
Image by: FASHIONSNAP

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新しいアイデアや表現は、机に向かう時間だけから生まれるわけではない。朝、淹れたてのコーヒーを片手にぼんやり過ごすひととき、何も予定を決めずに歩いた休日の街並み、買い物帰りにふと目に留まった花や店先の風景。そんな何気ない瞬間の積み重ねが、その人だけの感性を育てていく。エッセイスト、モデル、イラストレーター、フローリスト。それぞれ異なる分野で表現を続ける4人は、どんな時間を大切にし、そこからどんなインスピレーションを得ているのだろうか。
家でくつろぐ時間から、散歩や買い物、友人と街へ出かけるひとときまで。部屋着と外出着の境界を超えた新たな日常着として2026年春に生まれ変わった「ユニクロ(UNIQLO)」のラウンジ&インナーウェアをまとった4人に、心地よさと自分らしさを両立する服選びのこだわりや、表現を生み出す日々の過ごし方について話を聞いた。
イラストレーター hannah

ウォッシャブルニットブラトップノースリーブ 2990円、コットンボクサーイージーショートパンツ 1500円、コットンボクサーイージーショートパンツ 1500円
hannahさんは、SNSやYouTubeを中心に、ファッションやカルチャーをテーマにしたイラストを発信するアーティスト。日々の暮らしの中で感じたことや心が動いた瞬間を、等身大の視点で描き続けている。普段はTシャツやデニム、ミディ丈のスカートなど、肩の力を抜いて過ごせるシンプルな装いがお気に入り。その一方で、「楽だけど可愛い」バランスや、小物で自分らしさをプラスすることも大切にしているという。


アイデアに行き詰まったときは、一度考えることをやめて、目的もなく外を歩くのが彼女のルーティーン。「公園や古い街並み、本屋など、時間の積み重なりを感じる場所が好きです。特別なものを探すというより、道に落ちる影や建物の色、人の服装、店先に並ぶものなど、普段は見過ごしてしまうような景色を眺めることで、新しい発想につながることも多いですね」とhannahさん。
気ままな日常を過ごすなかで、彼女が服に求めるのは快適さと気分の上がるデザイン。「夏は家で絵を描いたり、動画を撮影したあと、アイデアをまとめるために外へ出かけることも多いので、涼しさと動きやすさを重視しています。家でリラックスできて、そのまま少し外へ出ても自然に見えるような服が理想です」と話す。そんなhannahさんが今回着用したのは、さらりとした肌触りのエアリズム素材のタンクトップに、花柄のショートパンツを重ね履きしたスタイリング。リラックス感がありながらも、夏らしい軽やかさを感じさせる着こなしに、「軽やかな着心地でベタつかず快適です。タンクトップだけど肌見せが少ないデザインなので、安心感があります。この格好でピクニックをしながらスケッチをしたり、本を読んだりして、ゆったり過ごしたいですね」と笑顔を見せた。

フローリスト caco.

ヘンリーネックタンクトップ (ホワイト、ブルーともに990円)、リブVネックカーディガン 1990円、リブワイドイージーパンツ 2990円
千歳船橋で花屋「farm.」を営みながら、空間装飾や撮影のフラワースタイリングなど、幅広く活動するフローリストのcaco.さん。季節ごとに移り変わる花々と向き合いながら、色や質感の組み合わせを提案する日々の中で培われた感性は、普段のファッションにも自然と表れているという。


「色が好きなので、服を選ぶときも自然と色の組み合わせから考えています。彩度の高い色だけではなく、中間色のニュアンスも好きですし、白や黒をベースに差し色を加えたり、反対色を合わせたりするのも好きですね」とcaco.さん。花を束ねるように、色同士の調和やコントラストを楽しむことが、caco.さんらしいスタイリングにつながっているという。

フローリストとして日々さまざまな色に触れるcaco.さんにとって、色は気分や表情を切り替える大切な要素だという。「その日の現場や気分によって着る色を変えています。裏方としてのお仕事の日は黒やグレーでまとめて黒子モードに。反対に、あえて印象を残したい日は鮮やかな色を取り入れることもあります」。仕事では装いでスイッチを切り替え、自宅ではもっと自由に色を楽しむのがcaco.さんらしい過ごし方。豊富なカラーバリエーションで展開されるラウンジウェアコレクションは、そんな理想にもぴったり。「家にはいつも季節のお花を飾っているので、その日に飾っているお花に合わせてルームウェアの色を選びたいです」と、花と装いをリンクさせる、フローリストならではの楽しみ方を教えてくれた。
エッセイスト 汐音

