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ヘンリック・ヴィブスコフが東京で初ショー、土木作業員を起用したユニークな演出

画像: FASHIONSNAP

 デンマーク出身のデザイナーによるブランド「ヘンリック・ヴィブスコフ(HENRIK VIBSKOV)」が、初めて東京でショーを開催した。「Amazon Fashion Week TOKYO 2018 S/S」の公式スケジュール初日10月16日のラスト。ユニークな演出が目を引いた。

 ヘンリック・ヴィブスコフの2018年春夏コレクションは「眠り」をテーマに、人間や動物、食べ物や植物などあらゆる生物の睡眠をさまざまな角度で考察し、コレクションを構成。すでにパリとコペンハーゲンで披露されたコレクションだが、日本の発表ではオリジナルの演出が加えられた。

 ショーの冒頭ではヘルメットをかぶった土木作業員が登場。アーチ状の棒に取り付けられた"スリーピングバッグ"を解くと、中から布団のようなタペストリーが出てくる仕掛けのインスタレーションで幕開けした。着物ガウンのようなアウターや丸くなった動物モチーフのジャケット、再構築したパジャマシャツなどのユニセックスアイテムが登場。北欧ならではのカラーリングで、メイクにもシルバーやカラフルなドットが施された。

 今年は日本とデンマークの外交樹立150周年。これを記念して金沢21世紀美術館で8月から開催している展覧会「日々の生活 -気づきのしるし」のために来日するタイミングで、ファッションウィークへの参加を決めた。以前日本で見た作業員の姿が印象的だったことから、今回のショーではラグジュアリーと相対する対象として汗水を流しながら働く人を同じ空間に同居させ、それぞれの"美しさ"や"かっこよさ"を際立たせたという。「普段より小さな会場でショーを組み直すこと、そして実際に現場で働く人をこの場に集めることはチャレンジングだった」。冒頭の演出ではいくつかのバッグが開かないというハプニングがあったが「人は失敗から学ぶもの」と顔をほころばせた。