ユナイテッドアローズ増収増益も「全事業聖域なし」で見直し継続

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画像: FASHIONSNAP

 8月4日、ユナイテッドアローズが2018年3月期第1四半期決算を発表した。連結売上高が352億2,800万円(前年同期比106.9%)、営業利益が24億3,600万円(同115.9%)、経常利益が24億8100万円(同117.4%)となりECでの売り上げ増加などを背景に増収増益となった。また竹田光広 代表取締役社長は、「全事業聖域なし」の考えで不採算事業も含め事業の見直し継続すると語った。

 チャネル別売り上げのネット通販は好調に推移し、全体の売り上げの17.5%にあたる51億5,500万円(同122.7%)を記録。前年同期比で2割以上の増収となった背景を、昨年実施したハウスカード会員とUAオンラインストア会員の統合や、今春に実施した自社ECとブランドサイトの統合などの利便性向上の施策が寄与したとためという。今後も引き続きECにおける在庫供給を拡大し収益改善を目指す構え。

 一方で、UAグループ中期ビジョンの一環として先日発表された「アナザーエディション(Another Edition)」と「ボワソンショコラ(Boisson Chocolat)」2ブランドの事業撤退について竹田社長は、何度か改善を図るも復調の兆しが見えず「万策が尽いての決断」とした上で、今後も「全事業聖域なし」の方針を掲げ、不採算事業の精査を継続していく姿勢を見せた。2ブランドの前期における売り上げ総額は約38億円で、計18店舗を閉店予定。うち過半数の店舗は前期までに減損損失を計上しているため、通期業績に与える影響は軽微としている。

 また、グループ会社ではフェリージ、アスペジなどを国内展開するフィーゴが減収減益(売上高 5億円、同97%)、春夏商品が好調に推移したコーエンが増収増益(売上高23億円、同120%)、昨年新しく設立した合同会社 CHROME HEARTS JP(同社は12月決算)の4〜6月売上は30億円で、国内売り上げと免税売り上げがともに前年を超えた。