デザイナーの久保嘉男が2008-09年秋冬シーズンに前身となる「アンデコレイテッド マン(undecorated MAN)」を設立。2016-17年秋冬コレクションにデザイナーを河野貴之に抜擢し、リニューアル。2018年からブランド名を「アンデコレイテッド(UNDECORATED)」に変更している。
UNDECORATEDのコレクション
1985年埼玉県出身。2008年にgroundfloorに入社し、「ヨシオクボ(yoshiokubo)」と「アンデコレイテッド マン(undecorated MAN、現アンデコレイテッド)」を手掛ける久保嘉男のもとで、企画・生産アシスタントを務める。2016年秋冬シーズンからアンデコレイテッド マンのデザイナーに就任。
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目次
- MAIN SHOP -
高感度セレクトショップが主な取り扱い
主な卸先はセレクトショップ。伊勢丹新宿店の「リ・スタイル(ReStyle)」や「ミッドウェスト(MIDWEST)」、代々木上原のセレクトショップ「BREATH BY DELTA」といった都心の高感度セレクトショップなどが卸先としてある。オンラインでは、ブランドの公式ECなどがある。
- START -
「ヨシオクボ」デザイナーがメンズブランドとしてスタート
2008-09年秋冬シーズンから「ヨシオクボ(yoshiokubo)」のデザイナー久保嘉男がメンズブランドとして立ち上げたのが「アンデコレイテッド マン(undecorated MAN)」。ブランド名は"男のかっこよさとは着飾らないことである"という久保の思いに由来している。3型のアイテムからスタートさせたブランドで、切り替えを多用したデザインを特徴としていた。
その後ブランドはリニューアルを図り、2016-17年秋冬コレクションからデザイナーに河野貴之を抜擢。以降はブランドコンセプトもリニューアルし、素材やパターン、縫製など細かな部分にこだわり抜き、"一生着られる"ようなアイテムを提案している。ブランドのキーカラーはホワイトで、カジュアルでありながらフォーマルにも着こなすことができるデザインやシルエット、着心地の良さに注力し、素材ありきの服作りを特徴とする。
- BRAND CONCEPT -
"飾らない"シーンにフォーカス
「飾らない」シーンにフォーカスされたコレクションしたアイテムを展開するアンデコレイテッド。ブランド名の「UNDECORATED=飾らない」という意味そのものを、コンセプトに掲げている。「過度な主張はせず、密かに、自分が納得した服を着る」という人物像を思い描き、一見プレーンだが着ている人だけがわかる"素材の感動"を感じることができるよう服作りの基盤となる素材のあり方から考え、素材のためにデザインとして構築されたワードローブを展開している。
また、「袖を通した時の感動があって、価格も現実的。そして長く着ていただける」を実現するため、特に原料から作った素材はデザイナー自身が試作品を着続け「触り心地は良いけど着ていくと納得いかなくなる」といったことがないように考え抜いているのだという。
- NEW COLLECTION -
最新コレクションの22年春夏は軽快さが特徴
ニュートラルなカラーパレットを用いてエアリーな素材感を使った軽快なルックで構成された2022年春夏コレクション。アンデコレイテッドらしいモダンでタイムレスなコレクションに仕上げた。使用した素材はすべてリサイクル原料や天然素材で環境に配慮したものだという。
- FAVORITE LOOK -
ダイバーシティを体現、女性モデルがメンズ合わせのジャケットを着たルックがお気に入り
お気に入りは女性モデルがメンズ合わせのジャケットを着たルック。リネン素材のマニッシュなジャケットに対し、和紙の糸で編み立てた女性らしいカギ針編みのニットパンツをスタイリングした。これについてデザイナーの河野は「ブランドが表現したい天然素材のものづくりとタイムレスでありダイバーシティであることが詰まっています」と解説している。
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主要年表
【2022年】
"ヒト・モノ・コト"の繋がりを大切にしたギャラリー型のライフスタイルプロジェクト「とUNDECORATED」を新たに始動。
【2018年】
「undecorated MAN」から「UNDECORATED」にブランド名を変更し、2018-19年秋冬コレクションを発表。
【2016年】
2016-17年秋冬コレクションからデザイナーに河野貴之を抜擢。ブランド名を「undecorated MAN」から「UNDECORATED MAN」に変更。
【2008年】
2008-09年秋冬シーズンから、「ヨシオクボ」のデザイナー久保嘉男がメンズブランドとして「アンデコレイテッド マン」を設立。
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