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「マックスマーラ(Max Mara)」2026年春夏ウィメンズコレクションは、モデルのヘアに見られるように18世紀ロココ様式やポンパドゥール夫人といった歴史的な人物をインスピレーションとして現代的に咀嚼し、過剰な装飾とミニマルな構造のあいだに潜む対話を探った。コレクションの中心には、トレンチコートやスーツといったブランドの定番がありながら、その輪郭にロココ風の要素を取り入れた。肩や腰からガーゼ素材が螺旋を描くようにあしらわれ、またスカートの上に花びらを重ねたレイヤー使いやプリント生地の重ね合わせも見られた。なかでも露出した腹部などに巻かれた黒の伸縮ベルト使いが印象的で、ルックのアクセントとして引き締めの役割を果たしている。フィナーレでは裾にフリルをあしらったルックが登場し、抑制と奔放さ、構造と揺らぎの対比を表現。揺らめく装飾美と、はっきりと輪郭を描くフォルムのコントラストで現代の女性像を再定義した。
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1951年にイタリアのレッジョ・エミリアで、アキーレ・マラモッティ(Achille Maramotti)が創業。アキーレは、曾祖母がオーダーメイドの高級婦人服店を経営し、母が洋裁学校を設立するなど、ファッションと密接な関係にある家系に生まれる。40代まで弁護士として働いた後に、コートを専門にしたファッション・ビジネスを構想。「男性用のコートを女性のためのアイコニックなアイテムに生まれ変わらせること」を使命に、イタリアのテーラリング技術とトレンドを融合させて、オートクチュールのようなコートを大量生産できるビジネスをスタートし、1959年にはマックスマーラの工場を設立。当時のイタリアに根付いていた「ファッションは手仕事によるもの」という認識を覆し、時代の先を行く女性たちに支持されている。
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