ポインテールキャミソール 990円、ウォッシャブルニットパンツ 2990円、ラウンドネックカーディガン 2990円、ソフトリブT 1990円
YouTubeやSNS、エッセイを通して、自身の日常や旅先で感じたことを言葉に紡ぐ汐音さん。彼女のクリエイティブのきっかけは、日々の暮らしの中でふと生まれる違和感や気づきにあるという。だからこそ外へ出かける際も、目的地だけでなく、そこへ向かうまでの時間や、買い物帰りに見つけた何気ない景色など、日常の延長にある小さな発見を大切にしているそう。


そんな汐音さんが服選びで大切にしているのは、気持ちの流れを途切れさせないこと。「部屋着でそのまま行けるような格好が好きです」と話すように、家でリラックスしている状態から、そのまま外へ出られる自然体のスタイルを好むという。素材やシルエットも、きちんと見えながら締め付けがなく、長時間過ごしても心地よいものを選ぶのが汐音さんのこだわりだそう。
今回着用したウォッシャブル仕様のニットパンツは、柔らかな肌触りと動きやすさを備えながら、外出着としても馴染むシルエットが魅力。「ニットパンツって楽なイメージがありますが、これは形がきれいなので、そのまま外に出てもちゃんとして見えるのがいいですね。家で過ごすときも窮屈じゃないし、買い物やカフェに行くときも自然に着られると思います」と汐音さん。ベーシックなデザインだからこそ、合わせるアイテムによって雰囲気を変えられるところもお気に入りだといい、「シンプルな形なので、トップスで遊べるのが楽しいです。その日の気分でいろいろ試せるのがいいですね。今回は花柄やイエローを合わせてポップなスタイリングですが、モノトーンで統一した大人っぽい組み合わせも合うと思います」と語ってくれた。

モデル HIKI

リブVネックカーディガン 1990円、リブタンクトップ 990円、リブレースVネックキャミソール 990円、コットンボクサーイージーショートパンツ 1500円
続いて話を聞いたのは、韓国出身のモデルHIKIさん。彼女にとってラウンジウェアは、眠るためだけの服ではない。「パジャマは持っていなくて。普段からラウンジウェアで寝て、そのまま出かけることも多いんです」と話すように、家でのリラックスタイムからちょっとした外出まで、日常に寄り添う存在だという。着心地はもちろん、着るだけで気分が高まる可愛さも大切。「家で過ごす時間も、外へ出かける時間も、どこにいても可愛いと思える自分でいたい」という言葉がモデルのHIKIさんらしい。


シンプルな装いをベースにしながらも、赤や緑などの鮮やかな色や柄をアクセントとして取り入れるのが、HIKIさんのスタイル。「暑くなってきたので、最近は柄物が気分なんです。今回のスタイリングは、花柄にドットにチェックと柄を重ねているのに、うるさく見えなくて可愛いですよね。こういう遊び心のあるデザインが好きです」と話す。

撮影やフィッティングなど、人前に立つ仕事が多いからこそ、自宅では肩の力を抜いて過ごせる時間を大切にしているそう。今回着用したコットン混素材のトップスは、やわらかな肌触りと軽やかな着心地がポイント。コンパクトなシルエットに加え、シンプルな中にもさりげなく個性を感じるデザインが、HIKIさんのスタイルに馴染んでいる。「もともと体にフィットするトップスが好きなんです。コンパクトなアイテムはボトムとのバランスも取りやすいし、色や柄を合わせてスタイリングを考えるのも楽しいですよね」とHIKIさん。パンツについても「履いてみたらフィット感がちょうどよくて。楽なのに可愛いので、そのまま外にも出かけたくなります」と気に入った様子だ。

hannahさん着用アイテム

caco.さん着用アイテム

汐音さん着用アイテム

HIKIさん着用アイテム
photography: Elaine Lam, styling: Kanako Muneto, hair & makeup: Moe Hikita, text & edit: Mai Sugawara, casting: Soogyong Kim, direction: Riko Miyake, project management: Ryota Tsuji(FASHIONSNAP)
最終更新日:
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