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[インタビュー] エモーショナルに進化を続ける、アルベール・エルバスのランバン

「LANVIN」Alber Elbaz(アルベール・エルバス)
「LANVIN」Alber Elbaz(アルベール・エルバス)
 120年の歴史を持つクチュールメゾンが今なお最新トレンドを作り出している。その成功は「LANVIN(ランバン)」のレディス・クリエイティブ・ディレクターであり、メンズのアーティスティック・ディレクターも兼務するAlber Elbaz(アルベール・エルバス)の手腕によるものだろう。
 

ドレープやリボン、ラッフルなどを多用した、甘くモダンなドレススタイルは彼のシグネチャーであり世界中の女性の憧れだ。けっして流行に飲み込まれず、シックなスタイルを貫き通すその信念は見事の一言。この120周年の節目に東京で開催した2010年春夏コレクションの直後、エルバス本人がブランドのアイデンティティを語ってくれた。


ーー インタビュー:アルベール・エルバス ーー

―今回のコレクションのインスピレーションは?

 今年4月に訪れたアルゼンチンで見た、女性たちの自由で解放的なところだよ。

―会場に両国国技館を選ばれた理由は?

 伝統と文化の背景があって、こんな興味深い会場はないと思う。僕は相撲のルールはよく知らないけれど、実は大の相撲ファンなんだ!もしかしたらファッションもある意味、「どこへ向かうか?どうやって戦うか?」ということを考えるレスリングみたいなものなのかもしれないね。僕たちはつねに伝統とモダニティをミックスすることを意識しているから、今回は日本の伝統文化と僕たちのモダンファッションをぜひ融合させてみたかった。ファッション以上のものを見せられたとしたら嬉しいな。

―日本というマーケットについては?

 ファッションはグローバルなものだから、フランスだろうが日本だろうが、僕たちにとってはあまり関係ないんだ。「女性」ということが重要なのであって、彼女たちの出身地や経済力や年齢やサイズなんかは気にしない。僕たちはレディースのため、メンズのため、人間のために服を作っているんだ。たとえばお医者さんが患者を治すためお薬を与えるように、僕らは女性たちを気分よくさせるためにファッションを提供しているんだよ。

―あなたにとってランバンとは?

 まさに僕のホームだね。ランバンのアイデンティティは女性を美しく、そして男性を強く、パワフルに見せること。僕たちはロゴ・ブランドじゃないから、デザインにこだわって人々に幸せを与えたいと思っている。そのためにいつもベストを尽くしているよ。

―フレンチ・シックと評されることについては?

 シックだと言われるのは好きだよ。フレンチ・シックでもアメリカン・シックでもいいけれど、すべてがふさわしい場所で美しく調和し、人々を気持ちよくさせるなら、それが僕のファッションにおける哲学の一つだと思う。

―短期間でここまでブランドを成長させた秘訣は?

 それは僕たちの努力の賜物さ!僕は一緒に働いているスタッフを愛しているし、ランバンは大きなファミリーみたいなカンパニーなんだ。僕たちはエモーショナルなブランドであり、エモーショナルなグループだ。そこがほかのブランドと違うところじゃないかな。


※Fashionsnap.comでは、ショーのバッグステージやリハーサルの模様から、コレクションの全ルック、そして両デザイナーへのインタビューを通じ、「LANVIN」の魅力を余す事なくお届けします!

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 LANVIN 2010年春夏メンズコレクション@東京
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