
Image by: Courtesy of dunhill
サイモン・ホロウェイ(Simon Holloway)が手掛ける「ダンヒル(dunhill)」がミラノで発表した2026年春夏メンズコレクションは、英国貴族の洗練されたドレスコードと、英国のロックアイコンたちの反骨精神という、英国独自の二面性からインスピレーションを得て製作。イギリスの王朝ウィンザー家のドレスコードに、ブライアン・フェリーやチャーリー・ワッツなどのロックスピリットを重ね、フォーマルとデカダンスの緊張感を鮮やかに描き出した。
ショーはカーコートとドライビングブレザーのルックでスタート。続くテーラリングでは、ハイツイストウールやシアサッカーを使ったセットアップ、芯地を削ぎつつ鋭角なカッティングで仕上げたジャケットなどが披露され、極太ストライプのネクタイやシャツが「スポーティング・エレガンス」を体現した。
中盤、色調はウォッシュドラベンダーやマダーローズへ転調。インディゴシャンブレーのスーツにストライプハンカチを差す「ネオ・ギャツビー」な提案が、夏の社交シーンを想起させた。
後半はロイヤルブルーから漆黒へとトーンを落とし、キャンディストライプのシャツやシャーベットカラーの小物でコントラストを演出。バッグ類ではレザートリムキャンバスのホールドオールやブライドルレザーのアタッシュケースなどが登場したほか、ノーサンプトン製バックルローファーやドライビングスニーカーが足元を引き締めた。
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1893年、アルフレッド・ダンヒル(Alfred Dunhill)がロンドンで、馬具専門製造卸売業として創業。その後、自動車の普及に伴い、オープンカーでも使用できるレザー小物などドライブ用品の製造販売を開始した。これが成功をおさめ事業を拡大。衣類や小物、旅行用品などに広げた。数多くのラグジュアリーブランドを所有するリシュモン・グループの傘下に入り、現在は紳士服を中心に、スーツからスモールレザーグッズまで幅広くラインナップしている。2021-22年秋冬コレクション以降、Z世代を意識したクリエーションにシフトチェンジ。英国テーラリングにスポーティで若々しいエッセンスを加えたモダン・クラシックを提案している。
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