デザイナー後藤愼平 ©FASHIONSNAP.COM
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Fashion

"ストリートではない何か"を提案、新進ブランド「M A S U」が好調

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 2017年春夏でデビューしたメンズブランド「エムエーエスユー(M A S U)」が、順調に卸先を増やしている。2018-19年秋冬シーズンからリブランディングを行い、現在は東京・五本木のリンクス(LINKS)や熊本のイディオム(IDIOME)など約10店舗で展開。画家のポール・ジャクレー(Paul Jacoulet)をテーマにした2019年春夏コレクションはバイヤーから好評で、取扱店舗も増える見込みだという。

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 エムエーエスユーは「マスプロダクション」をコンセプトに、型の決まった服の長所や短所を考察し、その型や伝統を尊重しながら現代の空気を纏わせることを目指してコレクションを製作。ブランド名のMASUは「ます」という丁寧語にも由来しており、日常で多用されながらも価値を無くさない「ます」という言葉のように、価値が損なわれないアイテムやスタイルの提案を目指している。

 設立時は「マス(masu)」というブランド名だったが、2018-19年秋冬コレクションから「エムエーエスユー(M A S U)」に改名した。リブランディングに伴い、デザイナーに文化服装学院を卒業後LAILAに入社し「セブン バイ セブン(SEVEN BY SEVEN)」の立ち上げメンバーとして企画・生産に携わった1992年生まれの後藤愼平を起用。コンセプトを引き継ぎながら、ヴィンテージの要素を現代的に落とし込んだアイテムを展開している。

 2019年春夏コレクションでは、日本の文化を西洋人の解釈で表現したポール・ジャクレーに敬意を込めて服の起源を見直し、東洋人として再度編集することで服の美しさ、楽しみ方を表現。ストーンウォッシュや製品染めなど有りものの生地を加工して作ったアイテムや、アンティークの着物を解体して製作したアソートのジャケットなどを発表した。また縫製事業を行うSOHKIが母体である強みを活かし、カットソーで1万2,000円〜、パンツで2万5,000円〜、アウターで3万9,000円〜(いずれも税別)と、小ロット生産を余儀無くされる若手ブランドとしては買い求めやすい価格に抑えている。

 デザイナーの後藤は「ストリートではない何か」を、日本人男性のファッションの新しい道として模索していきたいと話す。また「いつかは東コレに」とファッションショーの開催にも前向きで、今後も日本を中心に事業展開していく予定だ。

■M A S U:インスタグラム

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