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アシックスウォーキングが歩行を4つの機能で再定義、次世代シューズのプロトタイプ公開

芳之内史也

プロトタイプ「MOON AMBLE(BOUNCE)」

Image by: FASHIONSNAP

プロトタイプ「MOON AMBLE(BOUNCE)」

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プロトタイプ「MOON AMBLE(BOUNCE)」

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 アシックス商事が運営する「アシックスウォーキング(ASICS Walking)」が、イタリア・フィレンツェで開催されているメンズウェアの見本市「第110回ピッティ・イマージネ・ウオモ(Pitti Immagine Uomo、以下ピッティ)」に出展した。同ブランドにとってピッティへの参加は今回で2度目となる。

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 今回の展示では、前回の全体的なブランド紹介からさらに一歩踏み込み、「歩く」という行為をシーンや用途に合わせて4つの機能軸に整理。「The Tech Behind the Walk」をテーマに掲げ、より戦略的なアプローチで最新のシューズコレクションを披露した。

 展示の核となったのは、歩くニーズに呼応する4つの機能軸と、それらを体現する代表モデルだ。早歩きの爽快感を追求したトップモデル「GEL-FASTWALK(SPEED)」は、つま先の上がり形状のカーブとミッドソールの構造によって歩行中のエネルギーロスを抑え、効率の良い足運びを実現。続いて、長時間のウォーキングに向けた「GEL-RIDEWALK GTX 2(ENERGY SAVE)」は、GORE-TEXファブリクスと独自のグリップラバーを採用し、天候を問わず高い快適性を発揮する。

GEL-FASTWALK(SPEED)

GEL-RIDEWALK GTX 2(ENERGY SAVE)

 注目を集めたのが、「究極のウォーキングシューズ」をコンセプトに据えたプロトタイプ「MOON AMBLE(BOUNCE)」だ。アシックススポーツ工学研究所での検証に基づいた独自構造により、着地時の安定性とスムーズなバウンス感を両立。「もっと歩きたくなる」弾むような履き心地を追求しており、2026年9月のローンチを予定している。ランニングシューズの技術をドレスモデルに応用した「RUNWALK 7 LS(STABILITY)」は、アッパーにキップレザーを使用して品格を保ちつつ、靴底には衝撃緩衝素材「fuzeGEL」と剛性の高いTPUプレートを搭載し、安定した歩行をサポートする。

MOON AMBLE(BOUNCE)

RUNWALK 7 LS(STABILITY)

 1983年のブランド誕生以来、「歩くことによる健康と豊かな感性を持った人間性の回復」を理念に掲げる同ブランド。担当者によれば、デジタル化が加速する現代において、「歩くこと自体を前向きに楽しくさせるシューズ」を提供することこそがブランドの本質的な価値だという。

 2度目の出展となった会場では、スポーツシューズのイメージが強いアシックスだからこそ、ドレッシーなレザーアッパーのモデルが海外バイヤーの目に「いい意味での違和感と驚き」として映り、高い関心を集めたという。欧州圏にとどまらず、南米やアジアなど幅広い地域のバイヤーがブースに足を運んでおり、グローバルでの継続的な関係構築も着実に進んでいる様子だ。

 同ブランドは今後、自分たちの強みを発信する場としてのピッティの重要性を再確認しつつ、会場で得たフィードバックを活かしてグローバル市場へのさらなるアプローチを検討していく構えである。


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最終更新日:

FASHIONSNAP ディレクター

芳之内史也

Fumiya Yoshinouchi

1986年、愛媛県生まれ。立命館大学経営学部卒業後、レコオーランドに入社。東京を中心に、ミラノ、パリのファッションウィークを担当。国内若手デザイナーの発掘と育成をメディアのスタンスから行っている。2020年にはOTB主催「ITS 2020」でITS Press Choice Award審査員を、2019年から2023年までASIA FASHION COLLECTIONの審査員を務める。

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プロトタイプ「MOON AMBLE(BOUNCE)」

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