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ウディ・アレン監督最新作「カフェ・ソサエティ」1930年代を再現した衣装に注目

(左)スージー・ベンジンガーによるデッサン/(右)「カフェ・ソサエティ」場面写真
(左)スージー・ベンジンガーによるデッサン/(右)「カフェ・ソサエティ」場面写真

 ウディ・アレン監督最新作「カフェ・ソサエティ」が、5月5日から全国で公開される。1930年代のニューヨークとハリウッドを舞台に繰り広げられるロマンティック・コメディを彩るのは、「地球は女で回ってる」「ブルージャスミン」など同監督の作品をこれまで何度も手掛けてきた衣装デザイナー スージー・ベンジンガー(Suzy Benzinger)が担当するきらびやかな衣装だ。

 「カフェ・ソサエティ」の主人公は、映画業界で働くことを夢見てハリウッドを目指した世間知らずの青年ボビー・ドーフマン(ジェシー・アイゼンバーグ)。映画業界の大物エージェントとして財を築いた叔父フィルのもとで働き始めたボビーは、叔父の秘書として働くヴォニー(クリステン・スチュワート)の美しさに心を奪われる。ボビー、ヴォニー、そしてブレイク・ライブリー演じるもう一人の美女ヴェロニカの3人が織りなすもつれた恋を通して、"人生の選択"というテーマを探求する。

 ベンジンガーがウディ・アレン作品の衣装を手掛けるのは今回で7作目。本作では米国内の2つの都市が舞台となっているが、ハリウッドのシーンではショートパンツやシャツを合わせたカジュアルな服装、ニューヨークのシーンではボディコンシャスなドレスやジュエリーを取り入れたラグジュアリーな装いが目立つ。1930年代のファッションについてベンジンガーは「あの時代のハリウッドとニューヨークで面白いのは、ニューヨークは現代とほとんど変わらなかったこと。ニューヨーカーは自分たちを高く評価していてハリウッドに興味がなく、富裕層はシャネルなどヨーロッパのデザイナーによる服を好んで着るようになっていた。一方、当時のハリウッドでは1930年代独特のファッションが生まれて、ボタンワークなどが流行していた」と説明。本作では「シャネル(CHANEL)」の衣装協力のもと当時のファッションが忠実に再現され、劇中でクリステン・スチュワートやブレイク・ライブリーが着用するショートパンツやドレス、シューズをはじめ、ジュエリーやメーキャップもシャネルが担当している。ニューヨークとハリウッドの対比についてベンジンガーは「ニューヨークはハリウッドより洗練された雰囲気で、ハリウッドは新しくて、明るく可愛い雰囲気。ニューヨークの現実的な感じをファッショナブルなパンツやハットを取り入れて表すようにした」とコメント。冒頭のハリウッドでのパーティーシーンでは、ボディコンシャスなドレスを好むニューヨーカーは着ないような淡いトーンやガウンが選ばれたほか、庭でのパーティーのシーンではリネンやベージュ色を用いたルックで当時のハリウッドの富裕層のラグジュアリースタイルが再現された。

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■「カフェ・ソサエティ」
2016年/アメリカ/英語/1時間36分/日本語字幕:松崎広幸
提供:KADOKAWA、ロングライド
配給:ロングライド
© 2016 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
公式サイト