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【2018年ベストバイ】小木"Poggy"基史が今年買って良かったモノ

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Levi's® MADE & CRAFTED®×POGGYTHEMAN オーバーオール

F:今年は小木さん自身、「プーマ(PUMA)」のスエード「スタジオ セブン(STUDIO SEVEN)」とのMA-1などアイテムを作る機会が多かったんではないですか?

小木:そうですね。このリーバイスさんとのカプセルコレクションは、1年くらい前から進めていた本当に楽しみにしていた企画で。今ふと思ったんですが、この企画について考えているうちに自分の中でアメカジが再熱してきたのかもしれません。

F:アメカジ回帰はこのアイテムが発端だったんですね。デザインを担当したこともあり、拘るポイントも多かったのでは?

小木:シルエットには特に拘りましたね。オーバーオールは極端なシルエットのものが多くて、ちょうど良いバランスになるように試行錯誤を繰り返して作りました。あと、あと、昔のオーバーオールのディテールを意識しながら、残念ながら閉鎖してしまったコーンデニムの生地を作っていたホワイトオークという工場の残りの生地を使用したりしています。

F:実際にアイテムを作ってみた感想は?

小木:カプセルコレクションという形でアイテムを展開するのは初めての挑戦だったので、苦労もありましたが楽しかったですね。デザイナーという仕事の大変さを少しでも身を持って知れたことは大きな経験でした。「FASHION PRIZE OF TOKYO」の審査員をさせてもらっていることもあり、改めて良いモノを生み出し続けているデザイナーは凄いなと。

F:デザインから審査員と活動は多岐に渡りますが、他に挑戦してみたいことはありますか?

小木:コンプレックスコン(COMPLEXCON)だったり、日本のシーズンごとのMDに関係なく、お客さんにイベントとして楽しんでもらうというやり方は世界的なトレンドになっています。従来の発想に捉われないことに挑戦していきたいですね。

 

Supreme® セットアップ

F:これはコラボアイテムではなくインラインですよね?

小木:そうですね。「ブルックス ブラザーズ(Brooks Brothers)」や「トム ブラウン(THOM BROWNE)」とのコラボでセットアップを出していましたが、シュプリームがインラインでスーツを作っているのは珍しいなと思い、今年の5月ぐらいに買いました。

F:シルエットはゆったりとしていますね。

小木:少しダボっとしていていて、スマート過ぎないところが気に入っています。パンツの丈は少し詰めましたが、あえて長めに残してルーズに着られるようにしています。

F:かなり攻めた色ですね。

小木:普通、この色でセットアップを作らないですよね(笑)。縫製などの作りはしっかりしているにも関わらず、たしか上下セットで8万円ぐらいでした。若い人たちが買える価格帯にしているのもシュプリームの魅力ですよね。カルチャーもしっかりしていますし。

F:小木さんがファッションに目覚めたきっかけは裏原だったんですよね。

小木:色々と影響を受けましたね。ヒップホップを提案している「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」もあれば、「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」好きなバイカー、「バウンティハンター(BOUNTYHUNTER)」を着る玩具好きもいたりと色々なジャンルの人たちが一つになっていたからこそ、裏原という一大ブームに繋がったんだと思います。

 

CHANEL マリンキャップ

F:このマリンキャップはもちろんウィメンズですよね?

小木:そうです。シャネルマークも同色で入っているので、あんまりいやらしくなくて良いですよね。ただ僕が被っているとシャネルだと全然気付かれないですけど(笑)。

F:購入の決め手は?

小木:僕はマリンキャップが好きで今まで色々買ってきたんですけど、基本的に浅いものが多いんですよね。それである時、表参道のシャネルのショーウィンドウでこれを見つけて。ただ、ウィメンズのマネキンが被っていたのでサイズが小さいんだろうなと思って、その日はスルーしたんです。何日か後に思い切って入店して試着してみようと。そうしたら自分でも被れるサイズがあって、高さもちょうど良かったので即購入しました。

F:勝手なイメージですが、小木さんがシャネルを着用しているイメージがあまりなかったです。

小木:僕自身も意外だと思っています(笑)。一応、前にハンチングを買ったことがあるので2つ目のアイテムですかね。

F:ウィメンズのウェアも着ますか?

