、うねり路や急勾配の坂、水路などテストコースにふさわしい悪路が満載です。ドキドキしながらエントランスをくぐると、早速「ウルス」が出迎えてくれました。第一印象は「思ったよりも(車体が)ゴツくない」(笑)。車高の高い4〜5人乗りのランボルギーニは新鮮でしたが、さすがラグジュアリーブランドとあって、その佇まいはエレガントでスポーティ。女性でもテンションの上がるボディです。

 特設ブースには、ボディや内装のカスタマイズサンプルがズラリ。イタリアらしい鮮やかで豊富なカラーバリエーションに目を奪われます。パフォーマンスの高さだけではなく、上質でスタイリッシュなインテリアデザインも大きな魅力の一つですね。

 「自分だけの1台を作るなら、ボディは何色にしよう?シートの素材は?」なんて妄想を膨らませつつ、プレスブリーフィングへ。今回の試乗をサポートしてくださるスタッフの方々はなんと、現役のレーシングドライバー!猛牛を乗りこなせるか不安しかありませんでしたが、「プロに同乗してもらえるならこんなに心強いことはない」と安堵しました。

暴れ牛は、実はとても女性に優しいジェントルマンだった!

 さぁ、いざ実車です。助手席のドアを開けると、そこはまさにラグジュアリーな空間。アルカンターラや最高級レザーを使用したシートは助手席も後部座席もゆったりと広さがあり、体に吸い付くような快適な座り心地。しかも、オプションでマッサージチェア機能もつけられるそう。これ程の贅沢空間なら、長時間の運転も頑張れそうです。

 一方で、運転席のまわりはメカニックなスイッチだらけ・・・。男性なら心踊るコックピットなのでしょうが、正直「こんなに使いこなせない」とひるんでしまいました。そんな私の心中を察したのか、インストラクターの方から「全部のボタンを把握していなくても運転にはまったく問題ないですよ」と優しいフォローが。でも、ひとたびハンドルを握れば、そんな不安な気持ちはあっという間に払拭されてしまったのです。

 視界の良さや快適な座り心地に油断していたのも束の間。体に響くパワフルな「ブオオン!」というエンジン音に目が覚めました。そうだった。猛牛だったんです。気を引き締めて走り出すと、今度はそのエンジン音に反して軽快すぎる走り心地に戸惑うことに。ハンドルも想像以上に軽くて驚きました(走行モードによって重さは変わります)。そして目の前には、勾配50%(角度約25〜28度!)もの急坂が。


 まるでジェットコースターのような坂道でも、タイヤが滑らず楽々と登れてしまいます。頂上まで登り切ると、今度は傾斜がありすぎてフロントガラスから目の前の下り坂が見えない!そんな時は、モニターのフロントビューが運転をサポート。さらにブレーキをアシストしてくれる"ヒルディセントアシスト"機能のおかげで、オートブレーキが効いて急勾配にもかかわらずスムースに下れました。

"非日常"な運動性能の高さが、"日常"の安全につながる

 誘導されるがままに、続いては水深30cmの水路にザブン!こちらもハンドルをとられることなく、まるで平坦な道を走るかのような身のこなし。これなら大雨の時、冠水した道路を走る場面に遭遇しても安心です。

 車を乗り換えて、今度は一般道へ。悪路だけでなく、市街地のシーンでも抜群の走行性を発揮する「ウルス」。そして威圧感さえ漂う見た目と裏腹に、びっくりするくらい小回りが効くんです。直角に曲がらないと入れないような狭い抜け道もなんのその。舗装されていない砂利道では走行モードを「TERRA」に切り替えると、車体が14cmほど浮き上がってほとんど砂利の衝撃を感じず走行できました。

 それまでランボルギーニとファミリーカーなんてまったくイメージが結びつかなかったのですが、ふと自分の普段の生活に置き換えてみると、「もしやすごく子連れのママに優しい車なのでは?」という思いがよぎりました。一般道向けの走行モード「STRADA」なら、エンジン音が消えて走行中の車内は実に静か。振動やノイズをほとんど感じないので、寝ている子どもを乗せて悪路のガタガタ道を走っても起こさずに済むでしょう。もちろん、スーパーカーとしてのパワフルなDNAは、スポーツモードの「CORSA」に切り替えれば一瞬で蘇ります。SUVならではの大容量のラゲッジスペースに荷物をたっぷり詰め込めるから、キャンプやBBQ、釣りなど、どんなアウトドアレジャーも「ウルス」と一緒なら怖いものなし。ライフスタイルを豊かにしてくれて、家族で過ごす特別な思い出を増やしてくれそうです。

 剛柔併せ持つマルチな「ウルス」は、日常からアウトドアシーン、さらには有事の時までカバーする最強の相棒になるかもしれません。スリリングな悪路を体験しながら、思わず「実際にこんな道に出くわす場面なんて、ほとんどないです」とこぼしたら、スタッフの方に「そうですよね。でも非日常の状況で発揮される運動性能の高さが、日常の安全につながるんですよ」と言われて膝を打ちました。ダイナミックでラグジュアリーなスーパーカーならではの高揚感だけでなく、緻密に計算された性能ゆえかゆいところに手が届くサポートの安心感。今回のエモーショナルなドライブを通して、猛牛が持つ紳士的な優しさのギャップにすっかり心を奪われてしまったのでした。

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