ADVERTISING

YSL BEAUTY グローバルメイクアップアーティストのサム・ヴィッサーの来日を追う iPhoneで撮った日本

YSL BEAUTY グローバルメイクアップアーティストのサム・ヴィッサーの来日を追う iPhoneで撮った日本

 今年3月、「イヴ・サンローラン・ボーテ(Yves Saint Laurent Beauté)」(以下、YSL)の新グローバル メイクアップ アーティストに、サム・ヴィッサー(Sam Visser)が就任した。1999年生まれ、25歳の若き才能が、ムッシュ イヴ・サンローランのDNAを受け継ぎ、大胆で遊び心があふれる感性を活かしたアイテムを創り出している。

ADVERTISING

 就任後、初来日となったサムにインタビュー。ムッシュ イヴ・サンローランへの想いや、YSLのメイクアップアーティストとしてのクリエイションについて聞いた。さらに今回、日本で休暇を過ごしたサムが、彼のiPhoneに収めた「日本」を、特別に見せてもらった。

◾️サム・ヴィッサー(Sam Visser):ロサンゼルス生まれ。幼少期からメイクアップに魅せられ、学生時代から数々の有名な撮影現場でアシスタントを務める。フォトグラファーやヘアアーティストなど名だたるクリエイターたちとのコラボレーションをはじめ、「i-D」や「ヴォーグ(VOGUE)」などハイファッション誌でその才能を発揮。2025年、YSL BEAUTY グローバル メイクアップ アーティストに就任。

Image by: FASHIONSNAP

平野紫耀とTWICE SANAとレセプションに参加

 今回の来日の目的の1つは、このほど行われたリップシリーズ「YSL ラブシャイン」の魅力を体験できるポップアップイベント「YSL BEAUTY LOVE GAME TOKYO UNDERGROUND」に参加するため。レセプションでは、イヴ・サンローラン・ボーテ アンバサダーのNumber_iの平野紫耀と、イヴ・サンローラン・ボーテ ジャパン アンバサダーのTWICE SANAと対面。サムは平野について「YSL ビューティの未来を輝かせる存在」と評し、SANAについては「本当に魅力的で愛らしい素敵な方」と笑顔。「2人はYSL ビューティの世界観を完璧なまでに体現している」と、今後もYSL ビューティと2人のコラボレーションを楽しみにしていると語った。

Image by: FASHIONSNAP

Interview with Sam Visser

 今回の来日では、多くのメディアのインタビューも受けていた。インタビューが行われる部屋へ訪れたとき、サムは緊張しているような、続く取材に少し疲れたようなそんな表情を浮かべていたが、挨拶をすると、照れくさそうに笑顔で迎えてくれた。

 サムにとってムッシュ イヴ・サンローランとはどんな存在なのだろうか?「彼のことを知れば知るほど、彼への理解を一層深めていきました。伝統を大切にする姿と情熱的な一面、この2つが織りなす魅力に、私がどうして彼に心惹かれるのか、その理由がはっきりと見えてきたんです」と語る。続けて、「特に、ファッションを通して女性のエンパワーメントする、その揺るぎないヴィジョンと情熱は、改めて私の心に深く響き、感銘を受けました」。そんなイヴ・サンローランへの敬意を胸に、今彼が作り出すメイクアップは、「美の境界を超え、時に議論を呼ぶような新しいものを創り出し、本当の『美しさ』を届けたい。長い歴史を持つブランドの中にあるコンテンポラリー。それは常に新しさを追求し、誰も踏み入れていない領域に挑戦し続けることだと考えています」という。イヴ・サンローランの伝統こそが、一歩先ゆく新しさを創り出すことであり、それをサムも追求する。

