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Max Mara

マックスマーラ

「マックスマーラ」とは?——アイコンコートの歴史、創業のきっかけからブランド名の由来まで

ウィメンズ

Max Mara

マックスマーラ

「マックスマーラ」とは?——アイコンコートの歴史、創業のきっかけからブランド名の由来まで

ウィメンズ

1951年にイタリアのレッジョ・エミリアで、アキーレ・マラモッティ(Achille Maramotti)が創業。アキーレは、曾祖母がオーダーメイドの高級婦人服店を経営し、母が洋裁学校を設立するなど、ファッションと密接な関係にある家系に生まれる。40代まで弁護士として働いた後に、コートを専門にしたファッション・ビジネスを構想。「男性用のコートを女性のためのアイコニックなアイテムに生まれ変わらせること」を使命に、イタリアのテーラリング技術とトレンドを融合させて、オートクチュールのようなコートを大量生産できるビジネスをスタートし、1959年にはマックスマーラの工場を設立。当時のイタリアに根付いていた「ファッションは手仕事によるもの」という認識を覆し、時代の先を行く女性たちに支持されている。

イアン・グリフィス

Ian Griffiths

イギリス・ダ―ビシャー出身。マンチェスターでアートやデザインを学んだ後に、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)に進学。1987年にRCAのプロジェクトのひとつであったマックスマーラ主催の学生向けコンテストで優勝し、同年にデザイナーとして入社。30年以上に渡りマックスマーラに携わり、ブランドの代表作である“テディベアコート”やシガレットパンツなどを世に送り出す。現在は、サヴィル・ロウ仕立てのカラフルなスーツが彼のユニフォームとなっているが、入社当時はデヴィッド・ボウイを愛するクラブキッズで、そのアバンギャルドな服装は、マックスマーラのイメージとは正反対のものだった。

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- CHARACTERISTIC ITEM -

「マックスマーラ」を代表するアイテムは、ボリューミーなコート

「マックスマーラ」2022 リゾート コレクションで登場した「101801」コート

2022 リゾート コレクションで登場した「101801」コート

Imaged by Courtesy of Max Mara

「マックスマーラ」2022 リゾート コレクションで登場した「テディベアコート」

2022 リゾート コレクションで登場した「テディベアコート」

Imaged by Courtesy of Max Mara

 マックスマーラを象徴するのが、1981年にフランス人のクチュリエ、アンヌ・マリー・ベレッタ(Anne Marie Beretta)によってデザインされたウールカシミア製のコート「101801」。艶やかな生地や大ぶりな襟が圧倒的な存在感を放つアイテムは、ブランドのベストセラーとなった。現在もアップデートされ続け、タイムレスなイメージを象徴するアイテムとなっている。

 さらに、2013年に発売されて瞬く間にニューアイコンとなったのが「テディベアコート」。ビッグボリュームながら軽やかなエコファー素材のコートは、1980年代に登場したアイテムを現代にリバイバルしたもの。カリーヌ・ロワトフェルドやキム・カーダシアン、リタ・オラをはじめとする、名立たるセレブリティが愛用している。

Max Mara 2022年リゾート

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Max Mara

2022 PRE-SPRING / CRUISE COLLECTIONファッションショー

- NAME -

ブランド名の由来は、幼少期のニックネーム

 「マックスマーラ」は、創業者アキーレ・マラモッティの幼少期のニックネームであり、パワフルな女性を連想する"MAX"と、ファミリーネームの「Maramotti」を掛け合わせた造語が由来になったと言われている。

- PERSON -

歴代デザイナーには、カール・ラガーフェルドも

 マックスマーラでは、過去にカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)や、「クロエ(Chloe)」などを手掛けたギー・ポーラン(Guy Paulin)、「モスキーノ(Moschino)」のフランコ・モスキーノ(Francisco Moschino)など、数々の著名デザイナーを起用してきた。しかし、同社には「あくまでもブランドが主役」という理念があるため、実はカール・ラガーフェルドなどの大物デザイナーが手掛けていることが、後で明らかになったというエピソードもあるという。

