REIKO MCNISH SATO MEETS ADIDAS +

FOUNDER

モデルでありナイトウェアブランド「アマテラス(AMATERAS)」の経営者としての顔も持つ佐藤マクニッシュ怜子。カナダで幼少期を過ごし、高校生で日本に帰国後モデル活動をスタート。トレーニングを趣味とし、YouTubeのトレーニング動画は130万再生回数を突破している。

「小さな物事でもいいから、何か結果を出すことで自信がつくと思う」――24歳にしてモデル、そして経営者として活躍。インタビューを通じて見えてきた、文化の壁やコンプレックスを乗り越えて自らの未来を切り開こうとする若き経営者の心のうちとは。

〈マクニッシュ〉バーンアウト グラフィック Tシャツ ¥4,389、ギャザード パーカー ¥13,200, オールオーバー グラフィック 7/8 タイツ ¥7,139(すべて税込/アディダス)。

Q.今の自分自身を作り上げた「変革の時」は?

2つあって、1つは10歳で日本からカナダに移住した時。そこで学んだ英語や、自分の意見をはっきりと発信するという考え方は今の自分やモデルの仕事、「AMATERAS」の立ち上げにもつながっている。もう1つは大学卒業と同時に「AMATERAS」を立ち上げた時。それまではモデルとしてもらった仕事をただこなすだけだったのが、1人の経営者として人間性まで見てもらうお仕事が増えることで責任感が生まれ、様々な人と出会う機会も多くなりました。

Q.起業という道に踏み切れた理由は?

自分の本当にやりたいことを成し遂げることで周りに認めてもらいたかった。大学の友人は大企業に行く人が多くて、私も就職しようかとも考えたけど違うな、とフィーリングで分かって。経営者としてお金を生み出すこと、そのお金をどう使うかなどビジネスの大変さは何度も味わったけど、メディアに取り上げられたりポップアップにたくさんの人が来てくれたりと、自分の仕事が認められる度に嬉しさで泣きそうになります。

Q.日本とカナダの文化の違いに悩んだこともあったそうですが、どうやって悩みを乗り越えた?

日本人なのに日本語が下手で、漢字も読めないし、“空気を読む“みたいな日本の価値観が全然理解できなくて苦労しました。でもそういう気持ちを共感できる友達、話せる相手を作ることで乗り越えることができました。私はカナダと日本という2つの世界を見てきたからこそできることがある、自分は自分って思えるようになったのは友達がいてくれたからで。

Q.トレーニングを続けるモチベーションは?

昔はメリハリのない細い体がコンプレックスでした。なりたい自分になるためにトレーニングを頑張るうちに、食事や他の生活習慣も改善するようになって、体に変化が出ることが自信につながった。自分の体にコンプレックスを持つ女性って多いけど、それを自分で変えていくってすごくポジティブなことだと思う。生活の一部になっているから最近は運動しないと体調が悪くなるほど。今はトレーナーと栄養士の資格取得も目指しています。

〈マクニッシュ〉バーンアウト グラフィック Tシャツ ¥4,389、ギャザード パーカー ¥13,200, オールオーバー グラフィック 7/8 タイツ ¥7,139(すべて税込/アディダス)。

Q.自分の未来を切り開いていくために必要なものは?

自分を信じることと、自分を見失わないこと。小さな物事でもいいから、何か結果を出すことで自信がつくと思う。私にとってはトレーニングやブランドの立ち上げがそうでした。今のままの人生でいいっていうのも1つの自信のあり方だけど、何かを変えたい、切り開きたいと思う人は自分を持つことが絶対に大事。