小木:小物ぐらいで、服はあまり着ないですね。ウィメンズだけれども、前立てがメンズ仕様のバレンシアガのシャツを買ったりはしましたが。

F:ラグジュアリーブランドのアイテムも結構購入されているんですね。

小木:たまに購入しています。ただ「ラグジュアリー着てるぜ」みたいな感じで着るのはあまり好きじゃないです。どちらかというとアメカジを着ているように見えるけど、実はラグジュアリーブランドだったみたい着こなし方が良いですね。

 

KITH×UNITED ARROWS & SONS×New Balance 997 made in U.S.A.

F:こちらは11月に発売された「ユナイテッド アローズ」と「キス」、「ニューバランス」のトリプルコラボのアイテムですね。

小木:2008年に発売したもののカラーリングを再現しています。当時はまだ、ユナイテッドアローズとビューティ&ユースが分かれていなかったんですが、今で言うビューティ&ユースとニューバランスがコラボレーションして、997.5という997のアッパーに998のソールを組み合わせたハイブリッドシューズを作ったんです。ニューバランスの人気のカラーリングをミックスしていて、それがキスのロニー・ファイグ(Ronnie Fieg)の記憶にずっと残っていたらしいんですよね。あのカラーリングでもう一度できないかと。去年からずっと話し合ってようやくリリースできたアイテムなんです。

F:スニーカーはニューバランスが多いんですか?

小木:「ナイキ(NIKE)」が多いですね。でも、たまに履くとやっぱりニューバランスには安心感があります。履き心地も良いですし、デザインもベーシックで合わせやすいですね。

F:手入れにも気を使われていますか?

小木:ブラッシングはしますね。クリーナーは良くジェイソンマークを使っています。

 

NIKE×Kendrick Lamar コルテッツ ケニー III

小木:これは今年本当に良く履きましたね。今年ロサンゼルスでNBAのオールスターがあったときにナイキのワークショップやポップアップがあったんです。そこのスペースで最終日にケンドリック・ラマーのライブをしていたんですが、めちゃめちゃ格好良くて。彼の音楽も好きですし、スニーカーもベーシックだけど今っぽい感じで履けるので良いなと思って買いました。

F:靴紐が少し短めですね。

小木:靴紐を結ばずに、垂らして履くという提案みたいで、わざと短くなっています。ただ、ちょっとサイズが大きかったので自分は普通に結んで履いていますが。

F:今年は他にも靴を買いましたか?

小木:かなり買ったため家の靴箱はパンパンです。部屋にまで侵食しています(笑)。

F:靴選びで得に気にかけている部分はありますか?

小木:スニーカーはつま先がシャープなものが好きなんですよね。革靴みたいに履けますし、ボテっとしているとストリート過ぎてしまい、自分には似合わないんです。

 

今年の買い物を振り返って

F:自身の会社を立ち上げるなど転機となった1年だったと思うんですが、今年のお買い物を振り返るとどんな1年でしたか?

小木:率直に結構買ったなと(笑)。独立して自分が手がけているお店以外もしっかり見るようになって、これまであまり触れてこなかったアイテムとの出会いが増えたからかもしれないです。

F:展示会でもオーダーはしないんですか?

小木:前はしていたんですが、展示会でつけると届いたときに気分が変わっていることが結構あって。その場で買えるお店の方が僕には合っているんじゃないかと思います。

F:今年は服だけでなく、アート作品なども購入されていましたよね。

小木:服のコーディネートと同じで、この椅子にはどんな絵が合うのかと考えるのが面白くて。今まで服のことしか考えてなかったので数はまだ多くないですが、少しずつアート作品も集めていこうと思っています。

■小木"Poggy"基史
1976年北海道札幌市生まれ。1997年にUNITED ARROWSにてアルバイトからキャリアをスタートさせる。2006年社内ベンチャー制度によりLiquor,Woman&Tearsをオープンさせディレクターを務めた後に、2010年UNITED ARROWS&SONSを立ち上げる。また、2017年にはアメリカGQ誌よりBest New Menswear Designersを鴨志田氏と共に受賞した。今年独立し、LEVI'S® MADE & CRAFTED®とのコラボレーションや、PUMA SUEDE 50周年企画に参加するなど、これからの動向に注目が集まるファッションアイコンの一人。

2018年】【2019年

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