Fumitoshi Goto

アマゾン、特定の言葉だけ聞き取れるノイズキャンセリング・ヘッドフォンを開発中?

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■ネット通販最大手のアマゾンが、特定の言葉だけ聞き取れるノイズキャンセリング・ヘッドフォンの特許を申請していることが明らかとなった。ノイズキャンセリング機能とは周囲の騒音や雑音をマイクで拾いながら、そのノイズの逆位相の音を出すことにより、周囲の音を低減する。ノイズキャンセリング機能は、人が耳障りに感じやすい40~1,500Hzの音を低減させる一方、周囲からの騒音をまったく遮断するわけではない。アマゾンが7月19日に米国特許商標庁(USPTO)に提出したノイズキャンセリング・ヘッドフォンの特許出願タイトルは「キーワードを聞き分けノイズキャンセリングを中断する機能(Suspending noise cancellation using keyword spotting)」。出願内容によると、このシステムは利用者が予め登録した言葉やフレーズをノイズキャンセリング・デバイスが聞き取ると、ノイズキャンセリング機能をオフにするというもの。例えば自分の名前や「あなた(you)」に、注意を促す咄嗟のフレーズ「危ない!(Watch out!)」「気をつけろ!(Look out!)」等を登録しておくことで、それらのワードが自分に向けて発せられた時、ノイズキャンセリング機能がオフになり、聞き取る事ができるようになる。友達に名前を呼ばれても無視することがなくなるのだ。いわばスマート・ヘッドフォンといえるだろう。音声を聞き分ける機能は、人工機能(AI)を搭載したアマゾンの音声アシスタント端末「エコー(Echo)」と似ている。エコーはアレクサ(Alexa)と呼びかけることで、その音に反応して作動するようになっている。
全米家電協会(CEA)から名称を変更した全米民生技術協会(CTA:Consumer Technology Association)によると、アメリカ国内のヘッドフォン市場は今年、22億ドル(2,200億円)規模に達する。今回の特許申請がそのままアマゾンの商品開発につながるとは限らないが、スマート・ヘッドフォンが発売されれば大いに注目される製品となるだろう。

トップ画像:アマゾンが特許申請した「キーワードを聞き分けノイズキャンセリングを中断する機能(Suspending noise cancellation using keyword spotting)」のヘッドフォン・イメージ。登録した言葉やフレーズを聞き分け、ノイズキャンセリング機能をオフにする、いわばスマート・ヘッドフォンだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤の日常生活に欠かせないのがノイズキャンセリング・イヤホン。静寂の中で集中して音楽を聞いていたいためでなく、単に外部の雑音をカットするために使っています。寝入る直前は静かでないと眠れないので毎日、ノイズキャンセリング・イヤホンを使っています。特に近所で花火が打ち上がる独立記念日には、本当に役立ちました。全くのノイズフリーというわけではありませんが、ノイズをかなり低減するので離せません。後藤は仕事や調査視察で飛行機にのるときも多く、機内でもかなり重宝しています。そこでも音楽は聴かず、ただノイズキャンセリングをオンにして読書に集中しているのですが...特定のワードやフレーズだけ聞こえるアマゾンのノイズキャンセリング・ヘッドフォンは興味深いです。スマート・ヘッドフォンが製品化されれば、音声アシスタント端末「エコー(Echo)」とブルーツースでつなげて使えるようになるでしょう。
アマゾンはAIに相当な投資を行なっていますが、将来的に登録なしで(聞きたくなくても)必要な言葉やフレーズを聞き分ける超スマートなヘッドフォンが出てくるかもしれません。人には聞きたくない言葉を無意識に聴かないようにできる機能が備わっているのですけどね。

後藤文俊

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