- OTHERS -

バリエーション豊富な派生ブランド

スポーツマックス2021年リゾートコレクション

スポーツマックス2021年リゾートコレクション

Imaged by SPORTMAX

 現在、マックスマーラ ジャパンが、主に小売や卸を手掛けるのは、通称"白タグ"と呼ばれるメインブランドの「マックスマーラ」、トレンド感と遊び心を加えた「スポーツマックス(SPORTMAX)」、「リュクス感のあるリアルクローズ」をコンセプトにした「ウィークエンド マックスマーラ(Weekend Max Mara)」、フェミニンなテイストの「マックスマーラ ステュディオ(Max Mara Studio)」、ダウンジャケットにフォーカスした「ザ キューブ(Max Mara The Cube)」など。イタリア本国では、「マックスマーラ・ブライダル」など、さらに多くのラインを展開している。

 「マックス & コー(MAX&Co.)」も元々は、1986年にマックスマーラのディフュージョン・ラインとしてスタート。現在は、マックスアンドコー ジャパンが輸入・小売販売を行う。

SPORTMAX 2021年プレフォール

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SPORTMAX

2021 PRE-FALL COLLECTIONルックブック

- MAIN SHOP -

日本での主な取扱店は、青山の旗艦店

 「マックスマーラ」をフルラインナップで取り揃えるのは、青山の旗艦店、銀座三丁目店、玉川店など。全国の有名百貨店にも数多く出店し、さまざまなオケージョンにエレガントな大人の女性のワードローブとして支持されている。

- COLLECTION -

「マックスマーラ」の2021年秋冬コレクション

「マックスマーラ」2021年秋冬コレクション

2021年秋冬コレクション

Imaged by Max Mara

「マックスマーラ」2021年秋冬コレクション

2021年秋冬コレクション

Imaged by Max Mara

 イタリアのアクセントを効かせたブリティッシュスタイル。2021年秋冬は、創業70周年を迎えるアニバーサリーコレクションとして、ブランドの原点に立ち返った。エッセンシャルなアイテムとしてフィーチャーされたのは、ボンバーシルエットのコートやマルチポケットをあしらったアルパカ製のジャケットなど。それらにオーバーサイズのアランニットやグラフィカルなタータンチェックのパネルスカートなどを合わせて、"アーバン×カントリー"なスタイルを完成させた。トレードマークのキャメルヘアー素材は、今季キルティングジャケットとして登場。

HISTORY

主要年表

【2021年】
創立70周年を記念して、7人のアーティストによる7種のTシャツコレクション「7 for 70」を発売。

【2019年】
アイウェアを手掛けるマルコリングループが、マックスマーラ・ファッショングループが手掛ける「スポーツマックス」と独占ライセンス契約

【2016年】
日本では、三井物産がマックスマーラ ジャパンを連結子会社化。
上海でプレゼンテーション「2016 Monopolis!」が開催。

【2015年】
「マックス マーラ」青山店がリニューアルオープン
ニューアイコン「テディベアコート」を発表。

【2011年】
ドイツ、日本、中国に続いて「COATS! マックスマーラ、イタリアファッションの55年」展をモスクワで開催。

【2008年】
ダウンジャケットにフォーカスしたコレクション「ザ キューブ」をスタート。

【2007年】
「COATS! マックスマーラ、イタリアファッションの55年」を東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催。

【1999年】
アウトレットショップとして、マックスマーラなどを扱う「ディフュジオーネ・テッシレ」の日本展開がスタート。

【1994年】
東京・青山に旗艦店をオープン。

【1989年】
日本では、三喜商事株式会社の子会社としてマックスマーラ ジャパンが設立。

【1983年】
「リュクス感のあるリアルクローズ」をコンセプトにした「ウィークエンド マックスマーラ」がスタート。

【1981年】
フランス人のクチュリエ、アンヌ・マリー・ベレッタにより「101801」コートが誕生。

【1976年】
「スポーツマックス」のショーを初開催。

【1969年】
個性的な表現をしたい女性のために、よりトレンドを意識したラインとして「スポーツマックス」をスタート。

【1959年】
「マックスマーラ」の工場を設立し、オートクチュールのようなコートをプレタポルテで量産できるシステムを確立。

【1951年】
イタリアのレッジョ・エミリアで、アキーレ・マラモッティが創業。

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