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"オンライン質屋"で話題の「キャッシュ」運営会社のバンクがDMM.comの完全子会社に、買収金額は70億円

DMM.comとバンク社のロゴ
DMM.comとバンク社のロゴ

 DMM.comが11月21日、モノを一瞬でキャッシュ(現金)に変えることができるサービス「キャッシュ(CASH)」を展開するバンクの全株式を10月31日付で取得し、子会社化したことを発表した。買収金額は70億円。

 バンク社は、オンラインストア作成サービス「ストアーズ・ドット・ジェーピー(STORES.jp)」の創業者 光本勇介氏が今年2月に設立し、6月に「キャッシュ」のサービスを開始。取り引きしたい商品のカテゴリーやブランド、コンディションなどの情報を入力した後、商品を撮影すると瞬時にキャッシュ化されるスピード感に加えて、従来の金融サービスなどで必要な個人情報や審査は不要というハードルの低さと手軽さが話題を集めている。サービス開始時は利用過多の影響から、わずか16時間34分でキャッシュ機能を一時的に停止。その間にキャッシュ化された回数は7万2,796回、総額は3億6,629万3,200円と大きな反響があった。現在は1日にキャッシュできる金額に上限を設け、運用を再開している。

 キャッシュはリリースされてから2カ月のサービス。今回の売却について自身のインスタグラムで報告したバンク社の光本代表は「約1カ月前ほどは1ミリも会社を売却することなど想像もしていなかった」と前置きしながら、事業のポテンシャルや新しい市場の可能性、競合サービスと戦っていくことを考慮した上で、大胆なチャレンジを継続的に行っていく必要があると考え、今回の決断に至ったという。今後はDMMグループが有するサービス基盤や人材、資本などを活用しながら拡大成長を目指す。また、新規事業の構想や準備も進めているといい、「この現代の新しい事業集団で、私たちも、世の中にインパクトがあるような市場を作っていけますよう、全力で引き続きフルスイングしていけたらと思っております」とコメントしている。