ディアナ・ファニング（Deanna Fanning）とローラ・ファニング（Laura Fanning）の双子の姉妹が手掛ける「キコ・コスタディノフ（Kiko Kostadinov）」が、2025年秋冬ウィメンズコレクションをパリのレストラン「Brasserie Mollard」で発表した。オーストラリアのダンサーで1950年代のパリを自由奔放に舞い歩いたヴァリ・マイヤーズ（Vali Myers）や、エド・ヴァン・デル・エルスケン（Ed Van Der Elksen）の写真集「ラブ・オン・ザ・レフトバンク」から着想を得て、新たな自分と出会うような官能性と自由奔放さを描いた。

　今シーズンは、スリップドレスの上にトップコートだけを羽織ったような脱衣と着衣の間をデザインに落とし込んだ。尖ったブラや硬いクリノリンなど、ランジェリーの構造をベースとしたブラウスやペプラムのシルエットが目を引き、同時にテディガール風の古着レイヤリングやロープベルト、ポケット付きレザーベルトなどメンズライクな要素も加わえた。