senken plus

地方・郊外の都市で起きつつある「商業の空白化」とは?

繊研plus

ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト

フォローする:

「長年、非日常のファッションなどを地元で買っていない人が多いのではないか」。大都市から電車で1時間ほどの距離にある市の商業関係者が語っていた。この20~30年大きな開発がなかったという駅前。百貨店はあるが、駅周辺の商業集積は少ない。百貨店にしても衣食住とも一定揃っているが、扱っていないブランドは多数ある▼駅は、かつて複数の路線が乗り入れる交通結節点だった。当時は周辺の市からも買い物客が集まり、にぎわっていたという。近年、中型SCやスーパー、家電量販店などがロードサイドに出来ているが、商業統計調査を見ると市外への消費流出が続いていることがわかる。隣接する市の駅前開発が進んでいることも影響しているのだろう▼駅から少し離れた中心商店街も空き店舗が多い。衣料品店はあるが、ワンブランド店はない。食料品を売る店もなく、店舗だったところが一戸建て住宅に変わり始めた。少しでもにぎわいを取り戻そうとする人たちが点在して動いているが、大きな動きにはなっていない▼活性化に悩んでいる地方都市は多い。消費低迷を背景に、出店抑制や不採算店舗の退店の動きがさらに強まると、こうした都市に〝しわ寄せ〟が行きがちだ。オーバーストアとは思えない〝都市の商業空白〟。この広がりを止めることはできないのだろうか。 (2016/10/07)

最新の関連記事
Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング