Business

原宿〜代官山をつなぐ新施設「渋谷キャスト」「渋谷ストリーム」開発概要発表

(左)「渋谷キャスト」(右)「渋谷ストリーム」
(左)「渋谷キャスト」(右)「渋谷ストリーム」
Image by: FASHIONSNAP / 渋谷駅前エリアマネジメント協議会

 東京急行電鉄と東急不動産が10月24日、両社が推進している渋谷駅周辺の再開発事業「渋谷宮下町計画」と「渋谷駅南街区プロジェクト」における施設名称と概要を発表した。キャットストリート入口に開業する施設を「渋谷キャスト(SHIBUYA CAST.)」、旧東横線渋谷駅および線路跡地にオープンする施設を「渋谷ストリーム(SHIBUYA STREAM)」と公表。原宿・渋谷・代官山を繋ぎ回遊を図るほか、オフィスフロアにアパレル・IT系の企業を誘致し新たな文化の発信地となることを目指す。

 

 「渋谷キャスト」は「Cast(配役)」と「Cat Street(キャットストリート)」を掛け合わせて命名。延床面積約3万5,000平方メートルを地下2階から地上16階までの18フロアで構成する。16階から13階は渋谷初となるサービスアパートメントを含む共同住宅、12階から2階までは1,300平方メートル超の大規模賃貸オフィスを計画し、メインテナントとしてベイクルーズグループ本社が移転。2階の一部と1階までの2フロアはファッション雑貨や小型スーパーといったライフスタイルに関連する3店舗に加えて、クリエーターに向けたシェアオフィス&カフェ、多目的スペースなどを設ける。グランドフロアではクリエーターによるイベントを開催する広場を展開。開業は2017年春を予定している。

 渋谷ヒカリエと同等となる約180メートルの高さで建設が進められている35階建ての「渋谷ストリーム」では「クリエーティブワーカーの聖地」を目指し、渋谷エリア最大級となる総賃貸可能面積4万6,200平方メートル超のビジネス環境やカンファレンスを提供するほか、コンサートやファッションショーなどを開催できるホール、シティホテル、サイクルカフェ、「"シブヤ・カスタム"が集まるストリート」をコンセプトにした商業施設が入居。渋谷駅からダイレクトにアクセスが可能なだけではなく、地下鉄4路線に接続する動線空間「アーバン・コア」の導入や、旧東横線を遊歩道として整備し代官山方面まで繋ぐメインストリートに復活させるなど、利便性を取り入れる。また、3階レベルでJR渋谷駅南改札(仮)とも接続し、埼京線と湘南新宿ラインの移設、山手線との並列化とあわせて、将来的には埼玉や神奈川方面からのアクセス改善が見込まれている。建物付近に流れる渋谷川は、清流復活水を活用した「壁泉(水景施設)」の整備により再生し、遊歩道と合わせて潤いのある水辺空間を創出する。開業は2018年秋を予定。

 再開発にあたり、東京急行電鉄は「快適性」「回遊性」「クリエーティブ」「利便性」をポイントとして挙げており、渋谷駅桜丘口地区や道玄坂一丁目駅前地区で推進しているプロジェクトと合わせて、世界を牽引する新しいビジネスやカルチャーを発信する「エンタテイメントシティSHIBUYA」の実現を目指すという。同日の会見には渋谷区観光大使 クリエーティブアンバサダーで、宮下町計画にも携わっている小宮山雄飛も出席。「渋谷キャスト」は「次世代のクリエーターをどう育てるか」を意識してプロジェクトを推進しているといい、「キャットストリートは自然発生的に色々な文化が生まれた。プロジェクトによって新たなストリート文化が発展したら面白いと思う」と期待を示している。

最新の関連記事

おすすめ記事

Realtime

現在の人気記事

    Ranking Top 10

    アクセスランキング