「間違いを気にせず、突き進むこと」「欲しいものは何があっても絶対手に入れるという気持ちで僕はここまで来れた」――数年前まではどこにでもいる姉弟だったよしあきとミチが、原宿のストリートで見出され、若者の憧れの的となるまでの軌跡は?それぞれが本当の自分を見つけた瞬間「変革の時」。
〈よしあき〉テックパーカー ¥14,300、ベースボール キャップ ¥3,289〈ミチ〉ライトウーブン ロングジャケット ¥14,300、マストハブ ストラッピー タンクトップ ¥2,739、オールオーバー グラフィック 7/8 タイツ ¥7,139(すべて税込/アディダス)。
Q.2人にとって今の自分自身を作り上げた「変革の時」は?
よしあき:憧れていた人たちを真似して、服を買ってみたりSNSに投稿し始めたりした中学3年生の時。最初は1人で服を買いに行くのが怖かったから、原宿の先輩でもあるミチに連れて行ってもらって。そういった憧れから起こした行動が今の仕事につながっていると思います。
ミチ:私も昔は服に特にこだわりはなかったんですけど、高校2年生の時に服好きの友達ができて、その子と一緒にいるうちにまた別の服好きの子とつながって。そうやってファッションを通じてできた仲間がどんどん増えることで、みんなで旅行に行ったり、可愛いと思った服は直接見に行ったりとアクティブになっていきました。そう考えると高校2年生が変革の時だったのかなって。
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〈ミチ〉パーフォレーテッド ランナーキャップ ¥3,839、ギャザード パーカー ¥13,200、4ATHLTS ID バックパック ¥7,139〈よしあき〉テックパーカー ¥14,300、マストハブ スタジアム Tシャツ ¥3,839、FAV ダッフルバッグS ¥9,889(すべて税込/アディダス)。
Q. 若者から絶大な支持を集める2人。人気の秘訣を自身でどう分析している?
ミチ:親近感なのかな、といつも2人で話しています。
よしあき:僕たちが着ているものは変に背伸びをしていなくて、真似してもらいやすいんじゃないかな。
ミチ:あとは姉弟だから終わりがない。カップルだとどうしても終わりが見えちゃうけど、私たちはずっと一緒なので自分たちのペースでやっていける。
よしあき:キャラを演じられるほど器用でもないし、流行りにのったりもできない。2人がいいと思うファッションを着て、自然体でずっとやっているところに共感してもらえているのかもしれません。
Q.2人にとってファッションとは?
ミチ:私がこの仕事を続けられている理由。今お仕事をもらえているのは、私が服好きだからだと思うんです。
よしあき:ファッションでモテたいっていうのは全くない。台湾から来て原宿に通いだした頃は、派手な格好をすることで「東京で生きてる」って感じがしてた。それこそ周りの目は気にならなかった。
ミチ:当時は派手であればあるほど自信が出たよね。今も他人の目は気にしていないけど、服の好みが落ち着いたのは正直あって。でもたまに撮影とかで派手な服を着ると無敵になれる気がする!
〈ミチ〉 バーンアウト グラフィック Tシャツ ¥4,389、フェイバリット サコッシュ¥5,489, オールオーバー グラフィック 7/8 タイツ ¥7,139〈よしあき〉 ウーブン ポケットパーカー ¥8,239、4ATHLTS ID バックパック ¥7,139、テックショーツ ¥4,389、ALPHASKIN グラフィック ロングタイツ ¥5,489、ベースボール キャップ ¥3,289(すべて税込/アディダス)。
Q.自分の未来を切り開いていくために必要なものは?
よしあき:自信。僕は欲しいと思ったものは絶対買います。持っている服を売って新しい服を買ったり、欲しいものは何があっても絶対手に入れるという気持ちで僕はここまで来れた。近い未来のことでも諦めないことが大事なのかなって思います。
ミチ:間違いを気にせず、突き進むこと。私とよしあきも姉弟なのに仲が良過ぎるなど関係性がおかしいとか、年相応じゃないとか言われることが多いけど気にしない。人の意見に左右されていたら、信念なんて貫けないと思うからです。