 ではよく質問を受けるであろう、“インスピレーション”についても聞いてみた。「私自身、生まれた時からインターネットがあり、YouTubeやInstagramなどSNSが身近な存在でした。少なからず、それらからインスピレーションを得ていると思います。一方で、影響を受けるという意味でイヴ・サンローランの時代と変わらないのは、セレブリティとのコラボレーションや、多彩なアーティストたちとの心の触れ合いを通じて、私たちは特別なつながりを見出すこと。そこには精神文化や価値観の共鳴があり、それこそが私たちの活動の本質的な結びつきなのだと感じています」と語る。


Image by: FASHIONSNAP


Image by: FASHIONSNAP

 そして今の時代だからこそできることとして、「最新テクノロジーをメイクアップに取り入れられる権利があり、これは半世紀前には不可能だったことではないでしょうか。ブランドの象徴であるピンク、黒、ゴールドといった伝統的カラーコードを大切にしながらも、クッションファンデーションのような東洋発の革新的アイテムが世界に広まる時代の変化も感じています」とし、だからこそサムは、「一方では大胆なアイメイクや鮮やかなリップといった印象的な表現を、もう一方では内側から輝く自然な美しさを。伝統を継承しつつ、両極の美を追求します」と先を見据える。

 YSLで叶えたいことは、「たとえば、紫のリップを見て最初は『こんな色、私には合わないかも』と躊躇するかもしれません。でも実際に使ってみて、また自信を持って輝ける付け方を知れば、新しい自分と出会える。『まさかこんな色が似合うなんて』という驚きと喜びを体験してほしい。そのための大胆な一歩を踏み出す勇気を、YSLのメイクアップを通して提供していきたいのです」と語るサムの目には輝きと野望も光っていた。

Sam's Holiday with his iPhone

 そしてサムが今回の来日の目的のひとつが休暇を過ごすこと。山梨県の富士急ハイランドで絶叫マシーンに挑戦したり、金沢で日本の文化に触れたり、そして沖縄での休日も。サム自身が彼のiPhoneに収めた写真を見せてもらった。

Sam's comment:ギネス記録もあるということでずっと訪れてみたかった、富士急ハイランドのジェットコースター「Fujiyama」だよ。

Sam's comment:僕の旅は、森に囲まれた300年の歴史を持つ長野県の宿場町・奈良井宿から始まったんだ。暗い木造建築と木々の静けさが、場所全体に、時が止まったような感覚を与えてくれたんだ。

Sam's comment:金沢城で。芝生に寝転んで、ただ景色を眺めるのが最高だった。本当に心が落ち着く場所だね。

Sam's comment:なんとこれは金沢の駐車場。こういう“間(はざま)”の空間というものにいつも自然と惹かれてしまうんだよね。完全に日本らしい場所に、インパクトたっぷりのロゴ。それがすごく際立って見えたんだ。

Sam's comment:金沢は金箔の生産で有名だから撮ってみた。金箔マスクを試したら、正直、肌が何日も輝いて見えたよ。金箔アイスクリームもかなりすごくて、唇がメタリックになったんだ!

Sam's comment:金沢にある金沢21世紀美術館のものだよ。レアンドロ・エルリッヒの作品で、実物を見た時は本当にシュールだったね。

Sam's comment:前夜の台風の大混乱の中、沖縄に到着した翌朝、目を覚ますと状況は一変していたんだ。

Sam's comment:沖縄では、どこに行っても蘭の花が咲いていて、それが街全体の雰囲気の一部になっているように感じられたんだ。このビーチでは、本当に長い時間を過ごしたよ。岩々からは、静寂で地に足の着いたエネルギーを感じたんだ。言葉にするのは難しいけど、確かにそこに感じられるものがあった。

Sam's comment:観光で訪れた洞窟。 この洞窟は果てしなく続いていた。鮮やかな色彩と質感は、まるで別世界のような感覚だった。間違いなく、旅のハイライトの一つだね。

(文:福崎明子)

最終更新日:

ADVERTISING

PAST ARTICLES

【インタビュー・対談】の過去記事

RELATED ARTICLE

関連記事